花野組福岡「作家塾」

福岡で「作家塾」という小説・脚本(シナリオ)講座を14年以上、運営してます。 小さい塾…

花野組福岡「作家塾」

福岡で「作家塾」という小説・脚本(シナリオ)講座を14年以上、運営してます。 小さい塾ながらも、コンペ入賞/作家デビューの実績が多数ございます。 noteでは「作家塾」で最重要視している「プロット」の理論を中心に物語を作る事に関する様々を書いていきます。

最近の記事

noteはお休みしてます。

noteに書かせて頂くのは、かなり久しぶりになります。 その間も、時々、フォローをかけて下さる方が居て、有り難くも申し訳ございません。 映画制作やイベントの運営などで、かなり多忙になってしまい、noteを書くのはお休みさせて頂いています。 ただ、本店の「花野組福岡」公式サイトは、頑張って更新させて頂いています。 もし、noteでの私の記事をご覧頂いて、ご興味を持って下さった方は、ぜひ花野組福岡の公式サイト(http://hanano-prod.com/)をご覧頂けまし

    • エドガー・アラン・ポー「大鴉」を元にした短編映画を上映。

      花野組福岡が製作した映画「ポーの彼方」の前売り券の予約が開始しました。 映画「ポーの彼方」は、エドガー・アラン・ポーのミステリー小説「大鴉」を原案とした映画です。 ロケ地は、北九州市・若松の「旧古河鉱業若松ビル」です。 入場料は、500円。 上映日は、3月25日(土)。 会場は、北九州市の「松本清張記念館」です。 前売りチケットご予約をして頂いた方には、ご予約特典として「特製小冊子」をプレゼントします。 映画の詳細は「花野純子 ARTIST WEBSITE」でご

      • 「和多屋別荘」での小説ワークショップ1回目。

        先日の1月15日(日)、佐賀県・嬉野温泉「和多屋別荘」での小説ワークショップ「プロが教える小説の書き方・連続講座」の1回目が終了しました。 (このワークショップは「三服文学賞」関連の企画です) 作家塾の講師でもある「花野純子」が講師として招いて頂きました。 当日は、プロットの書き方等を講義し、参加者の皆様に、その場で30分間でプロットを書いて頂きました。 短い執筆時間でしたが、思いの外、皆様、良い作品を書いて頂きました。 また、講義の様子は「和多屋別荘」インスタでラ

        • 小説やシナリオのプロットの初稿は90分で書く

          小説や脚本のプロットの書き方について、これまでもnoteで理論みたいな事をいくつか書いてまいりましたが、今回は、実際に書くにあたってのコツをお伝えします。以前も、似た様な事は書きましたが、今回はより踏み込んだ内容です。 ・<手書きが良いです> 手書きの方が感情が入り易いです。これは手書きの手紙の方が心がこもっていると言われるのと共通しています。 ・<90分くらいは時間をとって書く> 新たなプロットを書き始める際には、90分くらいは時間を確保しましょう。 ・<集中できる環

        noteはお休みしてます。

          日本初!温泉旅館・主催の文学賞。関連の「小説講座」で講師をします。

          <三服文学賞が始まりました> 九州・佐賀県にある嬉野温泉「和多屋別荘」が主催する日本初・温泉宿主催の文学賞「三服文学賞」が文学作品を募集中です。 作品の募集期間は、2022年11月〜2023年3月19日までにWEBか郵送での作品を投稿、もしくは直接、和多屋別荘に作品をご持参ください。 応募ジャンルは、小説、短歌、俳句、エッセイなど幅広い文学ジャンルで応募できます。 文字数制限は2000字以内。原稿用紙5枚までとなっています。 そして、大賞は賞金10万円と和多屋別荘に1

          日本初!温泉旅館・主催の文学賞。関連の「小説講座」で講師をします。

          オチとは作者の結論<小説・脚本書き方プロット講座⑩>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第10回目。 今回は、物語の最後を飾る「オチ」(結末)の話をします。 オチは、物語の着地とも言えます。着地ですので、華麗に着地しなければなりません。 つまり、オチはキレがいい方が良いです。 具体的には、物語が感動的に盛り上がったクライマックスを終えたなら、その後に来るオチは、短くさっさと終わった方が良いです。 そして、オチは、作者がそ

          オチとは作者の結論<小説・脚本書き方プロット講座⑩>

          クライマックスとは主人公の内面の大逆転劇<小説・脚本書き方プロット講座⑨>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第9回目。 ある程度、物語が書ける初心者さんは、大抵の場合、クライマックスの手前までは書けます。 物語の主人公や世界観の設定や物語の小ネタは割と書ける人が多いです。 ただ、難しいのは、クライマックスです。 多くの人が書いてて壁に当たるのが、クライマックスとオチが上手く書けない事です。 物語の始まりと終わりで主人公は大きく変化した方が良

