納めてないのに仕事が納まった。え??

 こんばんは。4月から公立高校で先生をしているのですが、この間男子生徒に「先生ボブにしないんですか?」と聞かれたので、恋人がロングが好きだからとは言えず「ボブの方が似合うと思う? まあどっちも似合うんだけど。」と言い切る前に「あ、もういいです。」って言われた。自分で蒔いた種はしっかり回収してくれよな。

 はのとです。初めまして。


 いや~~~、来たね。年の瀬。まじで年の瀬。早くね。私は今年4月から新卒新社会人として働いているので、毎日新鮮過ぎて一瞬で過ぎました。この前まで学生だったのにな~。もうあれから1年経ってしまうのか~と思うことが増えた。

 学生の頃はさ、まあだいたいクリスマス前には授業が一段落して、2週間くらいの冬休みの後に1週間くらい授業をやって終わり、という感じでした。でも今年は違う。年末まで仕事をして、28日、そう今日納めて29日から冬休み。

 22日に終業式を終えまして、週末はクリスマスなので恋人とデート。都内の高くない普通のビジホを予約して、夕方からジャンキーなものを調達して机に広げてパーティをしました。もちろんケーキも食べた。美味しかったねえ。恋人は来年から社会人なので、来年はもう少し豪華なパーティができるといいな。まあ豪華にしたところで何も変わらないかもしれないけど。恋人がそこにいてくれればいいじゃんね。なんつって。激滑り。

 翌日は有名なイルミネーションを見に行って解散。ホテルの乾燥がひどくってその日は朝から喉の違和感と微妙な乾いた咳が出続けていたので、ぱっとイルミを見て帰りました。本当はもうちょっとのんびりしたかったんだけど。風邪を引いても嫌だったので、大事をとってね。

 帰りの電車に揺られながら、迷惑だと思って死ぬ気で咳を抑える。それが地味にしんどくて、1時間ちょっとの道のり早よ過ぎろ、と祈りながら立ち続ける。

 そしたらね、人生で初めて席を譲られた。え、びっくりして最初二度見しちゃった。私????? と思って。若いサラリーマンみたいな方でした。小柄で童顔な私を高齢者に見間違えるはずもなく、咳を見抜いて譲ってくださったのだと思うと、あ~日本愛してるぜ~となりました。ありがたいことです。

 
 車を停めていた駅で降りてパーキングに向かう。なんかすっごい身体がだるくって、車に乗った瞬間にそのだるさが爆発。咳しすぎて全体力を奪われたと確信した私は、家に着くとすぐに体温を測りました。念のためね。37度くらいありそうだな、とびびりながら。鳴った体温計を確認した私、絶望。


 38.5…??????????????????????


 リビングにいた両親に報告し、そのままお風呂も入らずに部屋に戻りました。辛うじて洗濯物だけ洗濯機に投げ入れ、メイク落としを部屋に持ち帰るということだけには成功。さすがに笑うには厳しいよね、38度超えは。

 昨年の夏にコロナになったのですが、そのときでも38.5は出なかったな。ギリギリ38.0とかだった気がする。普段から熱に弱く、37度を超えると著しく体調を崩してしまう私が、38度。そして、それに気づかず1日過ごしていた。いつから出ていたかは知りませんが。その事実が怖すぎて、あー咳が出た時点で警戒しておくべきだったと反省後悔をするわけです。

 言い訳だけど、喉痛くはないし、部屋が乾燥していたから違和感からの咳、っていうのはよくあることじゃない? 他に症状もないし警戒することなんてできなかったよ…危機管理能力をね、しっかりしないとね。


 何より、恋人にうつしていたらと思うと本当に生きた心地がしなくて、とにかくすぐに連絡を入れ、その日は眠りました。「気付けなかった…」と後悔していましたが、自分でも気付けなかったのだからあなたは気付けるはずないよ。ごめんね。心配してくれてありがとう。

