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故旧忘れ得べき

故旧忘れ得べきこきゅうわすれうべき 1936(昭和11)
高見順 1907〜1965

特選名著復刻全集 近代文学館

高見順 29歳。小説家、詩人。
「故旧忘れ得べき」が第一回芥川賞の候補となり注目される。

政府の弾圧でマルクス主義から思想を転向させられた人たちの「その後」の話。高見自身、1933年に検挙された経験があります。*同年、小林多喜二が拷問で死去。

コンパクトな辞書のような本です
口絵や挿絵はなくシンプル
小さな文字がぎっしり

著者 高見順
発行者 人民社

全体的に質素でサイズが文庫本よりちょっと大きいくらい。表紙の濃紺がとても上品。長期保管、持ち運びに便利ですね。

・・・

当時なにがあったのか?どんな社会風潮だったのか?を知るために。

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