こんにちは。自分で選んで希望したので文句は言うまいと決めていましたが言います。土曜日、7時に家を出てくるまで時間以上かかる場所で丸一日大会の役員をして3000円弱。日曜日、学校行事の役員で半日勤務をして0円。やっぱり公立学校の教員の労働環境ってイカれているな～～～～～と思います！！

　はのとです。初めまして。

　労働環境もイカれているけど、今日のタイトルもイカれているし、私の思考もこれから書くこともぜー－－んぶイカれています。でも、分かる人は分かるでしょ。分からない人は不快な気持ちになるかもしれません。ごめん。でもさ、最近本当にずっと考えていることなんだわ。悩んでるんだわ。

　私は物心つく前から可愛い可愛いとちやほやされながら育ちました。初対面の人に「可愛い」と言われないことがないくらい、まあ女性なら社交辞令でそんな会話腐るほどありますけど、可愛いをステータスに生きてきました。そんなつもりはないけど。

　高校生くらいからそういった容姿による社会的アドバンテージみたいなのを顕著に感じることが多くて、大きな得をした、とは思わないけど、損をすることはない人生だったと思います。気づかないところで大損をしている可能性は十分にあります。

　軽い小さな例を挙げるとすると、新しい環境、という場面で苦労をしたことがない。ちやほやしてくれる人がいるから、新しい環境でも初手なんとなくその場に順応し、そのまま人間関係の構築に参加できる。コミュニケーションが苦手な私は、自分から人に声をかけることができない。でも、声をかけてくれる人がいるから、困らずに周りの人たちとかかわることができました。

　とはいえ、結局最終的に友人となって残るのは、初手のちやほやに参加しなかった人たちだけどね。可愛い可愛い、と言って寄ってくる人たちは、私の愛嬌のなさとかかわいげのなさ、冷たいところを知るとどんどん引いていきます。その私の陰気な部分が露見してからも一緒にいてくれる友人は、たまたま席が近くて仲良くなった子だけ。なのです。世知辛いね。

　あーでもこれは損か。損だな。一見たくさんお友だち、に見えるけど、時が経つとすごい少人数グループ、なんならペアとかになっているもん。可哀想。私何も悪いことしてないのに、勝手に期待されて勝手に裏切られている。超可哀想。

　大学の部活の新歓では、じっとしているだけで同期や先輩が話しかけてくれて、まー－たちやほやちやほや。今年から社会人になって高校の先生として働き始めた最初の授業。「先生可愛い～」とちやほや。若くて可愛い先生は親近感が湧くことが多く動きやすくなります。ありがたいことです。

　そんなこんなで、可愛い可愛いとちやほやされたまま23歳にもうすぐなるわけですけど、今年になって急に増えた周りの大人を見て思うわけです。ああ、私の可愛いには期限がある。私から可愛いを取ったら何が残るだろう。私には何があるんだ。

　ほんと、イカれていますね。どんだけ自分の可愛いを過信しているのか知りませんが、今まで周りの人たちに甘やかしてもらって、それに甘えていたツケが回ってきました。まあ、でも23歳、ギリ22歳で気づけて良かった。気づかないまま30歳とかに突入していたらどうしようかって話ですわ。

　今まで特に苦労をせずに、まあ先生になるために苦労したり、頭が悪いので受験勉強に苦労したりはしましたが、円滑な人間関係的な部分で苦労をしてこず、そして周りの人がいろいろやってくれるので自力で何かを成し遂げることもそんなになかった私は、今後自立した一人の人間として、可愛いから許されることのなくなった世界で、どうやって生きていこう。

　変な拗らせ方をしてしまい、そのことに気づいて軽く絶望しているところです。今お付き合いしている恋人がいます。私はもちろんこのまま恋人と結婚するつもりです。今のところ恋人も、そのつもりでいてくれています。でも、それが叶わなくなったら？

　恋愛で苦労したことも、今まで一度もありません。いいなと思った人には、それとなく目線を合わせに行ったり、それとなくLINEでの会話を続けてみたり、それとなく、なんとなー－－くにこにこしているだけで十分だったのです。なんとなくふわっとアピールしていれば、私のことを好きになってくれる。そんな人生でした。甘いね。

　だから、ライバルが、とか、好きな人が振り向いてくれない、とか、そういうよくある片思いの悩みみたいなのを持たずに23年間のうのうと生きてきたわけです。甘いね。甘ったれてるね。

　今の恋人は、でも逆かも。先に相手が私のことを好きになってくれて、彼から注がれるあまりにも強い視線を受けているうちに惹かれていった。普段私がしていることを、同じ手を食らった。そういうことか。

　今までお付き合いした人の数はめちゃくちゃ少ないけど、今の恋人以外は外見から入った相手でした。可愛いから私のことが好きだったみたい。でも実際は可愛いからかけ離れた性格、生活。そりゃあ、どこかで妥協できなくなるよね。可愛いから許されていた範囲を超えたときに、あっけなく降られるんです。しょうもな。

　だけど今の恋人は違う。人柄で好きになってくれた。だから手放すわけにはいかないの。私のこと可愛い可愛いって褒めることもないし、いやそれは褒めろよって感じだけど、でもそれがないから、外見じゃなくて中身をしっかり見てくれているんだなって、安心する。

　男勝りで勝気なところも、だけどすぐに落ち込んで心が折れちゃうところも、折れているのに全然余裕な顔して強がるところも、言葉遣いが史上最悪なところも、酔っぱらうと嘔吐でどうにかしようとするところも、全部受け入れてくれる。でも、私の極端な考え方とか自分の価値観を人に押し付けがちなところとか、悪いところまでは受け入れない。それは違うよって教えてくれる。

　そんな人に今後出会える自信がない。自信というか、可愛いが失われた世界で、私は誰かに選んでもらえる気がしない。私から可愛いをとったら、もう嘔吐しか残らないんです。最悪です。

　人間としての性質をもっと上質なものに変えていけるように、まずは１年間辞めずに仕事をやるぞ。そして来年度からは担任をもって、自分のクラスで自分の王国を作り、生徒とにこにこ楽しい生活を送ってやりますわ。そうしているうちに磨かれるでしょ、人間性。分かんないけど。

　なんて狂った記事を最後まで読んでくれてありがとう。狂いまくりの私の人生に、乾杯。