          クライマックスとは主人公の内面の大逆転劇<小説・脚本書き方プロット講座⑨>

          プロット完成度/8割・9割・10割問題<小説・脚本書き方プロット講座⑧>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第8回目。 本日は、<プロットの完成度>についてご説明します。 「作家塾」では、生徒さんに“プロットを完成させてから本編(小説や脚本)執筆に移行して下さい”とお願いしています。 プロットの完成度にも段階がありまして、リライトを重ねる事で少しづつ完成度の段階が高まっていく感じです。 そして、プロットの完成度が本編を執筆する際の苦労の度合い

          プロット完成度/8割・9割・10割問題<小説・脚本書き方プロット講座⑧>

          初心者の筆が止まらずにプロットを完成させるまでの具体的な方法<小説・脚本書き方プロット講座⑦>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第7回目。 本日は、プロットを書くにあたっての具体的方法について。 ・手書きで書く プロットを書き始めの段階では、鉛筆などの手書きで文書を書いてみると案外、書きやすいです。 小説を書くと言う行為は、作家の感情表現でもあるのですが、手書きという手を使う感覚は、より感情を表現しやすくなる効果があります。 実は、若手小説家の羽田圭介さんも初期

          初心者の筆が止まらずにプロットを完成させるまでの具体的な方法<小説・脚本書き方プロット講座⑦>

          主役・準主役、そして3番手の役割<小説・脚本書き方プロット講座⑥>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第6回目。 今回は、物語における「主役」「準主役」「3番手(凖々主役)」、それぞれの役割を解説します。プロットと少し関係ない話になりますが、物語を書くのにお役に立つかと思います。 ・主役 物語は基本的に主役視点で描かれます。 物語の起承転結とは、結局のところ主役の心の動きを表しています。つまり、物語中の主役の一喜一憂・葛藤の変化が、即ち物

          主役・準主役、そして3番手の役割<小説・脚本書き方プロット講座⑥>

          テーマが解れば効率良く作品を書ける<小説・脚本書き方プロット講座⑤>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第5回目。 本日は、テーマについて考えましょう。 テーマという言葉は、よく聞く言葉ですが、なんと無く曖昧な使い方もされている言葉です。 しかし、作家が作品を書く上で、テーマは深い問題です。 それは書き続けるモチベーションにも関わってくる問題です。 さて、テーマとは何でしょう? 一言で説明すると「テーマ(主題)」とは<作家が信じている事

          テーマが解れば効率良く作品を書ける<小説・脚本書き方プロット講座⑤>

          物語における起承転結とは<小説・脚本書き方プロット講座④>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第4回目。 本日は、小説・脚本を書く際にヒントとなる様に「起承転結」について説明します。 起承転結は「起・承・転・結」という4文字なので、物語がくっきり4つに均等に分割されるイメージで捉えそうになりますが、少々、違います 物語の起承転結は、下の図の様にイメージしてください。 如何でしょうか? 物語の起承転結の最大の特徴は、「承の中に起承

          物語における起承転結とは<小説・脚本書き方プロット講座④>

          上手くプロットを書くための具体的な方法<小説・脚本書き方プロット講座③>

          福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第3回目。 今回は、プロット(物語のあらすじ)の書き方について具体的に説明します。 ・文字数は800字程度に プロットの文字数は800字程度にしましょう。 800字にする事で無駄な表現が省かれ、物語の構成が見えやすくなります。 ・きちんとオチまで書く プロットはオチまで書きましょう。 オチとは、作者が物語で言いたかった事を示す箇所であり

          上手くプロットを書くための具体的な方法<小説・脚本書き方プロット講座③>

          プロの作家を目指すならプロットの技術は必要<小説・脚本書き方プロット講座②>

          <小説・脚本の書き方> 福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上、運営していく中で「プロット」を重視したおかげで多くの実績が出ましたというお話の第2回目。 さて、今回はプロの作家になるなら「プロット」の技術はあった方が良いですよというお話をします。 プロットとは、オチまで書かれた物語のあらすじの事です。 作家塾では、作品を書きたい方に、まずは800字程度のプロットを書いて下さいとお願いしています。 プロットの完成度が9割程度まで行ってから、本編執筆に移行し

          プロの作家を目指すならプロットの技術は必要<小説・脚本書き方プロット講座②>

          実績多数! 小説・脚本の書き方も学べる”プロット“とは<小説・脚本書き方プロット講座①>

          皆様、初めまして。 私は、福岡で「作家塾」という小さな小説・脚本講座を14年以上運営している者です。 かなり小さな塾なのですが、福岡くらいの都市だと、小説や脚本の書き方を学びたい人が通える場所がすごく少ないので、その受け皿として、工夫を重ねて何とか塾を続けています。 幸いにして、優秀な講師と熱心な生徒さんの頑張りのおかげで、様々な小説・脚本コンペで入賞などの良い結果が多数出てまして、プロの作家も誕生しています。 「作家塾」が、小さいながらも結果を出せてこれたのは、一貫し

          実績多数! 小説・脚本の書き方も学べる”プロット“とは<小説・脚本書き方プロット講座①>