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適切な奉仕量×適切な奉仕内容 = 成長する奉仕

 部下の成長において、「仕事を任せる」ことがいかに重要か。…ということはもはや周知されたビジネスモデル。

 教会という組織においても、仕事(奉仕)を任せることは、信徒の成長にはとても重要。

 重要なので、「奉仕を任せる」とはどういうことなのか、今一度見直していきたいと思います。

1.教える者の務めは、聖徒たちが力量にふさわしく働くよう整えること。

 こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。  それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるため…です。  __エペソ4:11-13

 教会において、信徒ひとりひとりが力量にふさわしく奉仕ができるよう、整えるために立てられたのが、教える人たちです。(エペソ4:16)


 神の御霊がおのおのに与えた賜物がふさわしく働き、しっかりと組み合わされたときに、キリストのからだ(教会)は建て上げられていきます。  (エペソ4:16、1コリント12章 参照)


 教える人は、信徒ひとりひとりの力量を知り、見極め、その力量にふさわしく働く・奉仕することができるようにしなければならないのです。

2.教える者は、ひとりひとりの賜物と力量を知る。組み合わせる。

 キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、成長して、愛のうちの建てられるのです。  __エペソ4:16

 キリストによって立てられた教師たちは、キリストのからだ(教会)を建てる聖徒ひとりひとりの力量と、与えられている賜物(1コリント12章)を知る必要があります。

 そしてひとりひとりにふさわしい奉仕をさせ組み合わせていくことで、しっかりと結び目ができ、成長していくのです。


 各々の力量を知っている教師は、ふさわしい奉仕を与えることができます。

 各々の力量を知っている教師は、聖徒を働かせすぎることも、働かせなさすぎることもなく、成長できる量と内容で奉仕を与えることができます。

 一人の聖徒では成し遂げられない仕事も、聖徒同士の賜物と力量を組み合わせれば、完成します。

3.教える者は、聖徒に奉仕を強要するのではなく、奉仕の働きをするよう整える。

 揺り起こしたり、かき立てたりしないでください。
 愛が目ざめたいと思うときまでは。 __雅歌8:4

 教える人は、聖徒ひとりひとりを整え、主を愛し、奉仕をするよう働きかける必要はありますが、
 揺り起こしたりしてまで、かき立てたりしてまで、奉仕をするよう求めるべきではないと思います。

 だからと言って、聖徒にその気持ちが起こるまで、放っておくこともまた違うでしょう。
 教える者のなすべきことは、「整える」ことです。

 奉仕をするようかき立てるのではなく、聖徒たちが、愛に目ざめるよう、「整える」こと。これが教える人の務めなのでしょう。

 任せすぎず、任せなさすぎず…。簡単なようで難しい、”奉仕を任せる” ということ。
 難しいけれど、「ひとりひとりの力量と賜物」を知ることで、任せるべき奉仕が見えてくるはず。

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