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10.そしてわたしは叱られる



こんにちわ。
2011年に、都内はずれで1人で雑貨カフェを細々とひっそりとオープンしたsaki&pekoと申します。
名前はわたしの中の2人、ふたつですが1人です。
その後の店や自分のまわりの出来事を綴ってまいります。
少しあやしくふしぎな世界も入りますが、よろしくです。


こんにちわ おはよう こんばんわ!

瞑想会から迷走してヒプノセラピストになったわたし。
なかなかどうして大変で。
1人として同じ方はいないし、難しい。

教えてもらったやり方を応用しつつも、その難しさはわたしをなん度も迷わせました。

そんなとき友達に紹介してもらったのは、日本にヒプノセラピーを持ち込んだ第一人者。
トップと言えるくらいの方!!です。
興味も持って会いに行ったミーハーなのですが。

瞑想会から入ったくせに、ヒプノセラピストの覚悟もできてないくせに、何故かそんな方のところへといくという軽さ。
こういうとこ、流されるんですよね。しかも、自分がどの程度か、まるでわかっていない!

だから勉強しに行くんでしょー!

ま、そんなこんなでわたしは無謀にも先生のお宅へ向かいました。
もちろん個人授業ですよ、、、とほほ。

迎えに来てくれた仙人のような先生の風貌にわたしはビビりながらもお宅にいく。

では、やってみなさい
先生はそう言って横になる。

え、先生にいきなり?
無理、無理ー!
だいいちファイルがない。
今までやってきたモニターには、ファイルを見ながら練習していました。
なんも覚えていない。
暗記も流れも忘れている。
たしかファイルを持ってきていないと言ったと思う。

「いいからやってみなさい、見ないとできないの?大丈夫、誘導されなくても自分はみれるから」
との声に、わたしは緊張と冷や汗で泣きそうになりながら誘導らしきことをしていきました。

先生は過去世らしき世界をみて、わたしのわけのわからない質問に答えてくれていたけれど、、、。

「最初の先生に何を教わってきたの??」
やりながらなんども注意された。
クライアント役の先生から、叱られながらの誘導になった。
つかれた。
記憶がないくらい。
何をしたのか何を話したのかわからないくらい。

座学みたいなことはしていないように思う。
それも記憶にない。


もういやだ。だめだ。わたしは失格だ。
あきらめた。

いや、あと50人モニターをやらなくちゃ。
ファイルはみちゃだめだ。
みない方向に持っていけるように。

終わったあと、なんとかそう思った。

先生の教えには何回コースとか、そういうのはなかったみたいだった。
だからこの一回で終わりかと思ったし、もうやらないのかと思った。
こいつダメだ、、みたいなね。

帰り際、肩を落としわたしに先生が言った。
「来月ここを引っ越す予定だから、今月中なら2回目はここでやります。そのさきは九州の引越し先になるよ。それでなければ弟子が近くにいるから紹介します。連絡ください」

2回目、、、できるのか。やれるのか!
しかし今の状態では今月中に2回目なんか無理だ。
50人モニター勉強してからまた来よう。

引越し先は遠かったけど旅行を兼ねて行けばいい。そう思った。

そのあと先生は、引越ししてくすぐになんと亡くなってしまった。
わたしは2回目を受けられなかったし、紹介された弟子の方にも結局連絡はしなかった。

先生との出会いでは、自分がいかに中途半端でダメかを知らされました。
そのあとに新たな気持ちで、またセラピーをやり直しをできたことは、本当に感謝している。
何より、今の自分にすごく活かされていることを実感するのだ。

そしてモニターを終えたわたしは、ヒプノセラピストには向いていないと実感した。

ヒプノセラピストに向いていないというよりも、ある程度流れがあり、クライアント重視のヒプノセラピーのやり方が、自由なわたしの性格にあっていなかったのですよね、、、あーそこ?

一度しか会わなかったけと、先生ありがとうございました。とはいえ、わたしのことなんか忘れてるだろうな。


ではまたね。





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