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ローンチから1年でわかったpaildのベストプラクティス ”タグ”で管理する新しいカードサービスへ|paild新機能紹介

キャッシュレスといわれて久しいですが、法人決済にも現金からキャッシュレスへの波がきています。法人カードの新サービスが国内で続々と登場・発表され始めたのも、その流れの一つ。

本記事では、「カードをクラウド画面で、何枚でも手軽に発行し、管理できる」サービスであることが特徴のpaildの、その特徴を生かした使い方と、新機能をご紹介いたします!

この記事でわかること ->>>
✔︎ paildの現状で分かっているベストプラクティス
✔︎ 新しくリリースしたタグ付け機能で、より”安心”してカード活用できる!

※ この記事は、法人カードのクラウド型発行・管理サービスのpaild(ペイルド)の情報をお届けする、paildマガジンの記事です。


paildローンチから1年経ってわかった、法人カードの「ベストプラクティス」

これまでの法人カードって、
”カードをたくさん発行して決済を分散させる”
”決済をカードで分散させることによって後工程である会計処理を楽にする”

という考え方は無かったんですよね。

こう語るのは、paildのプロダクトマネージャーである中山さん。
今回は、ユーザー企業の声や使い方を分析し、開発の方向性を決め、paildのプロダクトとしての成長を進めている中山さんに、新機能と最新のpaildの使い方を教えてもらいます。

ーーカードをたくさん発行して決済を分散させる、それによって後工程である会計処理を楽にする、とはどういうことですか?

中山)paildは2020年8月にローンチして以来多くのお客様に使っていただいていますが、最近は特に、「カードの粒度をコントロールする」という方向でのご活用が増えているんです。

どういうことかというと、従来の法人カードサービスでは、1枚または少数のカードを多種多様の決済に対して利用する、という使い方が前提でした。ですから、例えば利用明細を見たときに誰が・どの部門が何のために支払った決済なのかすぐに分からず、それを調べるために手間やコミュニケーションコストをかける、ということが当たり前に発生していたんです。これは、カードの粒度が決まってしまっているサービスであるからこその課題です。

一方でpaildはちがいます。paildはカードの枚数に制限がないサービスで、かつ個々のカードへのコントロールも効かせることが可能。つまり、カードの粒度を自在にコントロールできるサービスなんです。カードを部門別に分けることも、用途別・プロジェクト別に分けることも、従業員全員に配ることもできるんです。

そしてその究極的な活用が、いわゆる、「1カード・1サービス決済」方式と呼んでいるような活用方法です。実はこれが今、いちばん増えていて、いちばん多くポジティブな反響をいただいている使い方なんです。

「1カード・1サービス決済」方式でのご活用とは・・・

▼ 主にSaaSやサブスクリプションの支払い用にカードを利用し、1種類のサービスごとにカードを1枚発行して決済するという使い方。登録・契約したいサービスの種類が増えるたびにカードを増やし、「カード名」「タグ」「共有するメンバー」「利用上限額」などを設定する。
★ この方法のメリットは、後工程が楽になること。クラウド会計システムとの自動連携、会計システム側での自動仕訳キーワード設定などを活用し、【カードで決済する】→【決済データの自動連携】→【会計システム上で自動仕訳】と、経理の業務を決済から全て自動化することができる。

ーー実際にそのような使い方をされている事例はありますか?

中山)はい。先日、第一回paildユーザー会にも登壇くださった、ユニファ株式会社様はこの使い方をされています。

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(第一回paildユーザー会は2021年8月27日に開催されました)

ーーユニファ株式会社様には、導入インタビューにもお答えいただきましたね。ご担当者様に「私、paildすごく好きなんですよ」と仰っていただいて、社内でも喜びの声があがりました。

👉 ユニファ株式会社様のインタビューはこちら

ユニファ様インタビュー(引用)

「決済情報の整理、確認の効率化に役立っています。 この決済は、どこの部署の誰がなんのために使ったのかということが、不明なことがあって。そこを確認するのが煩雑だったので、 今は決済サービスごと/部署別のアカウントごとにカードを発行しています。全部で40枚くらい発行していますね。 カード名称にどの部署のなんの決済という名前をつけているので、明細がでた時点で特定できるようになりました。」

「paildへの切り替えタイミングで調査して、決済部署が不明だったものが特定できたり、使用されていないサブスクが炙り出されたりということも。」


法人カードは「管理しやすさ」が決め手になってくる。他にはない「タグ付け」機能という新しさ

中山)この使い方はpaildならではのものですが、一点、paildでも不安だったことがあります。それはカードをたくさん発行したときの、管理者のカード管理の手間です。そこで今回、開発しリリースしたのが、カードのタグ付け機能です!

