見出し画像

断捨離は遅々として進まず

ずっと迷い続けていたジュエリーボックス。

ジュエリーボックスを探し始めた時から最終的にはきっとスタッカーズのこれを買うことになるだろうなと思ってはいた。ファーストインプレッションから決めていました、というやつだ。ただ、どの色にするかとか、1段ではきっとすぐに容量オーバーになるだろうから2段セットにしたいけれど、2段目をどのタイプにするのがいいのか、といったところで決めきれずに購入を先送りにし続けてきたというわけ。

外側がグレーで中がミント色の組み合わせに強く惹かれながらも、最終的にわたしが購入したのはラベンダー。なんで。選択肢が多すぎると迷い過ぎて結果的に自分でも説明のつかない選択をすることがある。落ち着いていていいかもとか、飽きなくていいかも、と思ったのかな。2段目には3つに仕切られた3secをチョイス。なぜ3secにしたのかも、ちょっと理由は思い出せない。ほんのりとした記憶をたどってみると、仕切りのないオープンタイプと迷って、同じ金額なら仕切りのある方がお得だと思ったような覚えがないこともないような。届いてみるとラベンダーは暗い照明の中でみるとこれはもはやグレーなのでは、と思うくらいの落ち着いた色味だけれども、明るい自然光の中で見るとたしかにラベンダー色。やっぱり中がミント色のほうが明るくて良かったのではないかと思ったりもしたけれど、実際にジュエリーを詰め込んでみるとまぁ素敵!

”美しく収納 ”をコンセプトに、自社のデザインチームにより、新しい発想で作られた、ロンドンデザインのSTACKERS(スタッカーズ )STACKERSの美しく機能性・品質に優れた製品は、大切なジュエリーを見やすく、そして美しく収納してくれます。

スタッカーズ公式サイトより

さすがだね。わたしのコレクションのお求めやすい価格のジュエリーたちもあるべき場所に収まって、心なしかちょっと高価なジュエリーに見えてくる。ネックレスが絡まったりすることもなくなりそう。そしてこの先、もしも、万が一、そんなことがあるはずもないけど、もしも、ももも、もしも、なんらかのラッキーな展開が生じてジュエリーをたっぷりと手に入れることになったとしても、ケースを買い足していけば3段にも4段にもできてしまうのだから心強い。

持ち運び用のトラベルタイプも欲しいのだけれど、SにするかMにするかで悩みに悩んでいる。以前、ちなみさんがご紹介されていたSサイズのころんとしたかわいいらしいフォルムに惹かれつつ、旅行や帰省の際にはたっぷり容量のあるMサイズの方が安心だろうし、なにより「トラベルMサイズは、3個仕切りの Classic 3 secレイヤーにぴったりとはまるサイズとなっております。」の文言にびびびと来ている。ジュエリーボックスの2段目の 3 secにぴったりはまるんだってー!!!!!!!!!!!1!!!!1111!!!!!!!!!!

なにを隠そうわたしはマトリョーシカ構造が大好きなのだ。ものがあるべきところにぴったりと収まっている様が好きなのかもしれない。その割に部屋が散らかりやすいのはどうしてなんだろう。断捨離が進む薬はないものか。

で、3 secにぴったりはまるというならもちろん色はジュエリーボックスに合わせたほうがいいに決まっているので、そうなるとラベンダー一択になってしまうのだけれど、色でもっと迷いたいし、せっかくならラベンダー以外の色を手に取ってみたい気もする。ファスナーがシルバーよりもシャンパンゴールドの方が好みなので、そうなるとやっぱりラベンダーではないんだな。トープかブラッシュピンクかセージグリーンか、やっぱりトープか。

ちなみにトラベルタイプにはLサイズもあって、「トラベルLには携帯に便利なトラベルSが付いています。」とのこと。こちらもマトリョーシカ構造になっていて、あっちもこっちもマトリョーシカ祭り。Lサイズ、急激に金額が高いなと思ったけれど、トラベルSがセットになっているというのなら納得。

トラベルLはさすがにわたしは持て余してしまうので、やっぱりMかな。もう少し色で迷ってみよう。あ、あのぅ、SとMをセットで買ったらいくらか安くしてもらえませんか。

かわいいブックカバーをゲットして昨年末から読書づいている。

父の詫び状がとてもよかった。上質な文章でしたためられたエッセイはなんとも鮮やか。黒柳徹子さんの留守番電話のエピソードの可笑しさ、虚をつくように出てくる死に関するエピソードの衝撃、昭和の時代の映像がありありと映し出されるようなエピソードの数々も向田さんの言葉で綴られるとまったく古さを感じることなくすいすい読めてしまう。

猫を飼っていて一番楽しいのは、仔猫の目があくときである。

魚の目は泪

ひらがなの使い方もいい。江國香織さんも、川上弘美さんも、そして向田邦子さんも、素敵な文章を書かれる方は、漢字とひらがなのバランスが絶妙だなと思う。この先もきっと何度も読み返すだろうお気に入りの一冊。あとがきと解説まで読んで、著者の波乱の人生に胸が詰まる。笑って読んでいたアマゾン・ダイヤのエピソードが哀しく響く。生きることと死ぬこととはいつだって隣り合わせなのだなと改めて思う。

1月も終わろうとしているここにきてすっかり遅くなりましたが、note書初め。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

いただいたサポートは魔女修行の活動費用に充てたいと思います。