100マス計算

今年預かっている子どもたち(小学1年生)も100マス計算の時期がやってきました。
と言っても、まだ10マス計算×9ですが。

7月までにくり上がりのたし算の指導を終えたので、この時期は毎年100マス計算の練習を始めていきます。

導入の際、私は以下の2点に気をつけるようにしています。

  1. 型にはめる

  2. 自分とたたかう

1.型にはめる

とにかくこちらからの声掛けを機械的にして、型にはめます。
「鉛筆を持ちなさい」
「姿勢を正しましょう」
「位置について、ようい、はじめ」
この言葉を1字違わず言います。

「型にはめる」と言うと悪いイメージになりがちですが、これは子どもたちにとって、ある種のリズムとなり、安心して取り組めます。
そして、100マス計算以外のときにも
「姿勢を正しましょう」
と言うと、スッと姿勢を正しやすくなります。

もちろん、丸付けが終わるまで一切の私語をさせません。

2.自分とたたかう

1年生ですと、これまでの経験値に大きな差があるため、計算力にも差が出ます。
ややもすれば、1番早い人が正義になりやすく、遅い子にとってはやる気を失う元になるのが100マス計算です。
そこで、徹底的に伝えるのは、「自分とのたたかい」だということ。

1秒でも早く
1問でも多く
過去の自分を上回ることを伝え続けます。

そうすることで100マス計算が大好きになります。
なぜなら、やればやるほど早くなるからです。
昨年の子どもたちもそうでした。
2月終了時点で、29人中26人が3分以内に100マス計算(たし算)をクリアしていました。

さてさて、今年の子どもたちはどうなるのでしょうか。
楽しみ楽しみ。


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