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無神論者の真・女神転生Vリプレイ2

リプレイ2回目。暫くは道に沿って進むだけなので特に迷ったりとかはない。まずはRPG的な意味で各種施設のキャラクターの顔見せが続く。

一般的なRPGで言う所の"アイテムショップ"&ドラ◯エで言う所の小さなメダル交換所の主、ギュスターヴ。

だいぶ喋り方にクセがある

続いて、邪教の主として胡散臭い神父からお役目を引き継いだソピアーさん。元ネタはグノーシス主義における三位一体の聖なる霊としてのソフィア。
雑に説明すると至高神から流れ出た下位神であったソフィアは(許されていなかった)至高神の意志を直接知ろうとするものの、失敗に終わり絶望。上位世界から転落しそうになるが、自らの情念(自由意志)を捨て去る事で救われる。という途中までは(人間に知恵を授けようとした訳ではないけれど)文化英雄っぽい所のある存在です。

唯一神勢力に対してはアンチテーゼか

ソピアーさんから追加DLCの魔人イベントを受注。この辺りから本作が真3の正統な続編である事が示唆されます。まずは初戦。マタドールを撃破して"基礎のメノラー"を入手。

初回プレイ時はまったく歯が立たない

続いて主人公と同じように魔界に転移させられていた優等生ことユヅルくんと再会。東京を守護する組織によって悪魔召喚プログラムを与えられたという彼は旧約〜真2までの主人公のオマージュ。発売当初は古いプレイヤーから「彼を主人公で使いたかったのに!」という声が結構聴こえました。

異常に冷静で人間味は薄い気はするw

もうちょっと先に進むとアマノザコと遭遇。ナビゲーターというか"最初のピクシー"ポジションですね。最初のピクシーといえば本作でも会話の練習相手として登場しましたが、真3の時のようにずっと仲魔にしていれば超絶パワーアップを果たしてくれると信じてエンディングまで連れ添ってたプレイヤーは多い筈。結局なんもありませんでしたが。(笑)

ストーリーにも絡むし存在感はピクシー以上

こんな感じでサブキャラたちが順序よく顔見せな感じで進んでいきますが、オープンワールドの探索やサブクエストもちょいちょいあるので、実際にプレイするとそこまで飽きがこない感じになっています。

サブイベントと言えば印象に残ったのがこれ。弱い悪魔を助ける為の新興宗教を始める傍ら自分の支持者を増やして尖兵化しているアプサラスと、自分の信奉者を集めて弱者ビジネスをしているアプサラスが気にいらない能力主義者でマッチョな資本主義のフォロワーであるリャナンシーのイベント。

私的には両方とも極端な思想なので
どっちも滅ぼしたいのですが(不穏)
それ以上に新興宗教や弱者ビジネスが大嫌いなので
今回はリャナンシーに加担します

結局アプサラスを撃破。アプサラスも「やり方が気にいらないのでしょう」と言っている通り信奉者を尖兵化するやり方が反感を産んでいる事は理解している模様。この辺りは現実の人間界で新興宗教や弱者ビジネスを行っている連中よりはだいぶマシである。現実の方がフィクションの悪魔より魑魅魍魎だもんなぁ。(個人の見解です)

アプサラスを撃破
お題目は立派なんすけどね
寧ろ提唱者が去った後が腐敗の始まりになりがち

その後は行手を阻むオオヤマツミを撃破し(初回プレイではまず敵わない)東京タワーを目指します。初回プレイでは進行ペース上まず敵わない敵がちょいちょい配置されてるのは結構良い作りだったかなぁと思います。

周回プレイなので今回は一蹴
そろそろ目的地の東京タワーまてあと少し

最終スタメン採用悪魔

魔神ヴィシュヌ

ヒンドゥー神話の最高神。まぁ神話的にスケールがバカデカ過ぎて扱いに困るのか女神転生で登場する時はあまり話に絡んでこない扱いの神様です。(笑)今回は珍しくシヴァ神がクローズアップされてるのでストーリーにも絡まずスキルや能力的にも控え目な印象。呪殺ギガプレロマの継承元になるのはちょっと意外でしたけども。

ウチではラスキャン&回復要員

ストーリーにガッツリ絡む時は化身であるクリシュナとしての登場が多いですが、真4のクリシュナはちょっと(というか大分)疑問だったなぁ。善神としての描写しかほぼないヴィシュヌ神のアヴァターラをわざわざ悪役として多神連合の首魁に据えるのも疑問でしたし(オーディンでいいんじゃねぇの?)表現の自由こそあれど実際宗教指導者からケチもついたりしましたし。何より真4は宗教や神話に対して造詣の深い人の書いたシナリオには思えませんでした。この辺りが真4の評価が個人的に低い理由ではあります。

FINALのボリュームは真5より満足でしたが…


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