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作家になった流れ

……というハッシュタグがツイッターでトレンドになっていた。
自分でもツイートしてみたんだけど、140字って短い!

そういうわけで、詳細な流れを書いてみる。
誰得だよって思うんだけど。
こういうふうにちょくちょく更新していかないと、すぐにエタるので!
誰得ってのも、もう死語なのかなあ。

私が小説を書き始めたのは、20歳だった。
当時はまだパソコンが家になくて、ワープロ。
自分の片思い(本当の)が叶って付き合うことになる、という妄想を形にしたかった。
脳内だけでとどめておくつもりだったけど、忘れちゃうので。

そこから、好きなドラマや映画の二次創作をして、一人で楽しんでいた。

21歳の頃に、パソコンげっと。
投稿サイト(もう今はなくなってしまった)に小説を投稿し始める。
この時は別の片思いの人がいたんだけど、失恋したので、その片思いが叶う妄想を小説にした。
またかよ。
失恋は創作の原動力だったんだろうなあ。

今度はサイトに載せているので、反応もちらほらともらえた。
そのサイトには、短編小説(だと思っていたけどショートショートぐらいの短さ)ばかりを載せていたけど、連載小説にしたら、反応をもらえるようになってうれしかった。

そのサイトに入り浸り、バイト中も小説のことを考えて過ごすのが日課になる。

サイトの常連のひとりとなるが、1年、2年と経つうちに常連たちがサイトをどんどん離れ、常連の顔ぶれが一新する。
それを機に、わたしもサイトを離れる。

23歳で個人サイトを作る。
当時プレイしていたFF11(MMO)がメインのサイト。
そこでFF11を元にした二次創作を書いていた。

24歳で結婚。ちなみに夫とはFF11で出会って結婚した。

持病により外で働くことがかなり難しい(結婚前はフリーターだったがかなり特殊な仕事だった)
自動的に専業主婦になったので、小説も続ける。
作家になりたいなあと漠然と思うようになった。

ブログに小説(20枚弱)を数カ月に一回のペース、年1で電撃とかに応募していた。
当時は、少年向けラノベ作家になりたかったので、電撃、スニーカー、ガガガ文庫などは軒並み落ちる。一次通過したことがない。

20代後半 ウィングス小説大賞で二次通過三次落選。
少女向けのほうが向いているかもしれない、とここで気づけばよかった。
しかも知人に応募作を読んでもらったところ、「児童向けでは?」と言われるが、「いやー、児童向けはよくわからないから書けない」と聞かない。

それからも少年向けの賞に年1応募→一次通過できず落選を繰り返す。
だんだん嫌になってくる。

そんなこんなで夫が早期退職して移動販売を始める。
私も家でできる仕事を探し、ライターになる。
それが10年前。

その頃、コバルト短編に初めて応募した。
ノベルには20代の頃に応募したが、箸にも棒にも掛からなかった。
初応募で落選。
2回目で落選。
3回目はなぜか2作応募。
あきらめが悪いどころか、「2作応募すればどっちかは良い結果になるかも」という願いを込めて。

そうは思いつつも、3回目は渾身のラブコメを応募した。
これもダメだったら、そもそも自分は小説を書くのに向いてない。
それぐらいに全身全霊を注いでいた。
これで落選したら書くのはやめようとも心に誓う。

そして、そのラブコメは「もう一歩」の欄に載っていた。
2作とも「もう一歩」だった。
めちゃくちゃ喜んだ。
脳内は祭りとパレード状態。

味をしめて(?)毎回、コバルト短編に応募するようになる。隔月募集なので。2カ月に1回。年6回。
それを毎回応募できるぐらいじゃなきゃダメだとなぜか思いこむ。

しかも。
4回目→もう一歩。
5回目→もう一歩。

こうやって続いたので、勘違いしていく。
次は最終選考だろう。
そして受賞だろう、と。

しかし、6回目から落選が続いた。
泣いた。

でも、あきらめきれずに、応募は続けた。
どうせなら何作も応募しようと思って、一度に2作応募することも増えた。
当時はまだウェブ応募ではなく、レターパックで応募していたなあ。

何回目かの応募で3作同時に応募して、3作ぜんぶ落ちた。
もう疲れたよ、パトリラッシュ……。
パトリラッシュってだれだよ。

そういうわけで、コバルト短編への投稿は一回見送る。

コバルトのノベル(中編~長編)にも応募していたんだけど。
これも箸にも棒にも掛からぬ……。

コバルト短編への応募再開。
もう一歩に入ったり、落選したりと不安定だった。

10回連続で落選だったときは、さすがに落ち込んだ。
でも、ツイッターがあったから、励ましてくれる同志がいた。
ツイッターがなかったら、書くのをやめていたと思う。

8年ぐらい前。
コバルトを含め、ウェブ可能なところが応募が増えてきて、コンテストも増えてくる。
応募する公募をコバルト短編だけではなく、色々なところへ応募するようになる。

