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アドリブ研究

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トロンボーンのアドリブって大変ですよね? アドリブ研究共の会では、一緒にアドリブを考えて、それを手直ししたりするコーナー、およびアドリブの方法論を共有するページです。 初心者の方… もっと読む
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記事一覧

重く、軽く

ジャズ界隈でアドリブのことを考えて、もう30年近く経つ。 はっきりいってアマチュアのアドリ…

半熟ドクター
1か月前
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ソロを「もりあげる」方法とは(3)

では、実際に「盛り上がり」を身につけるにはどうしたらいいか。 それには(2)の視点にそって「…

半熟ドクター
11か月前
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ソロを「もり上げる」方法とは(2)

(1)では How、つまりどうやってソロを盛り上げるか、を述べました。 (2)ではWhat、つまりソロ…

半熟ドクター
11か月前
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ソロを「もりあげる」方法とは(1)

以前に書いた文の中で「起承転結」「盛り上がり」といいました。 今回は「盛り上がり」につい…

半熟ドクター
11か月前
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譜面をみないこと(3)

コードの「コンテクスト=文脈」を理解しましょうと書いてきました。 昭和のクソ慣行の「譜面…

半熟ドクター
11か月前
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段階別セッションの目標

以前「ジャズ研換算」を書きました。 学年別のジャムセッションにおける目標はなんでしょうか…

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水たまりがつながる

クラシックや、ポップス畑で、それなりに演奏経験のある方。 そんな人が、ジャズに進出した時のアドバイスです。 ジャズの練習方法はクラシックと同じではないジャズの上達のあり方は、クラシックやポップスとはちょっと違う。 演奏技術や楽器の弾きこなし方という点では、クラシックがやはり最高峰。楽器の練習方法は完成されている。 プロのジャズマンも、結局クラシックのエチュード練習してます。 また、演奏の解釈だとか、ニュアンスの付け方、細部に至る音の完成のさせかたもクラシックの方が勝って

トーナル→コーダル→モーダル(4)

さて「トーナル」というのは結局なんなのか、そして、それがありさえすればジャズになるのか?…

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トーナル→コーダル→モーダル(3)

ここまで、トーナル=調性感覚ということで、 個人の奏者の能力という文脈で語ってきました。 …

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トーナル→コーダル→モーダル(1)

コード進行、ジャズの理論の話です。 モーダルとコーダルまず、ジャズ理論の前提にある 「コ…

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 歌物基本形(4): 8段目

「歌物基本形」なる用語を勝手に提唱し、勝手に論じてきました。 さて、最終段の8段目について…

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アドリブ研 : "There Will Never be Another You"(1)

曲の出自:「アイスランド」という1942年の映画で劇中で歌われた歌だそうです。 アイスランド…

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歌物基本形とは(3) "4段目"

32小節のABAC進行のスタンダード、「歌物基本形」についての話。 今回は、謎の多い(というか…

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「歌物基本形」とは(2) ”3・7段目”

前回は「歌物基本形」を提示しました。 今回は3段目・7段目に限定して比較検討してゆきます。 前回のおさらい。 32小節の歌物で、共通するコード進行のフレームワークを提示しました。 特に3-4段目、7-8段目に共通項が多い。これは前回触れました。 ちなみに、ここに提示しているコードのほとんどは、以前に「バップのマインドマップ」示した図のコードが使われていることにお気づきでしょうか。 3段目・7段目Subdominant(SD)→Subdominant Minor(SDM)