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第6回 ねずみ

今回の伝言ゲームは、立川笑二さんの演じた「ねずみ」です。

僕の好きなネタのネタおろし!(注)
しかも、笑二さんが演じる!
(注)ネタおろし:当該ネタをお客さんの前で初めて演ること。

12日(木)、。(まる) のイラストとコメントを投稿予定です。

前回、「天災」で、。が書いてくれたイラストは2枚。

1枚目、迫力ありましたねぇ!身震いしました(><)
2枚目、八っあんの得意げな様子がとっても可愛らしい。僕の愛する八っあんそのものでした(^^)v

お耳が黒くて大きなねずみの好きな。(まる)、今回はどんなイラストを描いてくれるのか!

○落語会
立川笑二月例独演会
会場:上野広小路亭

上野広小路亭は、立川流の落語家さんが定期的に公演している小屋の一つ。他に神田伯山先生の所属する日本講談協会も定期的な公演をしているようです。

○演者、演目
立川笑二
・親子酒
・百川
・ねずみ

○ゲームのテーマとした演目
ねずみ

立川笑二さんは、沖縄出身の落語家さんです。
僕のとっても好きな落語家さんなのですが、一言でその好きを表せない落語家さんです…

落語は単なるハッピーエンドや悲劇的結末で終わることが少ない。多くの人の心が幸せ(不幸せ)で満たされることが、時間的に短く、回数的に少ないからでしょうか。

人間は感じた瞬間に考えることができる(理性の働く)器用さと不便さを持った複雑な生き物で……

落語を聴いて、何かを感じ、何かを思い浮かべ、自分なりの着地点が見つかったり、見つからなかったり……

笑二さんの落語は、楽しく聴ける一方、考えることの多い、疲れる落語です。

…ん? Σ(゚д゚lll)
笑二さん、ごめんなさい。 m(_ _)m
笑二さんが損してる! 。゚(゚´Д`゚)゚。

好きです!
(←遅いっ!)

あらすじ
旅行中の甚五郎が宿場町の入り口で少年に出会い、少年の家が営む宿に宿泊することを決める。
案内された宿はみすぼらしい物置小屋、看板は「ねずみや」、向かいには大きく立派な門構えの宿「とらや」。
「ねずみや」の主人(少年の父親)より、この父親自身が元「とらや」の主であったことを聞く。さらに話を聞くとこの親子、元女中頭と元番頭に「とらや」を乗っ取られ、現在の貧しい身の上の由縁を知る。
訳を知った甚五郎は木彫りのねずみを彫り上げる。少年にこのねずみを桶の中に入れ玄関先に置くよう言って、宿を立ち去る。
このねずみが桶の中を動き回るのだから、ねずみやは大繁盛。
しかし、これが面白くないとらやはねずみやを睨む位置に虎の彫り物をかかげる。以来、ねずみは動かなくなり、宿も閑散とする。
噂を聞いた甚五郎が駆けつけ、ねずみに動かなくなった理由を尋ねると、ねずみが一言…。

笑二さん演じる少年はとっても頭が良く、親孝行なのだが、全く嫌味がない。さらに、終始、子供らしいかわいらしい印象のまま物語が終わる。
子供のかわいらしさはお約束通りなのかもしれないが、お約束通りと思わせる笑二さんはやっぱ凄い!

○僕のツボ
・少年の、孝行心、機転の効かせ方、かわいらしさ。

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