 その日の夜は、寒気と関節痛で熱の上昇を実感し、あーもう最悪だクソがと思いながら眠れない時間を過ごしました。

 朝起きて熱を計る。37.5。下がってはいるけど、朝だしな。幸い仕事の方はデートの翌日だしとかいう理由で休みにしていたので連絡をする必要もなく、解熱に全神経を注ぐために眠り直しました。母が病院の予約をしてくれていたので、午後には病院へ。


 行く前に判明したことなのですが、弟も昨夜から高熱らしい。いやでも、弟に最後に会ったの3日前とかだけど??? それに私は昼現在36.8でかなり下がっているし、まだ39.0ある弟は全く別のものでは?? と思いながらも、2人で病院に行きました。

 お医者さんに、「一緒に住んでるんだよね? 見なしじゃなくて2人とも検査するのでいいの?」と2度ほど確認された。まあ同居家族なら見なしでいいと客観的に思うのは当然だよね。分かる。でも状況的に別の方が良いのでは? と思ってしまい、2人で鼻を差し出しました。

 待つこと5分ほど。先程のお医者が来て「お2人ともインフルエンザですね。」と淡々と告げた。


 …絶望。


 週末には大事なイベントが控えているんです…インフルまじすか…熱ももうないし、風邪じゃないんすか…


 計算すると、ギリギリイベントには間に合うことが判明。発症から5日間、解熱から2日間だからね。学校で働いているので、こういうのはすぐ出てきます。何人もの欠席連絡をとりましたから。

 とは言えよ。恋人にうつっていたらすべてがおしまい。一緒に行く予定だから。本当におしまい。2人でずっと楽しみにしていたイベントだから。おしまいですわ。

 泣きそうになりながら恋人に電話。ごめんねごめんねとメンヘラを繰り出す私に、「大丈夫だよ、安静にしてちゃんと治そう。」と落ち着いて返してくれました。私の方が年上なのに、ダメですね。

 だけど実際、2日間一緒に過ごしていた恋人にうつっていないなんてことあるのかな。でもまあ、コロナじゃなくてよかったっていうのは本当にある。コロナは症状も様々だし薬もないし感染力も超強いし。インフルは一応薬あるから、飲んで寝てれば治るし。不幸中の幸い。


 とにかく祈ることしかできなくなってしまいましたが、今日まで無事に生き延びることができています。私はとうに解熱したし、恋人も発症なし。完璧! とは言え、病院では「もう熱下がってるし風邪じゃん…」と駄々をこねそうになった私ですが、診断が出たその日の夜にはもう一度しっかり38.5まで上がりました。ちゃんとインフルじゃん。


 そうそう、で、恋人に報告した後で、思い出したことが。やべ、職場にも連絡しないと。あれ、待って、仕事は28日までだけど、え、待って、これ、28日までアウトだから、え、待って、仕事、納まった??????

 仕事、納まった!!!?!??!?!?!?!!?!?

 納めてないよ!! 終業式の日は結局確か14時くらいに時間休で帰ったんですよ。来週まだ来るし華金だしかーえろって思ったんだよ。だって来週来るもん。来週来なかった!!!


 結局私は、12月22日の14時に仕事を納めた人間になってしまった。なんにも納まってないのに。なんならお世話になった人たちにご挨拶もできないまま終わってしまった。それに気づいて血の気が引いたので、個別にLINEした。しない方が良かったのかな? 社会人のことは分かりませんが、まあしないよりはいいっしょ。

 年始は4日から。5日は部活で1日外に出てしまうので、実質3学期前に仕事ができるのは1月4日のたった1日だけ。え、まじ? 1年目、10ヵ月目にして大ピンチ来た??????

 でも私は偉いから、夏休みの間に3学期までの授業簡単に作り終わってるもんね。だからそんなに焦ることはない。うん。ないはず。ない、よな。ないことにしよう。


 さ! 熱も下がり体調も復活し、ただでさえゴミだった体力が一層なくなったが、それでも治った!! 間に合った!!! 明日からは昨年から恒例になったあれに行ってくるぜ!!!! わーーーーーい!!!

 何度も詐欺をしているが、今度こそほんと!!

 よいお年を~~~~~~~~~!!!!!!!!

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