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【Lisbon9/リスボン9】サン・ジョルジェ城とくじゃく。

リスボン大聖堂から歩けないこともない、とはGoogleマップさん情報。しかしなにせこの坂(まだ言うw)、乗れるバスがあるならとバス737番に乗りCASTELO駅へ。そして目指すはサン・ジョルジェ城/Castelo de Sao Jorge。城というよりは、要塞。キンピカ「お城」とガッツリ「要塞」、言い方分けてくれると嬉しいなぁと思うのは私だけなのか…?(いやしかし「城塞」という言葉もあるな…)

奥に見える川の近くから来たのです。まぁ歩けないこともない、のかな…?

この↓城門をくぐって少し進むと城の入口、チケット売り場へ。途中で絵やアクセサリーを売ってる人や、路上ライブ?してる人たちが。

入口入ってすぐのところ↓。右方向にぐるんと回ると城(要塞)と遺跡、その手前奥にミュージアム。左側は周囲を見渡せる、眺めのよい場所。お散歩だけでも楽しめそう。

広〜〜い。

城の全容はこんな感じ↓で、薄い緑色の三日月のような左半分がサン・ジョルジェ城の敷地。③がお城。ここから、あるいは地図でいうと下の部分から川や市を見渡す景色が絶景なんだそう。上の写真から見てもその奥の景色が楽しみ♪

ちなみにここ要塞化が始まったのは紀元前とのこと。古…

さてところで、高い所からのリスボンの景色は既にいくらか見てきて、今回は坂の上のお城。城好きかといえばそれほどでもなく(高いところは好きだけどw)何がメインの目的だったかというと、なんとここにはクジャクがいるらしいのだ🦚。
運がいいと見れるよという情報をネットで発見、それは是非見てみたいやろと、なんというかまぁクジャク目当てだったワケです。はいー。
ちなみにここへ行くことは前夜に突然決めたので、他の事前情報はゼロ。後から、もっと下調べしてじっくり見学してもよかったかも、なんて思ったりも😅


入り口に入って早速木の上に1羽発見。クジャクって木に登れるんだ…

あ、ってことは飛ぶのか…
そしてこの姿はなんだか鳳凰とか想像しちゃう…

更に少し先で出会ったのは、階段をテケテケとリズミカルに上り親子に寄っていく1羽のクジャク。お顔隠してますがニコニコと微笑むご両親、しかし怪訝な顔でガン見する坊ちゃん👩‍🦲

この後しばらく首をクックッと前後に振りながら坊ちゃんの反応を見ていたクジャクw
ちなみにこの坊ちゃんは、泣きはせず、ただただじーーーっと凝視してました。

エサを持っていない人に寄っていくとは、どうも人に慣れている様子。帰るまでに、羽根を広げているクジャクも見れるかもと期待をしつつ、城に来たのでまずは要塞に行きましょ、と城壁の厚さ8mという立派なサン・ジョルジェ城本丸へ。さすがは要塞の貫禄。

外からは中が見えないのだ。
先ほどの全体地図の③〜⑥部分を拡大したもの。この図の左2/3が要塞部分。

石橋を渡って中に入ると、周りが石で囲まれている(ま、そりゃそうなんだけどさ)。とにかく囲まれていて↓、外が見えない。この広さがあっても「周囲が見えない」ということに何故か不安を感じるのものなんだな、と実感した。とはいえ戦時中はそれが安心になったということなのかもしれない。な〜んて。
右に階段があるので、おぉここから上へ登れば外の景色が拝めるんだな、と迷わず階段へ。

階段は狭いので、途中の待避所で混雑を避けつつ、降りる人上る人交互に進む。

おぉ〜〜〜。

ひゃは〜〜〜(語彙!)

ポルトガル国旗とリスボン市の旗がなびきます。

こういうところには必ず錠前がw てか君たち願掛け用にいつも鍵持ち歩いてるん?
叶うといいね(ほっこり)。

お昼には大聖堂から眺めたリスボン市内と川を、今度は城塞から。

右奥に見えるのは、サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会と修道院 /Mosteiro de Sao Vicente de fora


覗き込むのも好き。窓があれば中からひょいと。

地図の残り1/3部分は、ムーア人が占領していた時の王宮の遺跡があるということで、ちらっと寄ってみる。

好きな人にはたまらないんだろうなぁ


要塞(本丸部分)を出て、ミュージアムをちらっと覗こうと向かう途中、羽根を閉じたばかりのクジャクに出会う。

美しいんだな、これが。

近くで別のクジャクが大きく羽根を広げていた。


他にもあちこちで羽根をおっぴろげるクジャクが。クジャクが羽根を広げるのは求愛行動と聞くけれど、お客さんたちにこんなに惜しみなく(?)求愛行動するものなのか?え、ていうか求愛なのこれ?
など不思議に思っていたら、突然ア゛ァーア゛ァーとすごい声が。城内に入ってから何度も聞いたこの声、威嚇の声なんだそう。ということはあちこちで求愛と敵への威嚇が行われているということなのか、この城内。

(こちら、すごい鳴き声出ます。クジャクは後ろ姿というこれまた貴重なw)


さて、ミュージアムでは、当時の動物の骨やそこから作られた武器や食器の一部なんかもあったけれど、やはりポルトガル、アズレージョという独特のタイルに目がいっちゃう。建物の壁に今でも敷き詰められている。

いろんなモチーフがあるんだなぁ。当時から凝った模様がたくさん。


ミュージアムの手前は、何羽ものクジャクがいて、2羽が交互に羽根のお披露目大会をしていた。窓際で見学しているのもいる。ここだけで5〜8羽+鳩。こんなに群れて、しかも近寄る見学客にも動じない、こんなに人に慣れるもの?そういえばさっき、遺跡の横にクジャク小屋を見つけたけど、結構な大きさだったな。ぜんぶで何羽いるんだ、これ…。

サービス精神旺盛な2羽が、あるいは数羽が交互にステージ上のパフォーマンスのようにお客さんを楽しませてくれている。なんて素敵なことだ😄


ミュージアムを後にし、近くにあった1500年代のポルトガル国王マヌエル1世像を。

横には何やら注意書きが。

なんだか左足の指の部分が修復されているっぽい?

注意書きにあった写真を見ると、どうやら願掛けか休憩かでいろいろと触りまくられ重さをかけられた結果、足先部分が欠け落ちたらしい。「触らないで」とのことであった🦶


入口から左の部分、ここから少し早い夕方の景色を。

そりゃ見晴らしがいいのだから、砲台もあるだろう。要塞、だったんだよね…と改めて。

結構な大きさです。

屋根のくすんだオレンジ色(薄茶色?)と川の水色、葉の緑のコントラストがなんとも美しい。


青ーー 水色ーー(語彙!)


最後に凛々しいクジャクさんに。

おや、目が合いましたね。

この子は凛としてたなぁ。

さくっと見学…のつもりがここもかなり長居しちゃった。それでも全然足りなかった。景色でお腹いっぱいに…はなるけど、本物のお腹は別物。お腹空いたのですw

敷地から出たすぐ後にあるアイス屋さん。狙ったようにあるやん…

そりゃ、食べるやん!

この後、日が暮れるあたりのちょっと空いた時間に、やっとサンタ・ジュスタのリフトに乗るのだ〜

(続く)


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