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【激震トレード】ブレーブス、クリス・セール獲得!

どうも、ハーノです。
本日は大晦日。
皆様に1年間の感謝を込めたちょっとしたnoteを…などと思っていた矢先でした。
今回はブレーブスがセールを獲得したことについて、記事を書いていきたいと思います。
それでは、行きましょう!

①今オフ最大の衝撃?ATL・セール爆誕

大晦日、今季オフのMLBでも屈指の衝撃を与えるであろうトレードが成立しました。
ブレーブスが野手プロスペクトであるグリッソムを放出し、レッドソックスからセールを獲得しました。来季の年棒は27.5Mであり、レッドソックスがそのうちの17Mを負担します。
2025年は20Mの球団OPがついています。また、2024年にCY賞投票10位以内かつシーズン終了時にIL入りしていない場合はブレーブスの意志と関係なくこのオプションが行使されるようです。

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今季のセールは2019年以来の100イニング到達。序盤や怪我明けの登板では不安定な投球を強いられましたが、20先発もうち後半15先発での防御率は3.15と良好、特に9月は5先発で25イニングを投げ防御率2.88をマークしています。
また、指標も良好で、投げることさえできれば来季も好投を見せてくれるのではないでしょうか。
FanGraphsでも141イニングを投げ防御率3.96(これは評価が厳しいFanGraphsにおいては中々な高評価)でWAR2.6としっかり評価されています。
また、レッドソックスの本拠地フェンウェイパークは球界屈指の打者天国のため、脱出出来ることによる成績改善も期待できます。
もっとも、スぺ体質は気になりますが、ケガの内容的に本人の行動の注意や意識で避けられたものも多く、気を付ければ避けられるリスクだと判断したのかもしれません。

指標は良好

グリッソムは若手の有望株で、2022年にデビューして活躍、9月以降は急失速してアルシアに出番を奪われ気味になりましたが、将来を期待される選手でした。今季は開幕ショートとして期待されるも、正遊撃手争いでアルシアに敗れマイナーへ。とにかく守備面で課題が露呈し続け、MLBでプレーした際も守乱に悩みました。打撃はパワー面でMLBの壁に苦しみましたが、3Aでは102試合でOPS.920をマークしています。本塁打8本という部分でパワー面にはやはり課題が感じられましたが、将来性は示しました。
ブレーブスではレフトへのコンバートとなっていましたが、レッドソックスではセカンドもあるという予測があります。ショート守備に比べるとまだ少しいいかもしれませんが、こちらも課題は多く、もし二遊間で起用するならレッドソックスには相応の覚悟と忍耐が必要になりそうです。
マイナーで内野守備も一定の改善はあったようなので、そこに期待したいですね。

②ブレーブスの思惑

今回のトレードでブレーブスは念願だった先発ローテの補強に成功しました。また、フリード、モートンがFAになる次のシーズン、2025年にローテを守れる投手を確保したことにもなりました。
今季はローテのケガに悩まされましたが、セールもそこに不安はあるものの、力のある投手の頭数が増えた点では、昨シーズンより良い形で1年間ローテを回せる可能性が大きく上がったと思います。

プレーオフでの通算戦績はあまり芳しくないものの、ケガの影響や一部の試合で打ち込まれている節もあり、健康体でプレーオフに臨むことができれば、十分に期待ができるのも獲得のポイントになったかもしれません。

また、セールが2年間ローテを守ることができれば、その間に若手が育つ余裕も生まれるのも大きいでしょう。また、イノアやアンダーソンというTJ組の復帰まで余裕も作ることもできます。

2025年に20Mの球団OPがある辺りも含め、「第2のモートン」の枠として見ているのではないでしょうか。モートンは来季40歳を迎えますし、再来年となるとなおさら不透明になるので、そこを見据えての補強だったのではないでしょうか。

そして、安いというのも決め手でしょう。来季はブレーブスの負担は10.5Mですし、セールの契約は後払いが含まれているため、来季の支払額はより小さくなります。
そして今の先発市場を鑑みると、ある程度セールが投げれば、再来年の20Mも決して高いとは言い切れません。
リスクはあるものの、コスト面でもある程度良好な計算ができます。

