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八尾市立西山本小学校5、6年生の見学。楽しい!?古墳の保護活動も!

2022年5月2日に八尾市立西山本小学校の5、6年生が団体見学に来てくれた。まずは学習館横の駐車場に集合して少し待っていると…
余が颯爽と登場!「私がハニワこうていだ!」

実は、右のフェンスから地味に登場したりして!?

そして、心合寺山古墳のこと、余のことを簡単に紹介したあと、とあるミッションをクリアするため、古墳見学のワークシートの使い方を説明。

この日は快晴!気候も良くて、古墳見学日和であった。子どもたちも気持よさそうに見学してくれていたぞ。

余のモデルである蓋形埴輪のスケッチをする子どもたち。ちゃんとスケッチしてくれていた。すばらしい!

スケッチする子どもたち、その②
側近がSNS用に写真撮らせて!と頼んだので、一直線気味に並んで、ちょっとわざとらしい写真になったかも?とにかく、協力ありがとう~

展示室でも、クイズやスケッチ、考えたりする問題にチャレンジ。これは「水の祭祀場を表した埴輪」のコーナー。
写真中央にある家形の埴輪だが、近づいてみると窓がなく、塀にある門の入口が端っこに。また塀の上にはギザギザの△△△がたくさん。
これって!?「外から見られたい?」「見られたくない?」どういう意味がある?スケッチしながら、そんな問題をしてもらった。

最後は、古墳北側の「はにわの広場」に集まって、ワークシートの解答と解説。
そして、考える問題の一つ「後円部に埋葬された3人と前方部の1人の関係は?」って子どもたちに聞いてみたら…
(ちなみに後円部は丁寧な埋葬の粘土槨、前方部は簡単な木棺を埋葬している)

「後円部は活躍した3人で、前方部はその師匠?みたいな人で後円部の人を見守っている」とか、「前方部は親で、後円部の兄弟を見守っている」とか
自由な発想がたくさん!

後円部の棺は1つしか発掘していないので、3人の関係は不明。また後円部の方が丁寧に埋葬されているので、後円部の方が偉い人で、前方部はそれに続く人。そう考えるのが定番だが、もしかしたら、子どもたちの方が正解かも!?
解説をした側近の館長も、いろんな意見が出てよろこんでいたぞ。

で、いつもはこれで見学終了!なのだが、今回は+おまけの体験?活動も!

そう!古墳のぼり大会!?
いやいや、葺石の草を抜きながら古墳をのぼる、ちゃんとした「文化財保護活動」なのだ!

80名程の子どもたちが一気に登る様子は、なかなか凄い!!
これまで学習館のイベントや20~30名程の団体でやったことはあったが、ここまでの人数は初めて。
ケガしないように、下から上にのぼる一方通行で!と最初に案内をして、それをしっかり守ってくれたので、全く問題なく終了。

もちろん、古墳もキレイになって、側近たちも大助かり。
ホントにありがとう!!という見学であった。

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