紫静『看見』2013

柴靜(チャイ・チン 1976-)の「看見」廣西師範大學出版社は好きな本で繰り返し読んでいる。このニュースキャスターがなぜ生まれたのか。ということが語られ、それに引き付けられることもこともあるし、彼女が紡ぎ出して見せる物語、そこで語られるメデイアや事実の掘り下げ方の議論につい関心を寄せることもある。
 取り上げた対象から三つを強いてあげるなら翻訳の『中国メディアの現場は何を伝えようとしているか』(平

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「ヤジ排除」シンポやります(最近の記事なども)

タイトルの通りです。10/22、札幌市内にて。詳細はこちら↓

上のサムネイル画像は、9/25放送のHBC「今日ドキッ!」より。道警ヤジ排除について特集していたときのもの。

その他、最近の記事など

北海道)首相への抗議で道警から干渉受けた例、計6人か(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASMBB4HGKMBBIIPE00M.html

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1989年 革命の失敗と転換② ーベルリンと天安門ー

現代史の始まり

1989年は私の中で現代史の始まりの年である。

1991年と悩むところであるが、ソ連が崩壊して新しい世界勢力図ができることよりも冷戦という構図が終わりソ連が崩壊へのラストランを始め、ベルリンの壁が崩壊してドイツが再統一。中国が経済成長を始める兆しが見え始める年である1989年こそ現代史の始まりだと見ている。

現在の現代史は範囲が広くそろそろ教科書を書き直さないといけない時期に

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国家や社会は道具に過ぎない

台風19号が連邦共和国北部を流れる千曲川の決壊をはじめ、各地で甚大な被害を及ぼしている。一方、日本の群馬県では、完成したばかりの八ッ場ダムが、その治水機能を発揮させている。しかし、ホームレスを避難所から追い出す動きもあり、これを理由に「人よりもコンクリート」というような言説が流布されているのは非常に憂慮すべき事態である。人のためには福祉もコンクリートも大切であるからだ。

国家や社会は人間が幸福

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近代の超克~選挙の無い国に、発言資格は無い。

これは260回目。中国の話です。この十数年、世界は中国に大いに揺さぶられてきました。世界の豚肉の半分を消費するこの国は、一体どうなっていくのでしょうか。

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ヘゲモニー(覇権)の持続期間は百年であると言われている。大帝国の隆盛と衰退の循環だ。

経済・社会・政策の循環は、一番短いキチン循環( 40か月平均の在庫循環)、ジュグラー循環( 10年周期の設備投資循環)、クズネツ循環( 20年周期

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自由と民主主義を謳歌する日本は自由と民主主義を守ろうとする闘いを支援しなくて良いのか

日中共同声明によれば、日本国政府は、中華人民共和国政府が『中国』の唯一の合法政府であると承認しているものの、もしも中華民国政府自身が自分たちはもはや『中華』を呼称せず、従って『中国』ではない、むしろ『台湾』であると宣言し、「中国であることを放棄」して『台湾』という名の新国家を樹立すれば、果たしてどうなのだろう。日本国政府が、中華人民共和国政府を『中国』の唯一の合法政府であると認めながら、同時に『台

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香港デモ 雲隠れする民主主義

香港デモがなかなか収束しない。

香港市民は自由と民主主義を取り戻そうと必死だ。命や将来をかけているように見える。

先日、政府が緊急条例を使い始めてからは、火に油を注がれたように年配から子供まで全世代でデモに参加している。先日は10歳の少年までもが警察に拘束された。

香港は1997年にイギリスから中国に返還されたが、2047年までは一国二制度が保証されている。中国本土では望めない、言論の自由や

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日本には平和と自由がある。だから「なんとなく生きてる人」が凄く多い。今、この瞬間に生まれ消えゆく時間は、さっきまで『未来』だったのに、一瞬にして『過去』になる。今という瞬間を忘れられない瞬間にするべく生きようとする姿が、平和と自由を持つ人が世界に示すべき道の様に思えて仕方ない。

知られざるブラジルの民主主義の栄光と破壊。『ブラジル-消えゆく民主主義-』から学ぶ権力との戦い方。

(この記事は最後まで無料で読めます)

先日は『グレート・ハック』について書きましたが、その勢いで「映画:民主主義」という有料マガジンを作ったので、引き続きNetflixで民主主義について考える材料になりそうな作品を探してみました。

その中に、その名もズバリ『ブラジル-消えゆく民主主義-』という作品がありましたので、今回はそちらを取り上げます。

邦題を見る限りあまり面白くなさそうですが、邦題が

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