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「君たちはどう回すか」 ATLローテの行方は?

どうも、ハーノです。
今回はブレーブスの先発ローテ事情について、書いていきたいと思います。
それではいきましょう。

①激震 ストライダー今季終了

シーズン早々、ブレーブスは大きな壁に直面しています。
今季の開幕投手を任され、サイ・ヤング賞候補でもあったストライダーが、右肘靱帯を損傷、2度目のTJ手術とはなりませんでしたが、固定具での修復手術となり、今季終了となりました。
復帰時期は12〜14ヶ月と言われており、TJ手術よりは短く済む可能性が高いようで、来季の早い段階で復帰できる可能性も十分あります。

しかしどうにしろ、今季はストライダーは投げる事ができません。
これはブレーブスにとっては大きな穴となります。

そんなブレーブスの現状のローテーションと打開策について、拙い内容ではありますが、考察していきたいと思います。

②【成功も課題も】現状の先発ローテ

まずは現状のローテ投手を確認していきましょう。

①フリード
②セール
③モートン
④ロペス
⑤???(エルダーやプロスペクト等が予想)

メンバーとしては現状でも期待できる編成になっていると思います。
しかし、現状それぞれに課題があるのが現状です。

フリードは前回登板のマーリンズ戦では6.1回4安打2四死球4K1失点と好投を見せブレーブスファンを安心させましたが、開幕2試合は(酷すぎるボール判定や不運なヒットにかなり苦しめられましたが)合計5回11失点(自責10)と炎上続きでした。
指標を見るとやはり不運もかなりあったようで、可哀想な面はあります。

続いてセールですが、開幕2試合は悪くない投球を見せ、前回登板のマーリンズ戦は不運なヒットや判定が続き5失点も7イニングを投げ切るなど、開幕3試合はひとまず合格点。指標もまずまず良好で、期待はさらに膨らみます。
ただ年齢や体質を考えると、1年間フル回転を想定するのは難しく、怪我の可能性や、起用の際の配慮の必要性を考えると、安心はできません。

モートンはやはり不安定な投球が目立ち、イニングこそまずまず消化してくれていますが、過去2試合はどちらも中盤に崩れて2試合で10失点。三振は取れているので、ある程度下振れもありそうですが、昨年までのことを考えても、不安は消えません。
今季で年齢は40歳というのもあり、怖さは否定できないのが現状です。

現在ブレーブスローテで1番調子が良いのがおそらくロペスでしょう。
開幕から2試合連続でQSを達成し、12イニングを1失点のみに抑えています。
ただ中盤からは明らかに球速が落ちるなど、先発再転向直後の影響もあるようで、体力が戻るまではしばらく時間がかかりそうです。
ただ本来は18、19年に2年連続で180イニングを投げるなどスタミナもある投手で、今後の活躍が期待されます。
また、通年での体力面や、プレーオフではリリーフに回すというオプションもあり、立場の面も含めて複雑な部分がある投手となっています。

最後の枠は昨年ローテで規定投球回を投げたエルダーや、傘下のプロスペクトたちが埋める形にはなりそうです。

③補強よりまず既存戦力を見るべし

さて、そんな状況下のブレーブスですが、個人的には外からの補強より、内部の既存戦力に目を向けていくべきかと思います。
そもそも論、ローテーションはストライダーが抜けてなお十分に強力な布陣を敷いていますし、まだ開幕したばかりではトレード市場も動く訳はありません。

ブレーブスにはローテーションを回す候補として期待される選手が複数います。
先発ローテのデプスの深さも、今季のブレーブスの強みです。
という訳で、他のローテ候補について見ていきましょう。

①ブライス・エルダー

まずはこの人でしょう。
2022年にデビューしてMLB初完封をマークした若手右腕は、昨年は自身初の規定投球回となる174.2イニングを投げて防御率3.81をマーク。
特に前半戦は素晴らしい投球を見せ、オールスターにも選出されました。

今季は5番手争いでレースを先発再転向のロペスに譲り、開幕は3Aで迎えたものの、実績は他の若手候補と比較しても群を抜いています。
また、技巧派であるため、現在問題になっている速球派投手たちの次々に起きる故障も、比較的関係ない立ち位置にいるのも、安心ポイントです。

②ダリウス・バインズ

次はこの選手です。
現在球団内プロスペクト14位の技巧派先発右腕で、コントロール良く変化球を駆使して抑えます。
昨年MLBでは5登板(2先発)で20.1イニングを投げ防御率3.98をマーク。特に2先発はどちらもQSをマークしており、デビュー戦はクアーズフィールドで6回2失点という素晴らしい投球を見せました。
今季は本日アストロズ戦に登板。4.2イニングを1失点に抑え、チームの勝利に貢献しています。

今日の試合の奪三振集、四隅にコントロール!↓

その他の候補には、アラン・ワイナンスやディラン・ドッドなどがいます。
しかしワイナンスは前回登板で打ち込まれてすぐ3Aに送り返されており、ドッドは3Aで好投しているものの、昨年の投球を考えるとイマイチ信用ならない面もあります。

トッププロスペクトであるAJSSやウォルドレップもいますが、AJSSはまだ21歳ですし、ウォルドレップはまだプロ2年目。
長い目で見る事が必要でしょう。

④イアン・アンダーソンへの期待

ブレーブスファンとしてはこの人に期待せざるを得ないでしょう。
今季の夏場にTJ手術から復帰予定のようです。
ブレーブスのローテの柱になる事を期待され、プレーオフにも非常に強いアンダーソン。

彼の復帰が、ブレーブスのローテーションに、そして苦しんでいるプレーオフの活路に、なってくれるかもしれません。

詳細はこちらの記事をご覧ください↓

⑤言い訳はできない戦力・まとめ

ここまで色々と書いてきたわけですが、結局はこれに尽きるのではないでしょうか。
現状のローテでも十分力はある布陣ですし、堅固なリリーフ陣、破壊力抜群の打線。
この戦力を持ちながら、今年も地区シリーズ敗退や、ましてそれ以下の結末で終わるというのは、到底認められないでしょう。

後には引けません。
目指すは勝利のみです。

今年こそは世界一へ!

それでは、また!


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