伊藤大海

愛知県半田市中心市街地活性化市長特任顧問(全国公募副市長級非常勤特別職)/ まちづくり…

伊藤大海

愛知県半田市中心市街地活性化市長特任顧問(全国公募副市長級非常勤特別職)/ まちづくりLand for Next Generation代表/ 経済産業大臣登録中小企業診断士/ まちづくりコンサルタント/ 妄想まちづくりワークショップ/ https://yaruki.info

最近の記事

安易に用語のイメージに頼らない

「レトロなまち」というコンセプトの薄さ とある地方のまちにまち歩きに行ってきました。 歴史的に古くから醸造がさかえ、重厚な蔵も多く、そこから大正、明治、昭和、平成といった時代変遷が感じられるまちです。 しかし違和感が。 街のあちらこちらに「レトロ風」に作った絵画などが飾られており、 「レトロなまち」 というコンセプトで表現されているのです。 全くピンときませんでした。 このまちにあるのは重厚であり、今なお生活に密着な暮らしや産業、文化の文脈であると感じている自分の気持ち

    • 半田市中心市街地で社会実験始まっています

      知多半田駅前で開催中、半田運河でも2024年3月から実施 知多半田駅前のロータリーの一角で、ささやかながら「滞留の場づくり」社会実験が始まっています。 また、3月初旬には半田運河、MIMと半六庭園横でも同様に「運河を眺めながらくつろいだり、活動できる川床ならぬ運河床」が始まる予定です。 社会実験とは? より来たくなる、居たくなる、関わりたくなるetc…中心市街地にしていくためには、様々な取り組みが必要になります。そこには、少なからずの投資が伴ったり、あるいは既存の規制や

      • 半田市中心市街地の未来図づくりワークショップ、開催中!

        共創の仕組みづくりが進んでいます 半田市中心市街地では、知多半田駅周辺にてバブル時代に始まった土地区画整理が2016年まで続く中で、中心市街地活性化の動きについてはハード・ソフトの動きが必ずしもかみ合っていたわけではなく、どちらかというと停滞していたという表現が適切です。 そのような中で、これからの民と公の連携での中心市街地活性化に向けて今年度は中心市街地活性化協議会の設立に向けた準備や、市民や事業者のかたを広く公募しての中心市街地の勉強会の実施や、「近未来図」づくりを進め

        • まちの魅力をつくる、役割分担と共有

          第2回半田市中心市街地活性化 まちづくりセミナー盛況でした 先週から始まった今年度の半田市中心市街地活性化まちづくりセミナー。 第2回目は「民と公でまちなかの魅力をつくっていくには?」「エリアマネジメントの必要性」を知る、半田での展開を考えるきっかけとして中心市街地活性化に長年、計画的・創造的に取り組んでいる愛知県豊田市の「行政、まちづくり会社、民間事業者」のお三方にお越しいただきTCCM杉本さんよりご講演いただき、その後、私が進行してトークセッションを行いました。 行政

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          なぜ、エリアに分けるか

          しっかりと動け、関われ、実現できるように中心市街地活性化の位置づけの変遷 現在、国の法律にも定められている中心市街地活性化ですが、その言葉がクローズアップされてきたのは、1990年代にさかのぼります。 TMOという名称でまちづくりの仕組みが取り入れられましたが、当時は「中心市街地活性化=主に商業(商店街)活性化」という位置づけで経済産業省が主導していました。 しかし、まちなかの商業の衰退は歯止めがきかず「商業だけではない様々な視点からの取組みが必要」ということから2006年

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          なにをするか、のまえに、なぜするか

          茅ヶ崎サザン通り商店街理事長さんからの学び 今日のタイトルは、私が各地でお話しするときに、いや、毎日一度は公私を問わず使っているフレーズです。 今から10年くらい前、茅ケ崎市で3年ほどまちづくりのお仕事に関わっていた際にお世話になったサザン通り商店街の小林理事長より教わった言葉。 理事長は、会議の中でも雑談の中でも、 「大切なことはなにをするか、のまえに、なぜするかなんだよ」 とよくおっしゃられていました。 小手先の戦術から入るのではなく、道筋という戦略と目的が明確でなけれ

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          山形市の高校生たちによるまちなか文化祭の実現

          本日9/2 9:00より、山形市中心市街地で市内高校生たちが自分たちで連携し、それを地域の大人と関係機関、クラウドファンディングの賛同者が後押しをした「第一回山形まちなか文化祭」が2日間の日程で始まりました。 Instagram → https://www.instagram.com/ymgt_bunkasai/ 高校生たちが主体的に動き、”まち”が実現を支援する この文化祭の素晴らしいところは、探究活動などでまちや地域活性化を学習、実践していた高校生などが自ら発起し、

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          中部中心市街地活性化ネットワーク会議in半田、開催しました

          先週の8月24日、25日の二日間、半田市にて「第15回中部中心市街地活性化ネットワーク会議」(主催 ネットワーク会議 共催 半田市中心市街地活性化事務局連絡会議)が開催されました。 私は会議開催の誘致段階及び企画検討から関わりました。初日はインプット、二日目はアウトプットという構成、かつ、今回からは参加費を財源とした自主財源開催です。 新型コロナ期での中断を経ての再開の初日はネットワーク会議の会員のほか、半田市からも中活にかかる関係者、事業者も出席があり、70人を超えるなど非

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          日常に”場”がある風景の価値

          今日の半田は、知多半田駅前を中心にいくつかの別々の主体による場づくりがあり、どこも大盛況でした。 また、市役所内でも私が主催する市庁舎内の関係者だれでも参加OKの「第2回ゆるまちトーク」を開催。こちらもあちこちの部署から地域に対して意欲的な職員が集まり有意義な場になりました。 ○○と語る会 半田市内で農業を営む若手農家がクラシティ1階フロアにて車座となり、出入り自由な一般のギャラリーが見守る中、プレゼンテーションや意見交換を行いました。 私と同じ時期に半田市役所に民間人

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          愛知県半田市中心市街地活性化

          こんにちは。 愛知県半田市で2022年12月に全国公募にて中心市街地活性化市長特任顧問(非常勤特別職、副市長級)として着任した伊藤大海です。 これまでは、21年続けているまちづくりコンサルタントのほうのブログ(https://yaruki.info/)やフェイスブック(https://www.facebook.com/machistory/)、インスタグラム(https://www.instagram.com/omi_lfng)にて、特任顧問としての活動状況を掲載していまし

          愛知県半田市中心市街地活性化