5年ぐらい前。
ウェブコバルトの企画で受賞する。
完全に不意打ちだったので、最初は驚きしかなかった。
めちゃくちゃうれしかった。

そこからちょこちょこと、ウェブコバルトの企画は佳作や入選をもらえる。
しかしコバルト短編、ノベルは選外。
コバルト以外の短編や中編のコンテストも手当たり次第に応募していた。
そしてことごく落選していく。

4年ぐらい前。
生まれて初めて児童文庫へ応募。
ずっと気になっていた、みらい文庫だった。
初応募で二次通過三次落選。
いきなりかなりの好成績で驚く。

そこから「もしかして自分は児童向けに向いているのでは?」と思うようになる。
20代の頃に知人が、「児童向けに向いているかも」と言ってくれたのをいまさら思い出す。
しっかりとしたアドバイスには耳を傾けたほうがいいよ、私。

児童向けに切り替えてから、一次通過することが増えていく(当社比)
あんなにどこも引っかからなかったのに!
でも相変わらず、大人向けではどこも引っかからねえ。
ノベルだけは念願の一次通過した。やったー!
二次通過しなかった。まあ、うん。予想はしてた!

そして、3年前。
小学館ジュニア文庫で最終選考に残ったという連絡をもらう。
別のコンテストでも佳作をもらい、いい波が来ていると思っていた。

小学館ジュニア文庫は受賞ならず。
だけど、児童向けに向いているのかもしれないという思いは強くなり、児童向けメインで公募を続ける。

みらい文庫(当時は年に2回応募できたので2回応募していた)→角川つばさ→青い鳥文庫→小学館ジュニア文庫と年に5回は応募先があった。
大人向けや短編(もちろんコバルトも)のコンテストも応募しつつ、結果待ちを増やしていくのが楽しくなる。

良い結果は記憶に残っているので書いているけど、落選のほうが断然多い。
でも、結果待ちが10個とかになると心の支えが複数できるので、ダメージが少ない(気がする)
それでもやっぱり落選は悲しい。

2年前。
児童文庫も落選が続くようになる。
この時は小学館ジュニア文庫で一次通過が一番良い結果だった。あとは全部、落選。

近づいていた作家への道が急に遠くなったように感じる。
というか、もともと近づいていたわけじゃなかったのかも、と思うようにもなった。

同じく2年前の11月。
ポプラキミノベルの小説大賞で大賞をいただいた。

めっちゃうれしかったし、脳内はずっとお祭り騒ぎだった。

書籍化作業に専念したいので、ライターの仕事から離れる。
10年続けた仕事を離れるのはちょっと寂しさ……なんて感じない。
嫌いな仕事ではないが、あくまで仕事なので。

去年の7月に「とっとと成仏してください!」で作家デビュー。
念願の書籍化!

めでたしめでたし。
……と言いたいところだけど。

今年の7月に出た4巻で「とっとと成仏してください!」も完結。
それと同時に、書籍化作業が落ち着いたので、再び公募勢に戻ってくる。

そして、絶賛、あちこち落選中!
今年は、野いちごジュニア文庫、きずな文庫、角川つばさ文庫、ぜーんぶ落選!
デフォルト再び!

今年は漫画原作賞とかさなコンとか、児童向け以外も落選ばっかりだけど、まあ、いいや!

それに、落選ばかりでもない。
3年ほど毎月応募を続けていた公募ガイドの「小説でもどうぞ」(ショートショート)で最優秀賞をいただけたし、noteの創作大賞でも中間選考通過(受賞ならず)したし、その二つの良い結果が心の支え。まだ戦える!

そんなわけで、作家になった流れを書いたはずが……。
いつもの落選報告みたいな記事になったなあ。

ライターやめたのは痛かったかも……と今さら思っている。
でも、私は毎月10万文字ライターの記事書いて、書籍化作業できる器用さはない。

そんなわけで、ライターの仕事はなかなか見つからないので。
もともと興味が強かった漫画の脚本の勉強もスタートした。
公募も併せて頑張ろう。

小説のお仕事まってます!
ここを誰が読むんだ、ここまで誰が付き合うんだと思うんだけど。
とりあえず、いうだけはタダ!

小説、漫画原作、脚本とかのお仕事のご依頼があればご連絡ください。
原作とか脚本とか初心者でもいいよ、という心の広い方がいましたら……。
こちらも精一杯、がんばります。
納品は非常に速いです。現状は無職なので。

うん、ガチの仕事募集をしてしまった。

そんなわけで作家になった流れを書いてみた。
話が大きくそれてる気がしないでもない。

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