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思うところなど

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主に恋愛について、思っていることや思い出を書きます。 何かと悩みがち。
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見ちゃいけない二人を見たら

大人になると色々ある。 なに不自由なく暮らしているように見えても、裏へまわればため息の種の一つや二つあるものだ。 それが恋愛ごととなれば尚更である。 10代の頃は恋の噂話というものに興味津々で「誰それが付き合ってるらしい!」みたいなことでたわいなくきゃっきゃしていたが、大人になるにつけそんな単純じゃなくなってくる。 自分も周りも、人に言えることばかりじゃなくなってくるのだ。 ◇ 昔むかし、一週間の内に二度同じホテルの同じバーに行ったことがあった。 別の場所で食事をした後

恋愛と生活感の両立

昔愛していたおじさまと家が偶然近所だったことがあった。 全く別の所で出会ったのだが、歩いて10分掛からない所に住んでいることが判明したのだ。 以前そのおじさまとの思い出を小説仕立てにして書いた時は『坂を一つ越えた所』と書いたが、実際には坂を登ったらもうそこにあるぐらいの位置だった。 しかも、以前から通りがかるたびに素敵だなと思っていたマンションだったので更に驚いた。 同じ区に住んでいるだけでも奇跡かと思ったのに、そんな近くの、よく知っている所に住んでいたなんて。 おじさまも

落ち込んでいる

近ごろ、年の差恋愛って世間から白い目で見られているっぽいことを知って落ち込んでいる。 白い目っていうか、一言で言えば「きもい」みたいな? ‥‥‥‥‥‥。 ‥‥‥。 泣きたい。 私は20代前半から常に年の差のあるおじさんと恋愛しているが、せいぜい好奇の目を向けられるぐらいで、白い目で見られていると感じたことはなかった。 年の離れたおじさまの素敵さについて熱く語っても、女の人は無関心で、 「花野とは永久にライバルにならない」 「趣味が合わなすぎて逆にすがすがしい」 「無いわ〜

自分から一歩を踏み出しすぎる

noteを書くようになって過去の恋愛を思い出すにつけ、 「なんか‥‥私って自分から行動起こしすぎじゃない??」 と気づいた。(気づいてなかったのか) 今までnoteに書いた話の中だけでも、 Kさん →話したこともないのに私が突然告白した Sさん →最初に連絡くれたのは向こうだが、先に踏み込んだことを言ったのは私 Tさん →とんでもないモラハラとパワハラを受けて心身を病みそうになった相手だけど、元をたどれば私から電話をしたのだった Rさん →初対面で『今度お食事に誘っ

こども扱いされたい

仕事中などに誰かが「は〜疲れた〜」と言うと、すかさず 「疲れますよね〜〜!人生って!」 と言ってしまう。 「え、人生??そこまでは疲れてないんだけど‥‥」 「大丈夫?津田ちゃん」 などと返される。 わたし的には疲れているのだ、人生持ち出すレベルで。 そんな中、おじさまにまで冷たくされたりすると本当に壁に向かってうずくまりたくなる。 私が好きになるのはいつも2〜30歳以上年上のおじさまだが、自分が年下扱いされていると感じたためしがない。 それは対等な関係性だからとか私が大人

世の中は広いから大丈夫

毎年、お正月に親戚一同が集まる新年会がある。 昨年集まった折、その春から中学に入学する女の子がいたので 「何か心配なことない?」 と聞くと、彼女はやや神妙な面持ちになり、 「友達ができるか心配」 と言う。その中学には知り合いが一人もいないから、と。 私が力を込めて、 「大丈夫!友達なんていなくたっていいんだよ!」 と言うと、周囲の大人全員から「いや、いた方がいいだろ」と総ツッコミを受けた。 ごめん、言い方間違えた。 『身近にいなくても大丈夫』と言いたかったのだ。 私自身も

とても甘くて、いまだに苦い

「僕は、はっきり言ってあなたに惹かれてるんですが」 と正面切って言ってくれたおじさまがいた。 うんと若い頃の話だ。 20歳年上で、真面目な眼鏡をかけていて、スーツがよく似合って、冷静だけど優しそうで、私の好みのタイプを絵に描いたような人だった。 しかし、その恋は瞬く間に終わってしまった。 その彼は、共通の知人であるOさんが仕事上のことで引き合わせてくれた人だった。 Oさんというのは、社会的な貫禄はあるものの常に爆笑トークを繰り広げる面白いおじさんで、私のことをよく食事に連れ

