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思考

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2015年7月の記事一覧

大日本帝國憲法から日本国憲法に変わるときに起きたこと

この話は、是非、知っておいて欲しいことです。願わくば周囲の人にも教えて欲しいと思います。右だの左だの、保守だの左翼だのという争いはそろそろ止めませんか?

時系列で出来事を見ます。

ア.昭和22年5月3日   日本国憲法の施行
イ.昭和22年10月21日 国家公務員法公布 (同11月1日に一部施行
ウ.昭和23年7月1日   国家公務員法施行
エ.昭和27年4月28日  サンフランシスコ講和条約

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協業と合業

「合業」という言葉あるのかどうか知りませんが、必要な概念だと思って書きました。

これまでに何度も自給自足体制(狭い範囲で完結する経済システム)に移行するのが良いのではないか、非生産労働の割合を減らして生産労働の割合を増やしてはどうかということを書いてきました。消費と生産を一体化することを目的とした考え方です。これらの考え方は、搾取や規制からの脱出をするのも目的です。そして、それと同時に、資源

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手に職をつけるのか芸を身につけるのか

僕が子供のころは「手に職をつければ生きていける」というようなことを言う大人が多かった。
もしかすると手に職をつけても生きられなくなるかもしれませんが、最低限必要なものくらいは作れないと、とりあえず生きられない。

「手に職」という場合の「職」は生産能力のことです。生活に必要なもの、生活を豊かにするものを作る能力。そういう仕事を行うことが生産労働です。職人は生産労働者。百姓は生産労働者。
自給自

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思い込みが作った日本

安保法制の件で盛り上がっております。議論をするのは良いことですが、目的が共有されていないと無駄です。ましてや自分の思い込みを補強するための議論はやってはいけません。

日本は輸出大国。外国にモノを売って生きている。実際は内需のとても大きな国なので思い込みでした。

日本は建国以来の一君万民の美しい国だった。民という概念は新しいのです。建国以来というのは思い込みでした。

日本には資源はない

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国連憲章の敵国条項と国連通常予算分担金、そして外務省

国連と書かれることが多いですが、英語を読むと連合国(United Nations)です。
戦勝国組織ですね。

日本とドイツは敗戦国であり連合国の敵国でした。今でも国連憲章の中では敵国とされています。

国際連合憲章第2章では、主権平等の原則とし、第53条では、地域安全保障機構の強制行動・武力制裁に対し、安保理の許可が必要であるとしていますが、敵国に対しては例外があって、「連合国の敵国」だ

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非武装への道

今日は「幣原先生から聴取した戦争放棄条項等の生まれた事情について」(みんなの知識 ちょっと便利帳より http://www.benricho.org/kenpou/shidehara-9jyou-text.html)という文章を読んで少し考えました。憲法九条における非武装という考え方は「死中の活」なんだという話。押し付け憲法と呼ばれている日本国憲法のこの部分は天皇制の護持と戦争放棄のために幣原から

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ギリシャがデフォルト延期

EUには怪しい国が多くて、他の国もどうなることか。スペインなんか危ないんじゃないかと思います。
米国が多くの不動産投資をしているプエルトリコも危なくて、プエルトリコがダメになれば米国にも影響が出る。その影響は日本にも出る。

昔の日本人が金が怪しいものだと感じ、金儲けばかりの商人を卑しいと考えたのは、本能的に正しいのです。

武士は今なら役人。役人には厳しい規律を求めた。今はズルズル。

命を支え

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