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5/30 『IDENTITY』フランシス・フクヤマ

フクヤマの思想

ベルリンの壁崩壊
→冷戦終了、自由民主主義の勝利
・自由民主主義の擁護者
・リベラル派は徳や他者との関係性による尊厳のような問題には触れないが、ここでは徳や他者との関係性による尊厳について力点が置かれている
→序章で言い訳のように書いてあるところ
 =自由民主主義の勝利からアイデンティティへの力点の変化
・歴史のトレンドを掴んで概念化しているw

『IDENTITY』の理論的立ち位置

アイデンティティの概念:プラトン「テューモス(欲望)」と結びつけた
・一般的には「テューモス」は「気概・勇気」と捉えられている
・思想的な問題として、「「テューモス」を「欲望」と捉えられるのか?」という問題はある
コミュニティを重視する思想家(ヘーゲルなど)を用いて、リベラルデモクラシーを説明している
コミュニタリアニズムに近づいている
・典型的なリベラルな議論とはかなり異なる

サンデル『能力主義は正義か?』

フクヤマと似ているところ
・労働の尊厳に対する憤り→トランプ支持へ

・コスモポリタンのようなことを提案

フクヤマの「徳」=民主主義に結びつけるような徳?
・ヘーゲルの思想が色濃いのでは

怒り→権利をゲットしたい!
・怒りがないと権利意識が芽生えないのか?

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