夕食の下ごしらえに手間取り、畑へ行くのが昼前になった。
　眩しいくらいの日差しと、５月にしては暑すぎる気温の上昇に怯むが、午前中に汗を流しておかなければ、午後の用事を落ち着いて片付けられない。暑いが風が強く、時折日が陰るので意を結して出掛ける。眠くて迷っていた犬も、渋々付いて来た。
　今朝は手作りの合間に茹でた素麺を与えたら、残り半分の野菜中心スープを食べなかった。栄養たっぷりでも、一度口を付けたものを保存しておくのは抵抗がある。自分のなら気にしないが、自分の命より大事な相手。しかも体調が気になる状態なので、泣く泣く処分する。有り難いことに飢えた経験はないが、食べ物を無駄にするのは抵抗がある。幼少期から、残さず食べることが義務である環境に育ったせいかも知れなかった。
　自分に科したノルマの、倍、働いたので、帰ったら流石にへとへと。洗濯物を畳みながら欠伸が止まらなくなった。１リットル近い麦茶をほぼ一気に飲み切ったのも初めてだろう。
　早い時間から犬が散歩を要求し、仕事のネット検索は夜中になる。夕食にドライフードを８割程度、母の手から食べた後、割と旺盛に野菜や果物も食べたのでホッとする。ドライフード…２日に１度なら渋々だが食べる気になるのだろうか…。学習しているので、手作りを与えるのは遠慮しておいた。
　仕事…見つかる気がせぬまま、検索はしておく。ひとつ気になるものが入っていた。契約社員の枠なので、希望通りではない。しかし正社員登用の実績はある。待遇は60点。昇給はなく、賞与も寸志程度だ。しかし興味深い仕事。前回、応募前に締め切られたトラウマが甦るが、明日、リベンジを試みようと思う。