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フラダンサー・ラッパー Nani Hauさん

ハナウタカジツってこんな人。
美味しい果物を作ってくれる人

 父の知り合いということで、お会いしたのが初めての出会い。その縁で母がハナウタカジツさんから果物をよく買っていたんです。「ハナウタカジツさんの果物は本当に美味しいから!」と言って、たまにもらったりして。その美味しさに感動して、私も注文するようになりました。だから私にとって片山さんはズバリ「美味しい果物を作ってくれる人」なんです。実はこの取材前にも果物を注文しました。いまから届くのが楽しみ♪

人を笑顔にするパワーの持ち主・Nani Hauさん

 フラダンサーとラッパーの肩書を持つNani Hau(ナニハウ)さん――。きっとカッコイイ感じの人がくるんだろうなぁ、と待っていると現れたのは、予想に反して可愛らしい笑顔が魅力的な女性。自分のことを「好きなことしかできない性格」と評する彼女は、話しているだけで人を笑顔にする不思議な力をもっています。「苦しいことや泣きたくなることはあるけど、フラダンスや音楽など、自分の気持ちを上げる方法がある。それってすごくありがたいことだなと思います」とNani Hauさん。「楽しいときは自然と踊っているし、悲しいときや苦しいときには音楽を聴いたり歌ったり。私にとっては精神安定剤みたいなもの」と話します。

現地で見たフラダンスに衝撃!フラの世界に没頭

 高校卒業後、ハワイへ単身留学。そこで見たハワイアンフラに衝撃を受けたそう。「キラウエア火山で行われていたフラダンスの奉納に感動して。ハワイのフラダンスは、気軽に踊るものでもあるし、儀式で奉納される神聖なものでもある。実際、自分も踊れるようになりたいって」。思い立ったが即行動のNani Hauさん。大学のフラダンス学科で本格的に勉強をスタート。「学ぶことはダンスの技術だけではなく、歴史や音楽、ハワイの植物など多岐に渡ります。座学はあまり得意ではないんですけどね(笑)」と当時を振り返ります。学校で学ぶかたわら、ハワイでも有名なダンサー・ジョニー・ラム・ホー氏に師事。Nani Hauというハワイアンネームも尊敬する師匠から付けてもらいました。「この名前にはキラキラして美しいという意味があるんです。いま活動するときも、この名前を使わせてもらっています」。

熊本・福岡でフラダンスの魅力を広める

 日本に帰国後は、ジョニー氏が主宰するフラスクールの日本姉妹校「ナニハウポノエンターテーメント」を開講。フラダンスの先生としてスタートをきりました。「踊るのと教えるのは別ですね。本当に難しくて。でも楽しいですよ」とニコリ。いまは福岡でもスタジオをオープンし、フラダンスの魅力を広める活動をしています。フラダンスの魅力を聞くと、「誰でも踊れるところ!」と即答。「私の母は本当に運動神経が良くなくて。リズム感がないから絶対踊れないと思ってたんですけど、教えていくうちにカタチになったんです。そのとき思いましたよ。“フラダンスは誰でも踊れるんだって(笑)”」。Nani Hauさんが教えるスタジオには、4歳~60代後半まで幅広い年齢層の人たちがフラダンスを学んでいます。年齢を問わず、楽しめるのもフラダンスの魅力。「動作一つひとつに意味がある。そういうのを知りながら踊ると心が洗われますよね」。

アーティストとしても活躍中。活動の場を広げる

 Nani Hauさんは友人たちと「Boomdigi(ブンリギ)」というバンドを組み、アーティストとしても活躍しています。「特にラップにこだわっているわけでもなく、ハワイアンレゲエだったり、ウクレレを弾いたり。その場の雰囲気に合わせて演奏しています」。こちらも熊本、福岡を中心に活動していて、大規模イベントのメインアクトを務めるほどです。BARやイベントなどで、ライブを定期的に開催しているそう。いまの目標は“ハワイの開催される大きな大会でに出場すること”と“生徒が活躍できる場所を作ること”。「大会は生徒と一緒に出られるといいなと思っています。あと衣装を作るのが得意な人、ハワイ語が得意な人など、それぞれ得意なことがある生徒さんがいるので、そんな人たちが活躍できるカンパニーみたいなものを作れたらいいな。いつになるかは分からないけど(笑)」と恥ずかしそうに話すNani Hauさん。「好きなことしかできない」と話しながらも、その瞳はしっかりと将来を見据えています。ハナウタカジツの果物を注文したばかりだそうなので、果物を食べながら思わず“ハナウタ”を歌っちゃうかもしれませんね。Nani Hauさん。(聞き手/ライター 中川みお)

今回、お話を伺ったのは フラダンサー・ラッパー Nani Hauさん
http://www.nanihau.com/


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