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保育園での虫除け対策どうしてる?

こんにちは、はなうたです。

子どもたちって虫に刺されやすいですよね。体温が高いから狙われやすいのかな。刺されると腫れたり、掻きむしってとびひになったりと悩みのタネ。

自園では私が園長になる前から、特に虫除け対策はしておらず気になる保護者は家庭から虫除けシールを服に貼ってきて対策をしていました。

知識の足りなかった私は、「今まで虫除けシールを使用したことはなかったけど、使っていいんだな。」程度の認識でした。

でも園長になり、今までのやり方を鵜呑みにせず「本当にこのやり方でいいのかな?」と疑問を持つことを意識し始めました。そして、Twitterでつぶやいてみたのです。“皆さん、虫よけはどうしていますか?”と。

圧倒的に“虫よけシールは誤飲の危険があるので禁止”している園さんが多く反省…。

その他にもこのような対策をされていたのでご紹介します。

保育園での主な虫除け対策

・散歩前に虫除けスプレーを使用
 (ハーブ、ハッカ油、イカリジン、レモングラス、)
・気になる人は家庭からスプレーを持参してもらう。
・登園前にスプレーをしてもらう。
・散歩車に虫除けグッズを付ける。
・蚊がいる所へは行かない。
・散歩用の長ズボン・夏用の網状の上着を用意してもらい出発前に着せる。
・刺されやすい人には、虫除けパーカーを持参してもらう。

驚いたのがこの情報⇩

足裏の除菌で蚊に刺されにくくなる
高校生が行った有名な研究。家族の中で妹がやたらと蚊に刺されることを疑問に思い、研究を行ったところ、足の裏の「常在菌」の種類が影響していることがわかりました。その菌を減らすために、妹の足首から下をアルコール消毒したところ、なんと蚊に刺される数が3分の1に!足裏消毒だけでなく、石鹸で洗ったり、靴下を新しくするだけでも効果があるとか。

面白い😳確かに子どもたちの足裏は汚れていることが多いですもんね。
ふむふむ、衛生面にも配慮していこう。

虫除けスプレーについて調べたところ、市販のスプレー成分には主に“ディート”と“イカリジン”の2種類あること判明。

虫除けスプレーの成分、何が良いの?

ディートとは…
・日本で最初に虫除けに効果があると認められ、50年以上使用されている。
・対策できる虫が蚊、ブヨ、アブ、マダニからノミ、ヤマビル、サシバエなど幅広い。
年齢により使用回数に制限がある。
参考:ディートとは|アース製薬HPより

イカリジンとは
・1986年にドイツで開発され、日本では2015年に承認された成分。
・年齢による使用制限や使用回数の制限はない。
・対策できる虫は蚊、ブヨ、アブ、マダニのみ。
参考:イカリジンとは|アース製薬HPより

主な違いは使用回数の制限の有無、対策できる虫の種類みたいです。小さい子どもたちに使用するもの。できるだけ安全なものを選びたいですよね。自園では“イカリジン”成分の入った市販の虫除けスプレーを導入することにしました。

虫除けスプレーを導入するに当たって行ったこと

まず、本社に相談。こういう理由でこのような成分の虫除けスプレーを使用したい旨を伝えます。姉妹園ではすでに導入しているとのことで(そういう情報は共有してほしいーー🤤笑)あっさり許可が出ました。

次に保護者の承諾を得る必要があります。承諾書を作成。肌の弱いお子さんでも安心してもらえるように、商品名も記載しました。
承諾書を配布すると、「えー!塗ってもらえるんですか?」「嬉しい!」と、皆さん喜ばれていたのがとても印象的でした😊

虫除けスプレー導入にあたり、スプレーの使用法について、刺された時の処置の仕方についても職員間で共有しました。

スプレーの使用方法について

かぶる前の帽子にシュッ、職員の手に一度出してから腕に塗る(手首から先、首から上には塗らない)、ズボンにシュッ。

一斉にスプレーすると蔓延するので、個別に行うようにも伝えました。

虫に刺された時の処置について

①刺された箇所を石鹸や水で洗い流す。
②腫れや赤みが強い場合は保冷剤などで冷やす。
③痒みや腫れがある場合にはムヒベビークリームを塗り絆創膏で保護する。
 ※ムヒベビークリームについても承諾を得ています。

今年度はこのような体制で子どもたちを虫から守っていきたいと思います。
Twitterにてご助言くださった皆様、ありがとうございました!

この記事が虫さされについて悩んでいる方たちの力になれたら嬉しいです🍀

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