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ブレーブスのオフの主な補強まとめ

どうも、ハーノです。
今回はブレーブスの2023年オフの補強について、主なものをまとめてみました。

※【注意書き】
今回は主な補強選手に触れたあと、最後にザッと他のメンバーをまとめます。独断と偏見により重要度が低いと判断した選手は何人か漏れる可能性もあります。また、かなり簡潔なものです。ご了承ください。
大体のメンバーには大なり小なり触れてます。

それでは、行きましょう!

①クリス・セール

まずはこの人でしょう。
年末にグリッソムとのトレードで移籍してきました。ホワイトソックス、レッドソックスで活躍し、その投球フォームから「コンドル」の異名も持つ2010年代のMLBを代表する投手の1人と言えるでしょう。
更なる先発ローテ強化を狙うブレーブスのアンソポロスGMが白羽の矢を立てたのが彼でした。
昨年は4年ぶりに100イニングを突破、奪三振率も10.0を超え、シーズン後半は好投を続けていました。怪我の経過は良く、ここ数シーズンで最も状態が良いと本人も自信を見せました。
ブレーブスはセールと2年38M(+球団OP1年18M)で契約延長もしており、来季オフにモートンがFAになって以降の穴埋めとしても期待されているようです。
怖いのは怪我のリスクですが、彼の怪我は打球直撃や自転車事故など、不運や不注意によるものも多く、実際の彼はそこまで重いスペ体質ではないと思います。
指標も良好で、打者地獄のフェンウェイパークから脱出できるのもあり、来季は更なる改善も見込めそうです。
かなり評価が厳しいfangraphsでも来季の成績予測は26先発136イニング防御率3.80、奪三振率10.0超え、WAR2.6とローテの一角としての活躍を期待できる数字となっており、来季のローテの柱の1人として期待が膨らみます。

指標が良い

セールについての詳細は下記の記事(特に上)を読んでいただけるとよりわかりやすいと思います。
ぜひお読みください。

②ジャレッド・ケルニック

お次は彼です。
レフトのロサリオの球団OPを破棄して空いたレフトの枠を埋めるべくマリナーズからトレードで獲得しました。
昨年マリナーズで大きく飛躍し、105試合で11本塁打OPS.746と片鱗を見せたケルニック。
打者地獄のTモバからニュートラルのトゥルイストに移籍する事もあり、ブレーブスの打撃指導で完全開花を目指したいですね。やはりハマった時の強烈なパワーには魅力を感じます。
打撃指標も年々改善傾向にあり、成長が窺えます。
左打者ながら昨年は対左をそこまで苦にはしていなかったのも強みです。
去年は100試合少々ながらWAR2.0を記録しており、140試合以上出てWAR1.1となっていたロサリオからのアップグレードは十分に狙えそうです。
アクーニャ、ハリスと並んで外野を守るに相応しい成績に期待したいですね。

③レイナルド・ロペス

主なメンバーはこれで最後になります。
ブレーブスがFAで3年総額30M(+球団OP1年8M)で獲得した剛腕リリーフです。
当初は2年連続180イニングを投げた実績を評価して先発起用案もありましたが、現在では基本的にリリーフ起用がメインと思われます。
100マイルも計測する剛速球を武器に相手をねじ伏せるリリーバーで、勝ちパターンの一角としての活躍が期待されています。
去年は68試合66イニングを投げて防御率3.27をマーク、特に後半戦はエンゼルスで13試合13イニングを投げ防御率2.77、ガーディアンズで12試合11イニング無失点と見事な投球を見せています。
また66イニングで奪った三振は83個と、奪三振能力も高いです。
剛腕という事でプレーオフ適正も高く、ブレーブス世界一に向けて重要なピースとなる存在になるでしょう。

