倒立先生

子どもたちの健やかな成長と子どもたちの周りにいる大人の方を応援しています。小学校教諭 …

倒立先生

子どもたちの健やかな成長と子どもたちの周りにいる大人の方を応援しています。小学校教諭 公認心理師 大学非常勤講師 animalflow 中学受験(算数)

最近の記事

身体排除

8月の1ヶ月間、子どもたちが運動する機会を設けました。 私の見ている子どもたちは、朝一に瞑想の時間があります。 姿勢を正して、目を閉じて、1分間瞑想をします。 最近になって、瞑想の様子が質的に向上したような気がします。 7月までは、目をぎゅっとつぶる子、肩に力を入れて固まる子、頭がふらつく子がいました。 しかし、最近では力まずに良い姿勢が取れています。 子どもたちは、身体排除できているのだなと感じています。 身体排除とは、「身体をどう扱うか。」を意識することなく、身体

    • 身体をゆるめる

      1週間ほど前、「発達障がい(グレーゾーン)の子への身体アプローチ」というテーマの勉強会に参加しました。 ASD系の子どもたちは、交感神経がいつも優位な状態であるとのこと。 交感神経が優位な状態というのは、簡単に言うと戦闘モード。 自分の命を守るためにすぐ動ける状態にする…だから固まって構えている状態になる。 そして、見えるもの聞こえるものにすぐに反応してしまう。 例えて言うと、初めての国で一人旅をしていて、夕方にホテルを探している状態だそうです。 見えるもの聞こえるものに

      • 筋トレ強化月間その後

        筋トレ強化月間が終わりました。 約80名の小学生に向け、1ヶ月間取り組みました。 【メニュー】 ①リズムランニング ②感覚統合運動 実際のところ、②の感覚統合運動は毎回徹底して行うことができませんでした。 そこで、①のリズムランニングを見て思ったこと、そして最近の子どもたちの様子について書いていこうと思います。 取り組んだリズムランニングは約10分間の内容でした。 ・走る ・横歩き ・後ろ歩き ・スキップ ・ケンケン ・ゆっくり歩き ・全力ダッシュ を曲ごとに変えて

        • 背中を押す

          「○○をやってみたい」 我が子や妻、友人、教え子がそうつぶやくと 「いいね。やってみよう。」 とすんなり言えます。 自分自身もやりたいことをやってきた人間だと思っていましたが、実はそうでもなくて、自分がやりたいことを見つけると一瞬の迷いが出てしまっていました。 来週末、私の興味と合致する勉強会があります。 しかし、その日は仕事です。 「行きたいんですけどね」 そう友人に言うと即答でした。 「行けばいいんだよ」 その場で即申し込みました。 自分のことになると守って

          主体的に

          私がお世話になっているトレーナー(柔道整復師)の方が、SNSで次のように書いていました。 人が変わるには「主体的」に動く事が大切 世の中の多くのヒトは、「積極的に受け身」である 主体的にならなければ、行動と結果は変わらない この言葉は、ハンドボール日本代表パフォーマンスコーチ・日本オリンピック委員会医科学強化スタッフの桂さんの言葉だそうです。 スポーツの世界であっても、学校であっても、学びがなされる場ではどこでも同じだと感じました。 ただ、言葉では簡単に言えますが、主

          インストラクター取得!

          ついに AnimalFlowの認定インストラクターの資格を取得しました! 約30近い動きを取った動画と自分以外の人にコーチングする動画の2本を送り、無事に合格しました。 ここから色々な人にAnimalFlowを伝えていきたいと思います。 ただ、練習のし過ぎで肘を痛めてしまったので、当分無理できないですが…

          インストラクター取得!

          100マス計算

          今年預かっている子どもたち(小学1年生)も100マス計算の時期がやってきました。 と言っても、まだ10マス計算×9ですが。 7月までにくり上がりのたし算の指導を終えたので、この時期は毎年100マス計算の練習を始めていきます。 導入の際、私は以下の2点に気をつけるようにしています。 型にはめる 自分とたたかう 1.型にはめる とにかくこちらからの声掛けを機械的にして、型にはめます。 「鉛筆を持ちなさい」 「姿勢を正しましょう」 「位置について、ようい、はじめ」 この

          100マス計算

          筋トレ強化月間

          世間は夏休みですね。 勤務先は特殊な学校で、7月も8月も子どもを預かっています。 給食もあります。 ただ、いつもよりゆるーい時間割で、出席も任意になります。 そのため、いつもよりもやりたいことがやれるチャンスなんです。 夏の一ヶ月間は、「筋トレ強化月間」と題して、子どもたちにたくさん身体を動かしてもらって、パワーアップしてもらおうと思います。 同僚が特別支援校で教員経験があるため、私と二人で子どもたちに毎朝運動をさせていきたいと思います。 この暑い時期ですが、体育館には冷

