（盆踊りコンテストへの率直な感想。本当にコンテスト必要なの？）

地元の夏祭りがありました。
私を含めた地元議員3人と70歳前後の町内会長10人で、午後2時半から５時まで汗だくになって設営しました。事故が起きなくてよかった、と思うような高所作業も町内会長方がやられておられました…。

盆踊りコンテストの話の前に一つ。
祭り開始を告げる時刻になると、突如「国会議員と県議」がやぐらの上に現れました。

正直、「え？なんで？！」と思いました。

準備中いませんでしたし、地元民でもないです。
汗だくで祭りの準備をした町内会長や地元議員になんの挨拶もなく、突然舞台上にいるのはなぜなのでしょう？代議士は挨拶するとすぐさま別の祭りへ。市民と会話もせずに顔見せだけ。。。正直不条理を感じました。政治の世界ってこう言うものなの？

祭りの意義を今一度考えると、「地元のつながりを強くするため。町民の一体感、地元への感謝を感じるため」だと思います。せめて祭りの準備をした代表者として町内会連合会長が挨拶したのちに、2人が登壇すれば良かったのではないでしょうか。

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さて、本題「盆踊りコンテスト」について記します。
公民館主催（市）の北部地域盆踊り大会では盆踊りコンテストが行われるのがここ数年恒例になっており、議員は「審査員」を命ぜられ盆踊りに参加できません。「私も踊りたいです」と言ってみたところ、「困ります。議員さんは審査員なので」と。なら、議員の間ずっと盆踊りできないことになる。私は子供たちと盆踊りを踊って日本の伝統を伝えたいです。。。

結局この日、私は議員だということで縛りがあり、子供と一緒にいられませんでした。そして職務にあたった盆踊りコンテストの審査は、心苦しいものでした。その理由を記します。

◼︎参加者が審査員目掛けてアピールしてくる。親が子供にアピールしなさいと指導している姿が横行。。
◼︎審査員に知り合いを見つけると、「（例えば）はなよさーん」と言いながら、うちわの番号を見せてくる。。。（これかなり嫌でした。すごい打算を感じるし、むしろ見つけてもらいたくない気分になります）
◼︎ある審査員は、「知り合いから選んでるよ」と言ってました。この空気では仕方がないと思い否定できませんでした。
◼︎コンテストは20分ほど。終了と同時に盆踊り自体が終了しました。

心から盆踊りを楽しんだ人はいるのでしょうか。少なくとも私がこの夏見た、他の盆踊りとは雲泥の差。他の地区は、盆踊りの曲が30分、1時間と流れる中で、徐々に躍る人も増えていき、子供たちもすごく楽しそうに踊りを極めだし、町民が一体化していく姿を目撃しました。豊かさがあり感動しました。

盆踊りをコンテスト化して誰かを選ぶことは不毛だし、選ばれるために審査員にアピールする市民の姿は教育的にも良くないです。

来年はコンテストで景品を出すのではなく、運試しの福引大会になるようにこれから話したいと思っています◎

また私事ではありますが、小さな子供がいるお母さん（私）が昼間も夜も駆り出されていることを「議員なんだから当たり前」と言う感覚で、関係者から見られていました。私が昼間も子供をほっぽって手伝いをして、祭りの最中も子供を人に預けて一緒にいられない姿を見ても、町内会長たちから労いの声もありません。これって人としてすごく悲しいことだと思うのですが、皆さんならどうですか？！慣例が、人を盲目にしてしまっています。

この発言にはとても勇気がいるのですが、おかしいものはおかしいと、それでも言いたいです。町内会組織が若返るためにも、意識改革は必要だと思います。現行の価値観では働く世代や現役の母親には厳しい状況です。

また、地元議員は日々、行事を手伝ったり、要望や課題解決に向けて取り組んでいます。だからこそ私たちは町民との交流が必要です。縁の下の力持ちだけをさせられすぎても、地元民との不一致がおきます。国会議員よりも地元議員を大切にしてくれる祭りであるとありがたいです🌻地元の人たちと祭りの場で交流し、みんなの声が聞きたいです。

献身的でなければいけない、という犠牲を伴う考え方はもう捨てましょう◎今回の設営と撤収、高齢の町内会長10人と議員3人、公民館職員数人（ほぼ女性）。そんな少人数で準備する規模の祭りじゃなかったですよ。公民館職員以外は完全ボランティアです！そういう過剰労働という犠牲が、ぎすぎすした空気を招きます。来年からはもっとみんなを巻き込んで準備片付けする祭りにしましょうね！もう私、声かけておきましたから😊

こんな思いを繰り返さず、ほかの人にもさせないように。やさしい言葉をかけあえる雰囲気と心の持ちようを育てたいです。そして来年からは、盆踊りの楽しさが伝播していく祭りへと進化を遂げたいです。

野場はなよ🌻