ーータグ付け機能は何が良いんでしょうか?

中山)大量のカードを管理しやすくなる点です。タグがつけられることで、カードをグルーピングして情報を付与することができるようになり、タグで絞り込みができるようになります。たくさんのカードがあっても、これで管理しやすく、探しやすくなると思います。

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(「カード一覧」画面にて、「タグ」で絞り込みをした様子)

中山)今までpaildでも、カードの枚数を増やすのに不安がある状態だったと思うんです。その不安を取り除いて、100枚でも快適に使えるという状態にしていきたいと思っています。たくさんのカードを発行して、カードの粒度を自在にコントロールできることで決済の処理を楽にしていく、そういう方向にきちんと対応していきたいというのがプロダクト開発の大きな流れとしてあって、これはその一つ。

さらに直近のリリースで、リスト型ビュー機能も同じ流れです。「不安なくカードを増やしていってほしい」という方向です。

そのカードで行った決済はどういう“後工程”があるのか。担当者(≒自分)への申し送りができる

ーー「タグ」機能ですが、もともとpaildには「カード名」を編集する機能があり、この「カード名」も会計処理に使えるよう、自動連携やCSV出力に対応しています。「カード名」との使い分けは?

中山)「カード名」はカードごとに固有の、ユニークな文字列であれば何でもいいと思うのですが、「タグ」についていえば、複数のカードが共通して持つ属性・特性をつけるのがいいと思っています。例えば「部門名」とか。どの部門で使うかをタグでつけ、部門に対する配賦などでこのタグ情報を活用する。

また、例えばリバースチャージ方式によって消費税の取り扱いが変わる国内/国外のSaaSへの支払いについて。これは、日本の国税庁に登録されていて「課税対象仕入」に該当するものなのか等で、会計処理が違ってきます。

こうした“会計処理に関するメモ”となる情報を、タグでカードに対して付与しておくと、連携された会計ソフト側での処理のタイミングで役に立つわけです。カードを設定するタイミングでわかっているような、そのカードで支払うサービス(決済)の会計上の特性や後工程の特徴などを、後工程を行うタイミングの担当者(多くの場合、自分なんですが)に対して、“申し送りメモ”ができるようなイメージですね。

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ーーなるほど。

中山)あとは、「月額/年額」とかでもいいですね。年額の場合には「前払い費用」にあげて毎月費用になるように仕訳していくという追加作業が必要になります。そうした追加作業の要・不要が、決済が会計ソフトにデータとして入ってきたときにパッと判断できる。

「月額/年額」の場合には、年額の支払いが行われるカードならば利用上限額の設定の管理をしておくとか、ウォレット全体の残高の管理をするなどといった判断も、しやすいかもしれません。

ーー現状のリリースではできないこともありますか?

中山)現状では、マネーフォワード会計クラウドとの自動連携では、「タグ」が連携されません。これは現在、マネーフォワード社と開発を進めようとしている最中ですので、今しばらくお待ちいただければと思います。リリースできれば便利なことは間違いないので、一生懸命進めています!

ーークラウド会計フリー(freee)の場合は、「タグ」情報の自動連携は可能ですか?

中山)可能です。そのほか、CSV出力の場合にも、全てのフォーマットでタグ情報を出力することができます。

paildの”現在地”としてのベストプラクティスと、今後の進化の方向性とは

ーーpaildのプロダクトチームは、8/27の第一回ユーザー会でも、新たな機能拡充の方向性の一つとして、昨今、企業決済において増加しているサブスクリプション(一定期間継続的にサービスを利用するために、繰り返し費用の支払いが発生する購買)の支払いとその管理業務の支援に焦点を当てることを発表しています。

【プロダクトチームからの発表内容】
「paildは、曖昧になりがちなサブスクリプションの購買契約管理と証憑回収を管理画面上でコントロールできる機能を拡充していきます」

中山)引き続きユーザー様からのフィードバックをいただきながら、プロダクトを進化させていきたいと思っています!

ーー今回のタグ付け機能も、すでに活用いただいている企業様もおられるようです。

中山)「管理しやすくなった」と伺った時には安心しました。今後もぜひ、管理者画面の「お問い合わせフォーム」より、ご意見をお送りください!

paildについて

paildでは引き続き、よりストレスなく決済に使えるプロダクトをめざして開発を進めてまいります。サービス登録は無料でこちらから。


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