見出し画像

好きと嫌い

季節に矛盾したものが好きだ。

真冬にこたつで食べるアイスとか
暑い日にクーラーの下で飲むとろりとしたカフェオレとか。今年の夏は鍋にまでハマってしまった。

でも季節が絶妙に外れたものは嫌。旬じゃない野菜とかこたつが春先まで出てるとかひな祭りや七夕に関して言えば一日遅れでも嫌。もやもやむかむかする。

音楽は低音の効いているものが好き、あとはリズムがとぅるっとしていて少しハズレのきいたもの。JPOPも洋楽も古い音楽も最新のものも好き。KPOPとかHIPHOPはあんまり。でもレゲエとかラップは生だとすごく好き。ジャズもクラシックも、全く詳しくないけれど最も長時間聴いている。

壊れそうなものが好き。繊細で脆いもの。陶器の器、小さすぎるおままごと。花弁の薄い花、線の細いアクセサリー、遠くの飛行機、クリームソーダ。和菓子は食べるのも好きだけど見る方が何倍も。

あとは猫が大好き。犬も大好きだけどすっかり猫派。動物はみんな好き、大きい動物は特に。虫も嫌いじゃないけどムカデとゴキブリは倒せない。魚はメダカが一番好き、クラゲと深海魚は怖いから苦手。

無駄なものが好き。

花、雑貨、看板、鉛筆削り、ランタン、捨てられるラッピングをこだわる為の道具、一筆箋、角砂糖のトング。便利なものは興味が無い。あれば使うけど。笑

お菓子は基本的に食べない。スーパーにあるものはほとんど買ったことがない、高級なチョコレートもあんまり美味しくない。カントリーマアムだけ好きだったけど食べすぎて嫌いになった。お土産にもらうせんべいなんかもそんなにだけどケーキ屋さんの焼き菓子だけは大好き。あとは東京バナナが今のところ世界一好き。ケーキは大好き、大好きすぎる、あんまり買えないからかな。和菓子はやっぱり好き。

自然は好きとか嫌いとかあるんか知らんけど好き。
山より海、どちらも怖いけど神秘的でいつまでも何も分からなくて大好き、海はルーツだから特に。キャンプもスポーツも、外の匂いが家の匂いの何倍も好きなので(でもBBQから帰ったときの家の匂いときたら、堪らないので家もまた最高に思えてしまう)そこにいれるという点で最高に好き。ウィンタースポーツをしてみたい!
シティ感っていうのは全く関心がない、曲線美も四角も三角もどうでもいい、けどその渦にいて具合が悪くなるのは嫌いじゃない。人ひとりの価値がとても軽くなったようなあの感覚も。生まれ育ってない国の街は歩きたい。どんなに都会でも一度はね。


好きと嫌いをはっきり書ける人間になりたい。
何かを濁すことがとにかく嫌い、ごまかすとも愛想笑いも嫌い、嫌いを嫌いなのに好きということも嫌い。
それで嫌われるのなら、それは仕方がない。

読書が好き。読まない時期は全くなのに読み始めればいつだって読書家にも勉強家にも戻れる。エッセイも詩集も小説も芸術論も大好き。書きたいくらいに好き。
啓発本は嫌い。デザインがダサいから。


好きと嫌いを並べただけで1200文字も書ける。
それがたった22年でも生きてきたひとりの人間が存在するという事実である。嫌いなものがあると心が踊る、だって綺麗すぎたらつまらないでしょう?
私が心から嫌いなものはありませんと胸を張れるのは食べ物だけです。

自分がどこに立ってるか分からなくなった人にこういうのおすすめです。楽しいよ、好き嫌い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?