私、子供の時からいわゆる普通に分類される子だったと思うんです。
見た目も性格も趣味嗜好も分かりやすく特異な部分ってなくて。

誰にも負けないと言えるほどの特技もなく、延々と熱く語れるほど好きなものもなく。
スポーツも芸術も文学もエンタメも一通り好きだけど、でもどれも夢中にはなりきれないような。

昔から個性を大切にしましょう、個性を出しましょうって言われる度に、私の個性って何だろう？って思ってました。
悩みとまではいかないけど、言われる度に、どうしよーうって。

でも最近、これが私の個性だ！って強く感じられた出来事がありました。
自分で自分の発見っ！

数日前、秋頃にマッチングアプリで知り合った男性とお別れしたんですよ。
付き合ってたわけではないんですけど、短い期間の中でも頻繁に会ったりメッセージのやり取りをしていた人だったので、なんか自然消滅は違うんじゃないかと思って、ちゃんと話し合って、もう会うのやめようっていうお別れの仕方だったんですけど。
そのお別れのきっかけとなった話し合いは、私から切り出したんですけど、その切り出し方っていうのが、「私はあの時こう考えてこう行動してそれでこう感じて今はこういう気持ちです。」って具合に、自分の気持ち・考えとかを全て言語化して、それを相手に投げかけるっていうのなんですけど、、
なんていうか、このスタイルが、凄く私っぽいんですよ。

今回ね、まずはとりあえず今自分が思っていることを全てバーッと書きだして、整理して、それを相手にシュッとLINEで送ったんですけど、その送った文章をパッと見た瞬間、
「うわっ！なんて私っぽいんだ・・！！！」
って凄く思ったんですよ。

私ってこういう人間だよな〜ってなんかしみじみ感じまして。

まぁこれだけではなんのこっちゃって感じだと思いますし、短いフレーズで他の人に私の個性というものを伝えるのは結局難しいんですけど、
でも確かにその時自分で自分の個性を感じられて、なんだかそれが嬉しかったのです。

よくよく思い返せば、中学生の時も友達に長文の手紙書いて渡してたし、大人になってからも親友に何度もスクロールが止まらないLINE送ってましたわ。

「自分の気持ちを言語化して、相手に伝える」行為をする人って言えばいいんですかね？
お気持ち表明みたいなことをよくやる人？
まぁそういうことをよくするし、その行為から、私らしさというものを感じました。

個性って、提示せよと言われるとよく分からないし、探しても見つからなかったけど、こんな些細な一コマで、強く感じられるものなんだな〜って思ったのです。
自分と全く同じ人はいない。一人一人がオリジナルで特別な存在。
って、よく聞く言葉で、頭では分かってはいるんですけど、でもどこかぼんやりとしか感じられていなかったけど、でもやっぱりそうなんだろうなーって今回を機に思いました。急に。

例えワンフレーズで上手く言い表せなくても、一人一人その人だけの「らしさ」があって、それが「個性」なんだなって思います。

私にもちゃんと個性があるんだって、感じた話。