見出し画像

ポートレイトレクチャー「41.連写を勧めない理由」

被写体によっては連写機能が有効なものもあると思います。
例えば、撮りや飛行機など高速で動く被写体と撮るときなどなかなかファインダーの中央に被写体を捉えることが難しい場合。
こんなときは連写で撮ることで、画面中央に被写体がくるカットを作りダウ事も可能でしょう。
またスポーツ撮影など、次にどんなことが起こるか予測しにくい場合、こんなときも連写が有効かもしれません。

ですが、ポートレイト撮影においては私は連写をオススメしません。
理由は被写体の動きはおおかた予想できますし、フレーミングに苦労するということもないからです。

唯一、連写が有効かもしれないと思うポートレイトは、大勢での囲み撮影のような場合です。
なかなか自分のカメラに向かって目線が来ないような状況で、目線が来た瞬間だけ連写をするというのは有りかもしれません。

連写機能を否定するつもりはありませんが、それでも写真は基本はシャッターを押して1枚の写真を撮るものだと思うのです。
瞬間を切り撮るのが写真です。
動画は連続した一定時間を記録するものですが、写真は連続の中の一瞬を切り撮るものなのです。
つまり、その切り撮る一瞬にこそ撮影者の意図が生まれるのです。

でも、それ以上に連写でない方が良い理由をお話したいと思います。

ここから先は

1,287字 / 4画像

¥ 500

よろしければサポートをお願いします。 活動資金として使わせていただくほか、次の記事への励みとなります。 どうぞよろしくお願いいたします。