          筋トレ強化月間

          つい言ってしまう

          私は思ったことをつい言ってしまいます。 言っても言わなくてもいいことなのに (言ってもあまり良い方向に進まない事が多い) 我慢できずに言ってしまいます。 そして、割とヒートアップしがち。 家族や友人は 「言いたければ言えばいいんだよ」 とフォローしてくれますが ヒートアップしている姿は格好悪いなと思います。 明日からの目標 すぐに反応しない 今日は短めでした。

          つい言ってしまう

          体の変化を実感

          AnimalFlowのワークショップを受けてから、3週間が経ちました。 少しずつですが毎日AnimalFlowをやるようにしています。 今まではマシントレーニングがメインで、AnimalFlowを補助的にやっていました。 しかし、テストに合格するために最近はAnimalFlowをメインにしています。 最近は自分の体の変化を感じるようになりました。 【体重】 最初は夏バテかと思いました(笑)。 よくよく考えると以前より食べているし、おかわりも増えたし、体重が増える食べ方な

          体の変化を実感

          心の風邪

          学校の先生の精神疾患は多いと言われます。 多くの業務、子ども・保護者対応、上司のハラスメント、長時間の労働、睡眠不足など、原因は多岐にわたると思います。 私も過去に鬱の診断を受け、休職したことがありました。 今は身近な知人(Aさん)が、とても苦しみながら働いています。 共通の友人(Bさん)は 「Aさんは、頑固だ。相談するだけして、こちらのアドバイスを聞く気がない。」 と言っていました。 周りから見ると鬱の人って、怠惰だったり、頑固だったり…そんな印象に見られがちです。

          少数派?多数派?

          みなさんは、学校生活の中でこう言われたことはありますか? 「誰とも仲良くしなさい。」 いつからかわかりませんが、私はこの言葉を子どもたちに使わなくなりました。 この言葉よりもしっくりくる言葉に出会ったからだと思います。 「クラスは電車の中と同じ。」 電車は目的地が明確です。 クラスの目指す目標もそれなりにあります。 (学習・集団生活・行事など) 電車では複数の他人と乗り合わせます。 クラスも複数の他人と時間を共にします。 電車で困っている人がいたら手助けします。

          少数派?多数派?

          アニマルフローワークショップ

          ついにアニマルフローのワークショップに参加してきました。 二日間みっちりやって、体は信じられないくらいの筋肉痛です。 各動きの目的 日常生活で使ってない筋肉の多さ 子どもの発達への有用性 これらが明確になりました。 まずは毎日練習をして、インストラクター合格に向けて頑張ります。 今日はヘトヘトなのでこのくらいです。

          アニマルフローワークショップ

          身体性から神経発達症をみる

          久しぶりに公認心理師関連の講演会に参加しました。 最新の研究は、自分から取りに行かないと全然入手できないということを実感しました。 スマホみたいに、Wi-Fiつないだら自動アップデートされるといいのですが(笑) 今回印象に残ったことを文字に残しておきます。 ・自閉症スペクトラムは社会性の障害という説明がされてきたが、当事者の話を聞いていると、問題の大半は対人関係以前の知覚・運動レベルにある。 ・自閉症スペクトラム同士だと共感的な反応を示す。 ・多数派(定型発達)と少数派

          身体性から神経発達症をみる

          教員の働き方

          教員の働き方について、たくさんのメディアで取り上げられ、その都度色々な意見が述べられています。 私自身は、残業代が支払われないとか、休憩がないだとか、家で授業準備するだとかいったことに、否定的な意見を持っていません。 (もう麻痺しているからかもしれません・・・笑) 確かに、公立中学校時代は大変だったなと思います。 新卒一年目で中学1年生の担任を持ちました。 部活は卓球部副顧問。 書写主任になっていましたし、市内の文集の選定委員、校内のISO担当(ゴミの量、電気代、水道代な

          教員の働き方

          保護者との面談

          保護者の方々と面談する機会がありました。 小学校教員として勤めていると、一児童は集団の中での1人として捉えがちです。 しかし、保護者の方々にとっては、とっても大切な我が子です。 保護者の方々と話していると、「大切な我が子」である児童として子どもを見つめ直すことができます。 どんな家族構成なのか。 一人っ子なのかきょうだいなのか。 きょうだいの中の何番目なのか。 子育てで大切にしている思いはなにか。 保護者の理想を子どもに叶えさせたいのか、自分で理想を見つけさせたいのか。

          保護者との面談