いろんなイキ方についてのこと その5

最近気分が落ちていてすっかり性欲も減退気味だったのだが、いつもnoteで愛読している女の方々がエロ方面の話や可愛いイラストを開放的に書いているのを見て「私もこうしちゃおれん!」と謎のやる気が出た。 というわけで、以前書いたイキ方の話について、その後気づいたことを書きたい。 以前書いたもの↓ のっけから余談なのだが、2年半前にその1〜4を書いた時、当然のことながら(?)R18指定が付いた。 でも『こういう話、超・大切な事だと考えておりまして、少しでも多くの女の人達と共有し

おじさまが喜んでくれるお稽古事

実はけっこう長い間、小唄と三味線を習っていた。 いやいや「実は」だなんて、もったい付けたわけでは全く無く、単に堂々と言えるほどの腕前じゃないだけなのだが。 (あと、狭い趣味だからひょっとして身バレしちゃう??とも若干思っていたのだが、よく考えたらそもそも注目を浴びていないことに気づいた) 忙しい会社勤めのかたわら習い始めたのは、三味線の音が大好きだったからだ。 歌舞伎や落語に行くたびに「いいな〜」と思っていたのだ。 ◇ 私のお師匠さんというのは、花柳界が華やかだった昭和

永遠が無いことはわかっている

私はおじさまを好きになる時「約束はいらない」と思っている。 未来の話はいらないという意味だ。 そもそも好きになるおじさまが約束なんぞできない相手だという場合もあるが、たとえそうじゃなかったとしても、永遠に続くものなんて無いと思っているのだ。 テイラー・スウィフトとNFLのスターの1人トラヴィス・ケルシーが付き合い始めたらしいという話を聞いた時、私は2人とも好きなので「超・大ニュース‥‥!いいじゃん!」と思った。 だけど、先日ケルシーがテイラーと過ごすために9億円の家を新たに

小説の『君たちはどう生きるか』が大好きだけど、映画の方もすごくよかった

私‥‥実はジブリの映画に全然詳しくなく、観たことがあるのがナウシカと、火垂るの墓と、耳をすませばと、千と千尋と、コクリコ坂と、風立ちぬと‥‥えーと‥‥という感じなのだが、しかし『君たちはどう生きるか』があまりにも良かったので、僭越だけど自分の心の記念に書いてしまいたい。 ※ネタバレというか最後の方のシーンについて書いちゃってます。 ◇ 私は、そもそも吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』が人生の10冊に入るぐらい好きだ。 それとこの映画は関係ないらしいと聞いてはいたが

月の話をした夜

今でも思い出す月の晩がある。 もう何年も前の中秋の名月のことだ。 おじさまと外で食事をした後、私の部屋で飲み直そうとしていた時だった。 「そういえば今日は中秋の名月ですね」 「あ!そうでしたね」 ベランダに出てみたけど月は見えなかったので、外まで出てみようかということになった。 「じゃあそのまま外でお月見しながら飲んじゃいましょっか?」 私はレストランでもカフェでもテラス席が大好きなのでそう提案した。 そして赤ワインのボトル1本とワイングラスを2つ手にぶら下げて、近くの小高

おじさまのための水着

せっかく夏なので夏らしいことを書きたいな、と思った。 真っ青な空、もくもくの白い雲、太陽を浴びながら海まで歩く道。 ビーチサンダルに砂が入って来たりして。 日が暮れるのが遅くて、日が暮れた後も夜が長くって。 夏っていいな。 おじさまと泳ぎに行った時だって‥‥‥‥ エート‥‥ ‥‥あれ? 記憶を掘り起こせども掘り起こせども、そんな思い出は無かった。 おじさまと海、行ったことなかった。 そもそも私の好きになるようなおじさんって、海とかプールとか無縁な雰囲気なのだ。 まごう方

古いものばかり好きな私だけど

これまで好きになったおじさま達から「あなたもずいぶん古いな」と言われることがしばしばあった。 それは私にとっては最高の褒め言葉だ。 ‥‥あ、違うな。「可愛いよ」の方が嬉しいな。 でも古いな、と言われて嬉しいのは本当だ。 ー 過去の会話より ー 例1 「あなたドラマも観るの?」 「私『奥さまは魔女』が大好きなんです!初代ダーリンの頃までしか知らないんですけども‥。あと『刑事コロンボ』の旧シリーズの方とか‥」 「ずいぶん遡るね」 例 2 「エノケンって知ってますか?」 「♪