対価がグリッソムになったことについてですが、ショートはアルシアがおり、放出の敷居が下がったのは1つの大きな要因でしょう。
しかし、何よりの要因はグリッソムの守備面での課題が大きすぎたという点かと思います。この1年間、ブレーブスはここにかなり悩んできました。4月に昇格した際には平凡なプレーでもフィールディング、スローイングともにミスを連発し、守備で大きなマイナスを作ってしまいました。あまりの事態に怪我で離脱していたアルシアをマイナーでのリハビリを挟まずに復帰させるほどでした。
今季オフからグリッソムはレフトへのコンバートとなっていましたが、ここでケルニックを獲得したため、余剰戦力になっていた部分もありました。
野手陣は強力なブレーブスにしてみれば尚更でしょう。
これらが主な理由となったのではないかと思われます。

新天地でも頑張れ!ブレーブス公式もグリッソムに感謝↓

③今後の動き

ここは2つの視点で見ていきましょう。
1つは来季の編成、もう1つは来季オフの動きです。

まずは来季の編成について。来季のブレーブスはローテーションをフリード、ストライダー、セール、モートンの4人を中心に回すと予想されます。
5番手は今季ローテを支えたエルダーが筆頭候補ですが、新加入のロペスを先発に回したり、プロスペクトのAJSS、TJ手術明けのイノアやアンダーソンもいるため、そのあたりが最後の1枠を巡って争うことになりそうです。
そして内野陣は構想通り、アルシアが正遊撃手となり、現在はアウトライトされていますが、アウトライト時からの予想通りフレッチャーがバックアップとして再昇格すると考えられています。

そして来季オフの補強について。
これはFAでのトップスターターの獲得は急務になります。フリードがFAとなり、モートンもFAとなると、セール如何に関係なくここは必須です。セールも2025年オフにはFAなので、複数年保有可能な強力な先発が必要になります。
総年棒もフリード、モートン、オズナなどのFAで一気に浮くので、機会としてもベストです。トレードのイメージが強いアンソポロスGMですが、先発補強においては主力級をトレードで獲得することはかなり例外的であり、基本的には自前とFAで補強してきました。
それは今後も変わらないと思われます。
市場に出るであろう選手のラインナップを考えても、フリード再契約含めFAで動くというのが自然であると思われます。今季は穴自体があまり大きくないのでグリッソム1人のみの対価で収めることもできましたが、来季の穴を埋めるならそれは不可能で、トレードという手段はかなり現実的に厳しいものとなります。

これらの動きで投手のトップ100プロスペクトであるAJSSやウォルドレップに触れなかったところを見ても、やはりそこの動きは一貫しているように見えますし、将来のローテ問題を意識している様子もあるので、投手のプロスペクトの消費は避けるでしょう。

④相変わらずの機密性の高さ

しかし、今回もまた唐突で度肝を抜かれましたが、本当にこのチームの、アンソポロスGMの情報の堅さには驚かされます。セールという超大物投手が動くトレードでも、一切記者たちに嗅ぎつかれることなく成立まで持っていきました。
アンソポロスGMは今季オフには多くの記者が様々な情報や推測を流すのを「時間の無駄だ」とまでスッパリ。そして、実際にケルニックやセールという大きなトレードを気付かれぬまま成立させ、その機密性の高さを見せ付けました。
これほどの情報統制能力、改めて舌を巻かざるを得ません。

⑤まとめ

足早に書いてしまったので、普段以上に拙い内容になってしまった感もありますが、いかがだったでしょうか。

まさか、セールがブレーブスに来る日が来ようとは思いませんでした。
来季のローテに期待しつつ、今から来季オフの動きも気になるところではあります。
来季オフは正真正銘「背水の陣」で、今後のコンテンドの運命を賭けたオフになりそうです。

グリッソムはデビュー戦でいきなり初本塁打を放ったボストンに行く事になるのは運命の悪戯でしょうか。
ぜひ新天地で頑張ってほしいですね。

来年こそはブレーブスが世界一奪還ですよ!

⑥1年間ありがとうございました

最後に僅かではありますが、この1年間の感謝をお伝えしたいと思います。
去年の12月末から今回で71本、今年1年間で63本。

皆様にも支えられての活動だったと思います。
本当にありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。

それでは、また!

頑張れブレーブス!世界一へ!!!



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参考

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