「副業時代」に考える正社員の権利

副業解禁が何かと話題な2019年現在。
一般論は置いておいて、自分の周辺だと

・個人としての技能を高める
・収入源を増やす

というのが割と多く見られる理由である。

副業が何かと話題なのでそのメリットについては既知なものとして、正社員である人々に与えられた権利について考えてみたい。

まず、これは自分が今スタートアップ企業にいるため、その環境が前提になる。

固定収入がもらえるとか、保険を会社が払ってくれるとかまぁそういうことはあるんだけれども、自分は最大の正社員の権利は、

「中の人として」目的が同じである「中の人々」と意見を交わしてながら意思決定をさせてもらえる権利

だと考えている。

マクロ環境の変化だとか、マーケットポテンシャルだとか、色々阻害要因はあるわけです。そりゃあもう。たくさん。

野球でいうと常に2アウト満塁3点差みたいな。

でもそこで打席に立つ、もしくは立つ人を選べるのはチームの人だけなのです。
もちろん外部の人からの意見は参考にする。とても参考になる。
でも、決められるのは、進められるのは中の人だけ。

不確実性が高い領域ほど、セオリー通りにいかないから想定通りにいかない。

その結果を修正するのも中の人。

副業では、この権利を獲得することはできないと思うのです。外様なので。

だからこそ、自分の本番を見失ってしまうと、銭稼ぎで終わる人生になると個人的には思うわけです。

自分の人生の本番は、スタイラー株式会社の事業(FACYとその他事業)な訳でこれを伸ばしきるという腹極めは僕が正社員だからこそできるものであり、僕以外にいる上記の腹極めをしている社員達と本音で議論ができるのは正社員ならではの権利じゃないかと。

副業は僕はむしろ肯定派なんですが、その副業が自分の人生全体に与える影響を考えると、本番を見失わないことがすごく大事なんじゃないかと、そして副業する社員、副業を受け入れる会社双方にその共通の認識がある場合のみすごくいい形で副業規則が回るんじゃないかと考えるわけです。

なにを成し遂げるために今の会社にいるのか、ということだけは副業がokになろうが、リモートワークがokになろうが、忘れずにいたいものです。

はにを。

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