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お湯さえあれば、どこでもドリップ

暖かい飲み物が恋しくなる季節に突入ですね。

 最近すっかり寒さが増し、冷たいものよりも暖かいドリンクが飲みたくなってきましたね。でもドリップコーヒーを淹れるのは準備やらが面倒だと感じることもあります。特に寒い朝はなるべく早く暖かいコーヒーを飲みたいものです。
 そこでこのドリップパックが重宝されます。すでに粉が挽いてあり、マグカップにセット、あとはお湯を注ぐだけで美味しいコーヒーが飲める代物です。これまで色々簡単だと言われるコーヒー器具を使用してきましたが、やはり簡単かつ美味しいを兼ね備えたドリップパックは頭一つ抜けていると言えるでしょう。

ドリップパックを美味しく飲むコツとは!

 各社様々な種類のコーヒードリップパックを販売されていますが、共通した美味しく淹れる方法というものが存在します。
 それは「蒸らし」という工程を行うことです。「蒸らし」とは最初にコーヒー粉全体が湿る程度にお湯をかけ、30秒から1分ほど放置する工程のことです。この「蒸らし」にはコーヒーの美味しいところをギュッと引き出すとても重要な工程といえます。
 一般的に蒸らす時間を長く取れば、それだけ成分がしっかりと出た、濃度感のあるコーヒーを楽しむことができますし、もう少しあっさりとしたコーヒーが飲みたい時には蒸らす時間を短くとってみるのも良いかもしれません。その時の気分で変えてみるのはいかがでしょう?同じコーヒーでも印象が変わると思います。

 あとはお好みのコーヒーの濃さになるまでお湯を何回かに分けて注ぎ、完成です。


こだわりの自分好みのコーヒーを淹れたい!

 コーヒーがお好きな方の中にはこだわったコーヒーを飲みたい!という意見もあるかと思います。そこで更に一手間かけた美味しいコーヒーを飲むための方法というのをご紹介したいと思います。

 「蒸らし」という工程の意味を理解したあなたが次にこだわるポイントはズバリ「比率」です。
 先ほど好みの濃さになるまでお湯を注いでくださいとお話ししましたが、今度はその濃さを数値で表しましょうというお話になります。その比率を決めるのが、コーヒー粉に対してどれだけのお湯を使用するかです。一般的なドリップコーヒーの比率はおおよそ1:15 〜 1:17 程度とされています。

 ドリップパックのパッケージにはほとんどの場合、使用しているコーヒー粉のg数が記載されていると思います。大体は10g前後のものが多い気がしますが、当店のドリップパックは10gのコーヒー粉を使用しています。なぜ10gかというと、比率を考えるときに暗算でも計算しやすいようにしているからです。

 では実際に淹れてみましょう。今回は10gのコーヒー粉に対して160gのお湯を使用していきたいと思います。(比率は1:16)

用意するものは
・マグカップなどの容器(容量は250ml程度のものが丁度いいでしょう)
・ドリップパック(コーヒー粉は10g)
・お湯160g

 まず蒸らしを行い、30秒〜1分程度待ちましょう。

蒸らしの時、しっかりとコーヒー粉にお湯を満遍なくかけましょう。

蒸らしが終われば、次にお湯をドリップパックの八分目まで注ぎ、中のお湯が落ちきる前にまた八分目まで注ぐという流れを繰り返し、目標にしているg数まで注いでいきましょう。

さぁ、出来上がりです。あとは美味しいコーヒーを楽しむだけです。


いかがでしたでしょうか?今回の内容が参考になれば幸いです。
またこの方法が正解だという話ではなくて、あくまでも数あるコーヒーの楽しみ方の一つであるということを念頭に、自分自身の中の美味しいを見つけていただければと思います。

それでは次の一杯でお会いしましょう。良いコーヒーライフを。

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