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【帰ってきた英雄】ブレーブス、デュバル獲得へ

どうも、ハーノです。
今回はブレーブスがアダム・デュバルを獲得したことについて、書いていきたいと思います。
それでは、行きましょう!

①英雄の帰還、デュバルを1年3Mで獲得

ブレーブスは、日本時間3月15日深夜、アダム・デュバルを1年3Mで獲得したことを発表しました。
デュバルはこれにてブレーブスには3度目の在籍。この動きのあと、ブレーブスはマイナー契約でSTに招待していたルプローを他球団でのチャンスを与えるために放出。現在ルプローはフィリーズとST招待付きのマイナー契約を結んでいます。

デュバルはMLB通算184本塁打の強打者で、2021年にはマーリンズとブレーブスの2球団でプレーして打点王とGG賞を受賞、NLCSではスーパーキャッチ、WSでは2本塁打を放ち、ブレーブスのWS制覇に貢献しました。
2021年のTDLで移籍してきて、ブレーブスの世界一に貢献した外野手4人衆の1人であり、今なお彼を「英雄」の1人として認識しているブレーブスファンは少なくありません。

2022年は6月に打撃が上向いてきたところで故障し離脱、そのままシーズン終了となってしまいましたが、昨年はレッドソックスで打者有利のフェンウェイパークを本拠地としていたとはいえ、92試合で21本塁打、OPS.834の好成績をマークしました。
かつてはGG賞も手に入れた外野守備は年齢による衰えが隠せず次第に下がっていますが、昨年もCFを61試合任されるなど、今もそれなりに守れる姿は見せていますし、強肩は健在なようです。
外野3ポジション全てを守れるのも強みです。
走塁でもマイナスを作らないのは編成として楽になる部分ですね。

②ブレーブスの狙いとメリット

さて、まずは今回の補強の意図についてですが、これはもうシンプルに打線強化ですね。
ロサリオが抜けた穴を埋めるべくマリナーズからケルニックを獲得したブレーブスですが、ケルニックは現在STでは48打数6安打打率.125OPS.359とかなり苦しんでいます(これでもこの数試合で上げた方)。
ただアンソポロスGMはこの動きにはケルニックは全く関係無いと語りました。デュバルを呼び戻すというプランはずっと思い描いていたようで、ケルニックを獲得した際には「外野補強は終了した」とコメントしたものの、別の策を模索していたようです(セール獲得のトレードでグリッソムを放出したのが一因かもしれません)。
また、ケルニックの守備力を非常に高く評価しているコメントもありました。
盾のケルニック、その相方として、「矛」のデュバルを選んだのかもしれません。

【参考】MLB.comのボウマン記者の記事を参照↓

さらにですが、ケルニックは左打者で、デュバルは右打者であるため、左右のプラトーン起用も可能です。
ただこの2人はかなり特殊です。

【昨年のデュバル】
対右投手…234打数、.248/.312/.551、18HR、OPS.863
対左投手…86打数、.244/.280/.477、3HR、OPS.757

【昨年のケルニック】
対右打者…287打数、.251/.330/408、7HR、OPS.738
対左投手…85打数、.259/.315/.459、4HR、OPS.774

昨年は、右打者のデュバルは右投手が、左打者のケルニックは左投手が得意だったのです。
それはともかく、守備面でなく、攻撃面でも補い合う事ができるのは良いポイントだと言えるでしょう。

また、デュバルはフェンウェイパーク補正で打てているという面で、不安視する声もあります。
確かに昨年のホームでの成績は151打数で11本塁打.278/.337/.596でOPS.933に対しアウェイでの成績は169打数で10本塁打.219/.272/.473でOPS.745とかなりの乖離があります。
しかし、本塁打はアウェイでもしっかり出ていますし、指標で見ても平均的なレベルでは打てているので、過度な期待こそ禁物ですが、大きく心配すべき要素という訳でもなさそうです。

③デュバルとブレーブス

ブレーブスとデュバルは、不思議な縁のある選手です。
実に3度もブレーブスが獲得しており、1度目は2018年のTDL、2度目は2021年のTDL、そして今回のFA獲得で3度目のブレーブス移籍、2度目のブレーブス復帰になります。
また、2021年には1995年以来の世界一にも貢献しました。前述したように、ブレーブスファンにとっては「英雄」でもあります。
試合に負けはしましたが、WS第5戦の初回先制満塁ホームランは今なお語り草です。

そんな彼が、三たび帰ってきました。
今シーズンはもう1度、彼と共にリングを掴みたいですね。

④終わりに

いかがだったでしょうか。
ようやくこの記事が書けたことに、少し安心しています。
デュバルという英雄の1人が帰ってきたブレーブスが、今季はどのような活躍を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

頑張れブレーブス!世界一へ!
それでは、また!

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【参考】

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