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歴史資料館にて(宇治茶)

先日の歴史資料館にて展示されている
「宇治茶」の展示について、の続きです。
ポスターが可愛らしい。

「なんと言ってもお茶は宇治」
宇治市歴史資料館提供

女の子がお客様にお茶を出す一場面。
急須を見てください。
朝日焼で作っているような手のない急須。

朝日焼では、蓋の上から本体を包み込むように
持ち、傾けてお茶を注ぐ形。
煮えたぎるようなお湯では出さない
(一旦,「冷まし」と呼ぶ器で80度まで
温度を下げます)からこその形。
なんとなく親しみやすく、
お茶がまろやかに出るイメージです。
とは言え、実は手がついている急須も
朝日焼では作っているので
ドッチモ美味しいお茶が入ってイイヨ!なんて、
都合よく宣伝致します(笑)
もう1枚のポスターはブログにてご紹介します。

新茶の頃は、
鮮やかな薄黄緑色で、爽やかな味が特徴。
そして、時間がたってくると、
落ち着いた、黄色見が強くなった
よく見かけるお茶になります。
ヒネルというのでしょうか、
いい塩梅に枯れて(水分などが飛び、
熟成が進む感じ)味わいが深くなります。

お茶の説明って難しいです。
わたしの偏見で書いているので、
他所で自慢げに話さないでくださいね。
真に受けてはダメですよ!(笑)

そして、展示物で1番面白かったのが、
お茶を使って作られていたという
「チーインガム」。チーって!!

チューインガムのスペルミスではないです。
お茶を普及させるために開発された
チー(ティーtea)インガムです。

噛茶!

中国でもそんな習慣が無かったでしたっけ?
調べてみると・・同じような風習があり
現代でも、タイでは塩漬けにした、
少し発酵させた茶葉を噛む習慣があるそうな。
「ミアン」という名前だそうです。

チーインガム、噛んでみたかったです。
最初は苦いんだろうなぁ。。
この資料を見られただけでも、
面白すぎて「これは記事にしなくては…!」と
すぐさま思いウズウズしました。
立ち寄ってよかった〜!

その時代では珍しくなかった物たちを
失ってから、「人々の営みを知る」上で
大切な物だった・・!
いや、かなり大事だったんじゃね?的な
歴史資料って、沢山あると思います。
そんな一端を丁寧に収集し
企画展示してくださるという事はとても大変。
これからも気が付く度に
訪れて、面白そうなものが見つかれば
記事にしていこうと思います。

茶運び駕籠(シンドと呼ぶ)

こんな駕籠も、いつかプラスチックに
とってかわるかも知れません。
(竹で組まれてあると、茶の湿気が飛び
風が通るので、お茶が冷やされ(蒸れない)
鮮度を保ったまま製茶上へと運べるので
とっても優れもの。竹ってすごい)

なにげに使っていたモノが知らない間に
無くなって久しい・・あとで集めようとしたら
「あー,アレ?捨てたヨォ」なんて、
実際ありそうです。
ありがとうございますっ!

これから先も、このブログが
自然に無くなっていた!とならないよう
頑張りますので,今しばらくのお付き合い、
宜しくお願いいたします。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.


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