目覚まし時計が止まってた

福井へ行くのに寝過ごした！

身支度を整えて、猫たちに地鶏肉のごはんを。

出掛けようとしたとき、宅急便がきた

先日、 ヤフーショッピング 25%オフで購入した。 きなこねじり、チョコレート とミネラルウォーター などが届いた。

 水は 500ミリリットル24本入り 重そうだったので 玄関を入ってすぐのところに置いてもらおうと、 

こちらにおいてください。 とわたしは言った。

 ところが、 宅急便屋さんは 玄関のタイルを靴のまま入り、 土間から上がったところに段ボールを置いた。

あ！そこじゃ、ここは土足厳禁なんです。 

私は焦った。 

なぜなら、 家の玄関の中のタイルは、 あいちゃんがころんころんころんころん転がるところなのだ。

だからここは土足厳禁なんだ。

ところが、 それは知らない宅急便屋さんは、 靴のまま タイルを踏んだ。 

これはもう、 どうしたらいい？ 大変な事態だ。 

靴の裏底というものはいろんなものをつけている。 まず目に見えないウイルス、菌。 

それらは、 もしかすると猫に大変な害を与える場合がある。

だから家では、 土足厳禁になっている。 

講座など人がたくさん入る時は、 それ用の、 マットをタイルの場所に敷いて普通に上がってもらうようにしている。 

しかし、 タイルそのままを 土足で。靴のまま 踏むということは、 あいちゃんがころんころんころんする、その愛ちゃんの猫毛を、 靴の裏底にくっつけるのと同じなのを イメージをしてもらいたい。 

それはあかんやろ。 私には耐えられない。 

可愛い可愛い美しいあい妻が 人の靴底でスリスリされるだなんて、想像するだけでも、気持ち悪い。 頭がおかしくなりそうだ。

そして出かけようとしていた私は、 まず運んできた段ボール箱。 全部開けて。 裏を見た。汚い黒くなっている！

中のものを全部取り出し、ダンボールを玄関の扉から 怒りに任せて放り投げた。 

そしたら、あいちゃんが タイルのところに置いてこようとする。

やめてー！仕方がないから愛ちゃんを運んでトイレに閉じ込めた。

 ごめんなさい私がいけなかったの。ごめんなさい。私は心の中で叫びまくった！

そして持ち込まれたダンボールを、玄関から 投げ出した！

高圧洗浄機をスイッチを入れ、 除菌除菌除菌除菌除菌

ウィルス除菌行うしかなかった！

そしてもう気持ち的には

がっくり来てるのと、

時間に焦っているのと、

すまないと思っているのと、

どうして理解されないんだ？この生活が！

と社会から隔絶されたような気分になり、心の中は、ぐるんぐるんしていた。

そしたら玄関先で転びかけて、また3番をひねった。またやっちまったぜ。。それからまた胸が痛くなる。

そして掃除をはじめる。

高圧洗浄したあと、タオルで雑巾がけをして、洗ったばかりの猫用大きいタオルを敷いた。

ここは、あいちゃんの寝床なんだ。

決して人が靴で靴で、踏みしめるところではない！

それがこの家のルールだ！

それがこの家のルールだ！

そして愛ちゃんを守る私のルールだ！

愛ちゃんを守る私のルールだ！

心が叫んだー！

愛ちゃんを守るんだ私は。

愛ラブ愛ちゃん。愛ちゃん。私は叫んだー！

 そしてそれから息を整えた。 

かなり過呼吸、深呼吸＆深呼吸。

まず深呼吸。

トイレからあい妻ちゃんを出さなくては。

トイレから愛ちゃんを出して、

ごめんね愛ちゃん綺麗にしたよ。ころんころんしてもいいぐらいに。敷いたけど、ちょっと待ってね。乾くまで待ってね。私がいけなかった。はっきり言えなかった私が悪かったの。ごめんね、ごめんね、ごめんね。

 愛ちゃんに謝った。 

龍ちゃんはちょこっと見に来たけど。 私の
怒りまくる姿にビビって隠れてしまった。 

大切に思っているのは、猫たちの 健やかな暮らし。 まだまだ発展途上だけど。 なんとか守りたい。 私が守りたい。 その気持ちでいっぱいだった。 

私は、 小さな小さな家族。 愛ちゃんと龍ちゃんの ふたりの猫を家族と思い暮らしている。

だから、 毎日ごはんも作ってる。 

一緒に楽しんで。 １日１日過ごしていることに喜びを感じている。

愛ちゃんの日常を制限することなく、タイルでころんころんできるようにして、やっとこれで出かけられる。

しかし、 どうしたらこの家のルールが

わかってもらえるのだろうか。

親しい友達も まだ理解できてない人がいる。

どうしたらこの 私が愛ちゃんと龍の 健やかな日々を守りたいことから決めたルールを 伝えることができるだろうか。 

そう思いながら、 家を後にした。 

行ってくるね。 の挨拶に 、愛ちゃんは、額を、私の手に擦り付けてきた。 

龍ちゃんもようやく出てきた。

どこ行く どこ行く？と聴く

もう大丈夫だよ。 行ってくるね。

 夜には帰ってくるから。 

そして私は家を出た。

本編は前投稿の『福井　ピアノコンサート』

https://note.mu/hakuroumio/n/nce166c68f37c