【読書録】データ・ドリブン・マーケティングーー最低限知っておくべき15の指標

データドリブンマーケティング読了しました。アマゾン社員の教科書と謳っていて、マーケター必読の本なのに英語版が出たのが2010年で、邦訳が出たのが2017年4月という。。

訳すの遅すぎるでしょ。。
7年前からアメリカの企業が実践してたらどれだけの差がついてることやら。

7年前の本なので内容もかなり古いですが、
それでも一読の価値はあると思います!

下記、指標が「最低限おさえておくべき15の指標」です。

1.ブランド認知率
2.試乗(お試し)
3.解約(離反)率
4.顧客満足度
5.オファー応諾率
6.利益
7.正味現在価値(NPV)
8.内部収益率(IRR)
9.投資回収期間
10.顧客生涯価値(LTV)
11.クリック単価(CPC)
12.トランザクションコンバージョン率(TCR)
13.広告費用対効果(ROAS)
14.直帰率
15.口コミ増幅係数(WOM)

7〜9の財務系の指標は算出したことなかったので勉強になりました。ただ、IRRとか出してもいいけど、ROASでもいいじゃん、と思ってしまった。

#追記 。IRRなら利益と広告の関係を見れるから、より財務諸表上重要な指標になるんですね。ROASは売上と広告の関係ですもんね。

マーケティング部署なら実行している施策によってこれら15の指標が、
どう上下するか把握するべきなのでしょうが、実際に把握出来ている人は
あまり居ないのが実態なのではないでしょうか。

ただ、USJをV字回復させたマーケターの森岡さんのインタビューを読んで、これくらいの指標は全て押さえておかないと、
森岡さんの1/100の仕事も出来ないと確信しました。

森岡さんはインタビューで下記のように言ってます。

私は、USJにいた時、146個の定点計量する数値を毎朝見ていました。それを見ながら「ん?」って思った所を掘っていく。

146個。

146コ。

146コォォォォォォォォ。

マーケティングの指標ってそんなにあるんでしょうか。びっくり仰天です。

でももっと凄いのは、146個の指標を常に観測できるようなデータベースの
構築とデータ整形する組織を作ったことですよね。それを作ってしまえば、
あとは施策ごとにその指標を追って、改善を繰り返せばいいんですもんね。

DATUM STUDIOでもデータベース構築の仕事がたまにあるらしいので、
チャンスがあったら是非とも食らいつきたいですね。

森岡さん、146個の指標全部教えてくれないかなぁ。。。

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