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ポートレイトレクチャー「53.モデルさんの顔の向きについてどう意識するか」

人間の顔は左右対称ではありません。
そのため、誰でも写真に撮られるときには、右向きの顔になるとか、左向きが多いとかあるものです。
ご自身のことを考えてみてください。
カメラを向けられたとき、身体を少し斜めにしたポーズをとるときには、おそらく右か左かどちらか一方のほうが自分自身で収まりが良いように思うはずです。

一般人でもそうなのですから、容姿を売りにする(もちろん容姿だけがすべてではありませんが)モデルさんは、自分の顔は右か左のどちらかで撮られたいというのがあることが多いのはうなずけると思います。

私は初対面のモデルさんにカメラを向ける場合、必ず「右と左、顔はどっち?」と聞きます。

この質問の答えは次のどれかになります。
「右(左)です!」とはっきり答えることもありますし、
「どっちでも平気です」と撮影者にゆだねる人もいます。
また、「自分ではどっちか分からないんですよねえ」という人もいます。

(実際の写真での説明は後半にて)

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