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大地震、航空機事故など不測の事態に接した際の対処能力を向上させるために

 単一民族単一言語の日本人が考える「次の一手」「代替案」は、当然ながら考えることや結論が似通ってくるので、結果として混乱と混沌に帰結することは過去の事件事故が証明しています。

 被害に遭われたあるいは今後被災するであろう我々が日ごろから考えておいた方が良いのではと思われる気づきは以下のとおり。

1 被災家屋の防犯


  必ずと言ってよいほど聞くのが

  留守宅の盗難被害ですね。

  そこで
  日ごろからできる対策の一つとして

銀行の貸金庫に現金や権利書その他重要書類を預けておく

 のは如何でしょうか?

  ※ 尤も家屋が火災により焼失してしまい、貸金庫の鍵やカードが滅失してしまった場合は別ですが。

  銀行の貸金庫は、大なり小なりそれぞれの銀行の金庫内に設置されています。

  銀行の金庫はご存知の通り高い防犯性と災害対処能力を有しています。

  さすがの「被災地泥棒」でも手が出せません。

  銀行が燃えても金庫は残ります。

  貸金庫の審査は個々の銀行内稟議に負うところが大ですが普通に生活していれば難なく審査は通ります。

  そもそも論として

盗まれるもの、被害に遭いそうな金品を家に置いておかないこと

 が最大の防犯かと。

  筆者はもとより貧乏で盗まれるものが無い身分ですが、地元の地銀に設置された貸金庫だけはここ十年以上利用しています。

  被災地域のパトロールは地元警察の責務ではありますが、

   人命救助、現場での交通整理など

に人員を割かねばならず個々の住宅への見回りは

  二の次三の次

になりがちです。

 警察に頼れないのなら、


 自分の身は自分で守る


という危機管理の一丁目一番地

として

 警備会社に機械警備を日ごろから依頼(※)

 ※金銭的に余裕がある方に限定ですが・・・

するのも一案ではありますが、これも被災地が停電したらアウト。

 ならば、原始的な「自警団編成」はどうか?となりますが

 これも被災現場ではマンパワー不足で賄えないので、被災していない地域からの「留守宅見回り部隊支援」

 を提案します。

 被災現場を却って混乱と混迷に陥れる売名的な「押しかけ」物資支援よりも汗をかいて被災現場家屋の防犯(余り知られていない「避難所における婦女子の性的被害」に対する監視も含む)に貢献するパトロール支援は必ずや被災地の皆様に喜んでいただけるはずです。

 一方で全国警察にとって

「被災地防犯」

という目的のための連携とシステム構築が喫緊の課題ではないかと。

 ※ 警察庁のHPでは「被災地支援の一環として都道府県横断的な人員派遣を行い情報収集云々」といった自画自賛的な活動報告は掲載されているが、「被災地防犯」の観点からの実績は皆無というのが現実。

2 航空機事故、自然災害後における代替交通手段

  人間みな考えることは同じ

  航空機事故で空路が使えない

     ☟

  空港のダイバート、或いは陸路(鉄道またはレンタカー)という代替案

  ここまでは誰でも考えるから

  ダイバート空港の二次混乱、レンタカーの払底、新幹線の大混雑

を招いてしまいますよね。

 そこで、日ごろからできるダイバート案として

  海路系統を熟知しておく

のは如何でしょうか?

 日本国内の各都市を結ぶ海路交通網は意外と知られていないのでは?

 港までの交通手配という課題はありますが。

 長距離トラックをヒッチハイクするという手段もありますが、諸々リスクもこれあり更に乗せてもらう人数とのマッチングもあるので代替案としてはラストチョイスですかね。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 筆者自身も今回の自然災害や事故を受け更なる被災準備を心掛けたいと思う次第であります。

                 了




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