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【Lisbon2/リスボン2】ベレンの塔、記念碑など。

 リスボン中心地から少々離れた場所を観光すべく、本日は西の方へ。
カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)という地下鉄の駅から、路面電車15Eに乗り換え…で、方向音痴の私は早速来た電車に飛び乗りそうになるも(地下鉄から降りて階段やエスカレーターで地上に出た時点で方角失ってるあるある)、
「焦るな、私よ。予約しているわけではないではないか。そしてどれだけ遅れても誰にも迷惑かけることはないのだ。落ち着け。」(←誰これ) と冷静に戻った。
そうだ、昨日の今日でまだこの町の地形的高低差に慣れてないし(この時点では頭がまだまだ「?」だらけ)、のんびりいこうじゃないか。

と、改めて自分の行くべき方向を確認し、正しい電車に乗ることに成功😌 
(ちなみにここから乗るべきトラムは、地下鉄から外に出て、手前ではなく向かい側の停留所から出る15E)
←飛び乗りかけた電車は逆方向

さて、「ベレン/Belém」とは区域を指すので、ベレン〇〇とかXXベレンとかいう停留所があり、気を付ける必要がある。しかし車内に次の停留所を示す液晶掲示もなければ、一両の車内は混み混みで、停まった所の名前を窓から確認することもできない。
まぁ観光客が多く乗っていそうなこの雰囲気、みんなが降りるところで一緒に降りればいいかな〜、なんて軽く考えた。あれ、ちなみに私の降りたい所って「Lg. Princesa」ではなかったっけ…? ←「Belém」関係ない💧

(※ここは私の勝手な妄想&後からわかる範囲で調べた結果です。言語は…スペイン語かイタリア語??よくわからん)
1.誰かが「ここ(で自分は降りるべき)か?」と運転手に聞いたその駅は、「Belém」であった(のだろう)。そして運転手は「ここではない(もっと先だ)」と言った(ようだ)。
2.その次の駅で、先に降りた誰かを真似るように、我も我もと観光客っぽい人々が降りていく。
なので私も「我も」とそこに混じった。はい、これが間違い😭

「ベレンの塔」へ行きたい私。一方この駅で降りた彼らの行く先は、これまたベレンの塔と同じくリスボンカードで無料になる観光スポット、そしてベレンの塔に近いといえば少々近い、「ジェロニモス修道院」であった(ようだ)。
…ちーん😭

さて、どうする?

次の電車を待つには20分以上、この修道院にも後から行く予定なので先に修道院を見ようかとも思ったけれど、10時前のこの時点でものすごい行列、何台も停まっている観光バス、更に次々に専用パーキングに到着する観光バス、を見て「ダメだこりゃ(いかりや長さん調)」と、とここからのんびり歩けば到着できると知ったベレンの塔へ、徒歩で向かうことにした。
だったらまずは水際へ出て、海沿い散歩といこうではないか。

※ちなみにここの水場はテージョ川という。そう、川なのである。
淡水のこの川は、しかし大西洋に繋がっている。塩水になるその境目はどの辺なのだろう…

こういうのが一人旅の醍醐味。自由気ままに行動できる(たとえ道に迷っても…)。
そして見つけたモニュメント。

この大きな車道、渡れそうな歩道が見当たらない…と一瞬焦るも、前を行く親子が地下道への入口を見つけ入っていったのを見て、「我も」と続く。階段降りてこの車道の下を横切る形で、モニュメント側へ渡ることができた。(今度の「我も」は正解w)

「発見のモニュメント」と呼ばれる記念碑。先頭のエンリケ航海王子をはじめ、大航海時代の各種専門家などがいる。で習った記憶のあるバスコ・ダ・ガマやザビエルもいる。

左右対称(同一人物が同じ位置に描かれている)かと思ったが、そうではなかった。のべ30人ほどいるそう。
ちなみに真正面から見るとこんな感じ↓

正面図。マンボウを正面から見た図のようで、ちょっとおもろい。


さて、発見のモニュメントを過ぎると、ベレンの塔と灯台が見えてきた。

白いのがベレンの塔。赤と白のシマシマの灯台は、1940年のポルトガル万博のために建てられたシロモノ、謂わば機能的には偽物…(あ、言っちゃった💦) でもこの様相が美しいからいいのだw
公園の近くにあるので、緑が多い。
いいですね、緑と、海の青への入り口と。


さて、2つ前の写真では、まっすぐ歩けばここに到達するように見えるけれど、実は途中で道が切れていて、ぐるんと迂回することになる。とにかくやっと到着、ベレンの塔🎊
500年ほど前、バスコ・ダ・ガマの世界一周という偉業の記念に建設された、灯台と要塞の機能を併せ持つ世界遺産。リスボンカード(無料認定w)で、入口への橋を渡りぐるっと回った水側(左奥)へと移動する。30分ほど並んで待つ感じかなぁ。

…いいんですよ、待たされたって。…なんでも美しいからさ…

ところで、4月上旬のリスボンは午前中20℃少し下、午後には少し超える、という具合。ただ風が強いので、風が吹くと突然曇り空になり体感気温はぐっと下がる。待ってる間もかなり寒かった〜
(実はここで気になっていたのは、こんだけ並んでやっと塔に入って、そしたら上へ下へとぐるっと回って塔から出るまではおそらくお手洗いがないということ…昨晩からユルいお腹はまだ少々続いており、少々ビビりながら並んでいる私💧)

中はそのままにしてあり、古いのがわかる。ま、500年前ですからね。
何かを展示とか、リノベはしていない。一番上の階はチャペル(跡)。

窓から川を見ると、要塞らしく見晴らしは当然良い。狭いバルコニーへは並んで順番に移動。立っているだけで素敵な母子がいたので、思わずパチリ。

絵になる…

順番は前後するけど、入口から入ってすぐにある砲台室。16台あるそうで、全て窓に向いている。16台全て稼働することを想像すると、ちょっとグッとくる。


外には塔の模型が。

夕方のようだが、まだ昼前…


さて、塔から外を見回していると、このすぐ隣りに見えた建物が軍事博物館、その隣には何やらモニュメントがあるらしいのを知り、昨晩からユルかったお腹もそろそろ落ち着きを迎えてきたかということで、先ほど素通りしたジェロニモス修道院へ向かう前に、寄り道することに。

(続く)


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