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愛する人に送る歌 Now and Then

※アメブロに投稿した記事をnoteにも投稿します

みなさまご存知のとおり、11月2日23時(日本時間)、
ビートルズの最後の新曲が発売されました。
曲名は "Now and Then"

1995年のアンソロジープロジェクトに際して、ジョンが残した未発表曲をヨーコがポールに渡した中に入っていた曲のひとつです。

2023年にビートルズ最後の新曲・・・夢か幻か?
そのニュースを聞いてからというもの、ふわふわした夢見心地な日々を過ごしていました。

1995年に発表されたFree as a bird、Real loveに続き、
リアルタイムでビートルズの新曲が聴けるなんて!!
わくわくソワソワ、1960年代のファンの人たちはこんな気持ちだったんだろうな〜

普段はCDで購入するのですが、今回ばかりはリアルタイムで聞きたいので配信で。(ちなみに赤盤青盤、CDシングルも予約済み!)
当日、その時が来るのをPCにかぶりついて待ちました。
待ちに待ったビートルズの新曲。

胸がいっぱいになり、言葉がありませんでした。

※この時点ではまだ赤版青盤は発売前だったので家にあるLPの写真を※


この曲はジョンからポールへの手紙。
そしてポールがジョンへ送った心からの手紙でもある。

ありし日の深い深いつながり。
いろんなことがあって、ゴタゴタしたり、時にはいがみあったりぶつかり合ったりといったこともあったよね。
でも今はそれすらもいとおしい。

そんな気持ちをひしひしと感じ、感激してその夜はよく眠れませんでした(笑)



そして、翌日公開されたMVはさらにグッとくるものがありました。

80代になったポールがオーケストラの演奏を眺めているシーン。

オーケストラとともに、若かりし頃のメンバーが出てきて、演奏したりおどけたりする姿を80代になったポールがしみじみと眺めている様子。
過ぎ去りし日の仲間たちを、あの日々をいとおしむような満足げな表情にまたうるうる。


曲に関してはあれこれ意見があるみたい。
みんな思い入れがあるゆえ、当然といえば当然かもしれませんが・・・

もしもっと早い時期にこの技術が追いついていたら
もっとポールが若かったら
ジョージが今も生きていたら
なんなら、もしジョンが生きていて4人でこの歌を歌えたら・・・

この歌はもっと違うものになったでしょう。


でも、” if ” のことを考えてもキリがない。

ポールは ” if ” を超えて全てを受け入れ、そしてこの歌に向き合った。
今だからこそ歌える歌。

I miss you と重なり合う二人の声。

30代のジョンにいつくしむように寄り添い、やさしく声を重ねる80代のポール。

どういう思いでポールはコーラスを入れたのでしょう。
重なり合う想いに胸がいっぱいになりました。
今、こうやって一緒に歌えて、きっと本当に嬉しかったんだろうなあ。

I miss you、本当にそうだよね。


グラニースミス。言わずと知れた、アップルレコードのりんごです!
ナイスなタイミングでお取り寄せできました〜嬉しい!


不思議なのですが、MVを見ている時、
今の自分と一緒に、若い頃のなつこ(わたし)もそばにいて一緒に見ているような感覚がありました。
80代のポールが若かりし日の自分たちをながめているのと同じように。


たまたま聴いたカセットでビートルズを聴いて衝撃を受けた12歳の自分

レンタルCDをカセットテープにダビングして毎日ビートルズを聴いていた、モヤモヤを抱えた中高生時代

何者でもない自分にいつも焦っていた20代

ただもう、育児に追われた30代

仕事で結果を出そうとがんばっていた40代

そして48歳の今のわたし。

たくさんの自分と一緒に、おどけて嬉しそうに演奏する4人を見ていました。


そう、12歳で初めて出会ってからずっと彼ら4人はわたしのそばにいて励まし、
支えてくれていたんだ。
ずっとそばにいてくれたんだ。


そして、ポールが語りかけてくれる。


人生いろいろあったけど、悪くなかったよね。
こうやって出会えて、しあわせだったよね。
すごくすごくしあわせな人生だったよ。


うん、そのとおり。

4人のおかげで、しあわせな人生だったよ。
そしてこれからも、4人を支えに前を向いて生きていくよ。

4人には感謝しかありません。


グラニースミスでアップルパイ。
家族に大人気ではじっこしか残っていなかった(笑)


MVのラストは、ああ、これで本当にビートルズは終わるんだ・・・という気持ちでまた胸がいっぱいになりました。

もちろん、これからもリマスター盤やイベント、ソロ活動などはしていくだろうけど、ビートルズの活動はこれで終了。

いろいろ受け入れて、ポールは自分で幕引きをしたのでしょうか。

切なく、寂しいですが、あっぱれとだとも思う。

Now and Then。
わたしも愛する4人、そして愛する大切な人たちを思いながらこれからも聴いていきたいです。

本当にありがとう。

ビートルズよ、永遠に。


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