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Holmegaard Flora ベースのお手入れ

新春ハイで購入したHolmegaard Flora ベース(24㎝メートル・mediumスモーク)のおかげで、部屋に常に生花のある生活が続いている。

蝋梅に啓翁桜、梅とそれだけで十分に存在感のある枝ものを存分に堪能したのち、グリーンゴールドやコデマリ、ユキヤナギなど優しい雰囲気のグリーンの枝もの(茎もの?)をバックにガーベラやラナンキュラス、チューリップ、フリージアなど、華やかな色味の花を適当に挿して、わたしだけのプレバト体験をしている。仮屋崎先生はたしか花を生ける時には三角形を意識するようにとおっしゃっていたな。ガーベラの1本は少し短くしてみよう、とか。たまに写真に撮って母に送ると、すぐさま「才能ありでは?ガーベラは茎が折れやすいから他の枝を支えにするといいよ。」などといった感想が返信されてきてそれも楽しい。いつもは既読無視(もしくは未読無視)しがちな母のレスポンスの速さからして、母も花が相当に好きみたい。そしてプレバトは再放送のそのまた再放送でも見るほど好きらしい。「假屋崎先生も三角形を意識するようにと言っていたよね」「そうだったね」の会話が成り立つことを平凡ながらとても幸せに思う。同じ時間軸に、世界のどこかで戦争が起こっているなんて信じられないくらいに平和だ。

青山フラワーマーケットで生花を購入すると化粧品のサンプルみたいな小袋に入った切花の鮮度保持剤がついてくる。これをあと100袋ください、と思っていたら近所のスーパーに大容量ボトルの切花ロングライフ液というものが売られていた。なんでもこのロングライフ液を33倍に薄めて使えば、水の腐敗を防ぎ、切花を長持ちさせてくれるらしい。33倍。Holmegaard Flora ベース(24㎝メートル・mediumスモーク)の容量で33倍となるとかなりの量のロングライフ液を投入せねばならないことになる。水を頻繁に変えなくて良いというメリットを考えてもなお33倍はあまりにもあまりにもー。

ロングライフ液ってそもそもそういうものだったのか。わたしはもっと栄養成分が含まれている花にとってのカロリーメイト的なものかと思っていた。つまり、毎日水を替えるならばロングライフ液は不要。毎日水を替えるのが難しければロングライフ液を使う。水替えの頻度に応じて倍量はアズユーライク、と勝手な解釈をして、わたしはたっぷりめのおまじない程度にロングライフ液を入れて水替えは週に2回としている(きっぱり)。だってHolmegaard Flora ベース(24㎝メートル・mediumスモーク)は重たいのよ。水替えの途中でうっかり手を滑らせて割ったりでもしたらショックのあまり少なくとも一週間は寝込んでしまうと思うから。

で、週に2回の水替えを続けてきた結果、Holmegaard Flora ベース(24㎝メートル・mediumスモーク)が濁り始めた。透明で澄んだ状態がガラスの花器のあるべき姿なので、ちょうどすべての枝と花たちがしおれて一斉に処分するタイミングでHolmegaard Flora ベース(24㎝メートル・mediumスモーク)を丸洗いすることにした。中の水を捨てて2度ほど軽くすすぎ洗い。よこらせっせ。半分ほど水を入れて、オキシクリーンを日本版のスプーンで2杯投入。それから沸騰したお湯を口のぎりぎりまで注いで準備は完了。そのまま仕事に出かけて、帰ってきたら、口から泡がちょっとだけ溢れていた。ちょうど浅見光彦系2時間ドラマの毒殺された死体の口元に近い状態である。

排水してすすいで完了。透明で澄んだ状態が復活。やはりオキシクリーンは素晴らしいな。

そんなわけで、Holmegaard Flora ベース(24㎝メートル・mediumスモーク)を美しく保つ方法もわかったし、これからますますわたしの生花ライフが充実しそうだ。

ご清聴ありがとうございました。

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