無欲な夢を持つこと

誰もがお金持ちになりたいわけではない。
たとえばボクはお金持ちになるよりも毎日ダラダラと過ごしたい。
ムダに人生を消費したい。
そんな無欲なボクだからこそ、どうしても理解できないことがある。

「何故みんなお金持ちになりたがるんだろ」ってことだ。
これはホントに不思議。

ボクの夢は単純だ。
ただひたすらにダラダラしたいだけ。
子供の時から怠け者だったボクは、大人になっても怠け者で、できることなら仕事なんかせずに毎日ダラダラしたい。

夢がないなんてことを言う人もいるけど、ボクにとって毎日ダラダラ過ごすことは夢のような毎日だ。

日本の人たちは「夢=お金持ちになること」みたいな考えに囚われすぎてて大丈夫ですか?といつも思う。
今の日本でお金持ちになる方法は、多くの場合、誰かを虐げ搾取するのが王道だと思ってる。

ボクらの世代は世に言う「就職氷河期」で、就職できない人たちはみんなアルバイトとかしてた。そしてそういう困ってる人たちをかすめとるように派遣業が台頭してくる。

働いても働いても給料は上がらず、働けば働くほど「コイツはよく働く」ってことで仕事を沢山与えられる。
そして長時間の労働を押し付けられてボロボロにされていく。

ボクの20代、30代はそういう企業に搾取され続けた日々だった。

そんな日々を過ごしたボクは人生になんの希望も持っていない。
ただただノンビリ過ごしたいだけだ。
もともとノンビリした性格なので、誰かより抜きん出た何かを習得したいとか、大量のお金を集めてドヤ顔したいとか、他所より大きい豪邸を建てて隣の芝生的な見られ方したいとかそんな野望はこれっぽっちもない。

ただひたすら時間を浪費し、絵を描いたりプラモデル作ったり、好きな本を読んだりマンガ読みながらお菓子ほおばったり。
そしてときには辺鄙な地方都市にいき、朽ち果てた街をぶらぶら歩いて写真を撮ったり。

そんな人生でいい。
むしろそういう人生のほうがいい。

ボクの夢はそういう無欲な夢なんだ。

ダレからも文句を言われる筋合いはないぜ。


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