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半田市中心市街地で社会実験始まっています

知多半田駅前で開催中、半田運河でも2024年3月から実施

知多半田駅前のロータリーの一角で、ささやかながら「滞留の場づくり」社会実験が始まっています。
また、3月初旬には半田運河、MIMと半六庭園横でも同様に「運河を眺めながらくつろいだり、活動できる川床ならぬ運河床」が始まる予定です。

社会実験とは?

より来たくなる、居たくなる、関わりたくなるetc…中心市街地にしていくためには、様々な取り組みが必要になります。そこには、少なからずの投資が伴ったり、あるいは既存の規制や制約に手を入れていく、習慣的になっているまちの使い勝手を変えていく必要も出てきます。
社会実験は、そういった取り組みをいきなり本番として取り組む前に、
「本当にその取り組みは有効であると見込めるか」
「投資や、規制の変更などに労力を割くことで効果を得られるのか」
「新たな行動スタイルに人々がなじむことができるか」
「それによる影響はどのようなものか」
を効率的な予算で確かめ、先に進めるかやめるか、方策を工夫できるかどうかを検討するためのまさに「実験」です。


民間実行委員会で取り組まれている半田ストリートテラスも実は社会実験。
知多半田駅前ロータリーでの非日常的な場づくりでの有効性が検証されつつあります。

経済も人口数も右肩上がりでない現在、
新型コロナなど、ライフスタイルや生活環境が大きく変わり、
より地域で継承すべきもの、変えていくものを考えながら豊かな暮らしができる方策が模索されている時代です。

社会実験は、まちづくりに積極的に取り組む地域では盛んにおこなわれている手法で、実験に取り組むのは行政と限らず、商店街、まちづくり会社など、まちづくりにかかわる様々な主体です。

半田でも、積極的に社会実験をしていきます

知多半田駅前ロータリーで行われている社会実験、3月に半田運河で実施される社会実験はともに、今年度のまちづくりワークショップ「エリアビジョンづくりワークショップ」から見出された課題
・まちに来る目的がない
・まちに来ても、くつろぐ、滞留する場所がない
・堤防があり運河を感じられない
といったものに対して、今後の環境づくりの方策を模索するものです。

日常、非日常の場づくり、環境づくりなど「何を検証したいのか」を明確にしながら進めます。


なかなか座る場所も見つからない半田運河は、「滞留」「消費」の場がない、という課題が。

知多半田駅前ロータリーの使い方や、泉線といった道路、低未利用地、公園、半田運河、JR半田駅周辺などなど、半田市中心市街地にはたくさんの空間的な社会実験の受け皿があります。それらを強み・チャンスとして活用して、魅力的な中心市街地づくりに向けてのチャレンジを様々な主体が取り組み、共に豊かな日常を創っていけるような、そんな半田市中心市街地にしたいですね。

社会実験ではアンケートも実施していますので、実験に参加・体験してぜひ声をお寄せください。


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