④その他の主な補強選手

さて、ここからは他の主な補強選手をざっくりと紹介したいと思います。

①アーロン・バマー
ホワイトソックスから、ソロカら5人と引き換えに獲得したリリーフ左腕です。昨季は61試合で防御率6.79とかなり苦しみましたが、2019〜2022年の間はホワイトソックスの強力なリリーフ左腕として活躍しました。また、昨シーズンも指標はかなり良く、来季は大幅な成績改善は十分に見込めます。保有権は1年ですが、球団OPが2年分あり、最大で3年間保有可能なのも強みです。
対左の切り札としても期待できそうです。

指標は良い


②レイ・カー
ブレーブスがパドレスからカーペンター(のちにDFA、現在はカージナルス)の契約を引き取る代わりにトレードで手に入れたリリーフ左腕です。
好不調の波があるものの、好調時はヘイダーと比較されるほどのピッチングを見せていました。
対左には特に強く、対左の切り札として活躍が期待されます。まだ来季がMLB3年目で、保有権が長いのも強みですね。

③デイビッド・フレッチャー
みなさんお馴染みのフレッチャーです。ケルニックの獲得の際に引き取ったホワイトの契約を処理するためのエンゼルスとのトレードで、ホワイトをエンゼルスに放出する代わりにとしてスタッシ(現在はホワイトソックス)と共に移籍してきました。ホワイトソックスとのバマーを獲得したトレードでチームを去ったロペスに代わる内野の控えとしての目的もあると思われます。
現在はアウトライトされて3A所属ですが、開幕前には再昇格して内野の控えとしてベンチ入りする可能性が高いです。
昨年は9月に再昇格した際に40打数で打率.300、OPS.724をマークしており、復活の可能性にも期待がされています。
内野のユーティリティとして、2年12.5Mは少し高いものの、守備力もあるので期待したいです。

④J.P.マルティネス
昨年はレンジャーズで3AでOPS9割超えと打ちまくり、MLBへの切符をつかんだ外野手です。走守に優れ、外野を全て守れる事もあり、外野の控えやバックアップとして期待されています。
ブレーブスの打撃育成による成長にも期待したいですね。

⑤補足
ブレーブスは他にもパイレーツで投げていたアンヘル・ペルドモやメッツで投げていたペン・マーフィーなどを獲得しています。2人はおそらく来季は全休か終盤の復帰になると思われ、2025年以降の活躍が期待されます。他にも、STにはフィリーズで活躍、アストロズで2017年の世界一に貢献するなど、実績豊富な剛腕リリーバー、ケン・ジャイルズを招待するなど、リリーフ補強の動きを積極的に見せました。対左要員として、NPB行きの噂もあったジョーダン・ルプローとマイナー契約もしています。控えユーティリティ内野手としてメッツに所属していたギローメも獲得しています。
私の力が限界を迎えたためその他の動きはここでは割愛させていただきます。

⑤まとめ

今オフのブレーブスの補強について、少しばかりまとめたいと思います。
まず、基本的にはオフの穴埋めに終始しました。
リリーフで不安要素だった左のリリーフを2人追加し、更に不足気味だったパワー系のリリーフも追加しました。ロペスがトレードで抜けた分の控え内野手の穴埋めはフレッチャーとギローメ、ピラーが抜けた守備面のバックアップはJ.P.マルティネスで埋めました。
ロサリオが抜けた穴はケルニックでしっかりと穴埋め。ロサリオはWARをなかなか稼げていなかったので、仮に同程度のWARしか残せなくても大幅なコストカットになりますし、ケルニックは若く伸び代もある、ローリスクハイリターンな穴埋めと言えるでしょう。
そして、先発にはクリス・セールを獲得する大胆な動きに出ることで、来季のローテ強化の来季オフのモートンFAの穴埋めをしました。

小さな穴を埋めつつ、大きな動き(セールとケルニックの獲得)で大幅な強化を狙う、というオフになりました。

⑥終わりに

オフの間に計10件のトレードをまとめ上げるなど、積極的に動いたブレーブス。大きな賭けから、堅実な穴埋めまで、やるべき事はやったのではないかなという印象です。

来季こそは世界一奪還へ。
補強した選手たちの奮闘に期待したいですね。

頑張れブレーブス!世界一へ!

それでは、また!


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【参考】

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