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日々、作詩。

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オリジナルの詩を綴っています。いずれ作品集など、カタチにしたいと思っています☆ (※©︎ 2023 松本アニー こちらのオリジナル作品には著作権があります。)
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【詩】ああ そうか 僕は

今日も一日が終わる ずっとずっと幼い頃は カタチを変えては 空を流れる 雲を見ることが …

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【詩】雫

すべて上手くいかないのは このPRIDEのせいだ ちっぽけな自分は たくさんのものを 守るために…

松本アニー
3週間前
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【詩】Second Cherry blossoms

いつもの公園 桜が咲きはじめた それは きみに出会って 2度目の花びら きみはぼくの 恋人じ…

松本アニー
1か月前
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【詩】横顔

君が指さした向こう それは君のすべて 君が欲しい世界 君が ときどき 泣いてるのを僕は知って…

松本アニー
2か月前
24

【詩】理想の日

裏切らない 裏切られない 悲しませない 悲しまない 笑うのは ちょっと 恥ずかしいから 微笑…

松本アニー
3か月前
21

【詩】6月の詩(うた)

「じゃあ、傘、買いに行く?」 日曜の午後 君はそう言って笑った 君と暮らして 2度目の6月 …

松本アニー
10か月前
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【詩】若夏(わかなつ)

ヒメサユリが咲いている 朝の光が照らしている 僕のとなりで笑う 君を思い出した 夏が来る 行き先を見失って ポケットの手を 出すことさえ面倒に 正しいか正しくないか それだけで歩いていた そんな僕の時を止めた 君がいた 眩しい朝に 君はいた 白いタオルで汗をふき 緑の芝に水をやる 君を包んだ白いスカート 夏の風に揺れていた 優しさを嫌っては 誰ひとり許さずに 離れてゆく君を追わず すべてを手放すまで 気づかなかった 僕は 何を守っていたのか 若かった 哀しいく

【詩】上機嫌

仕事帰りに 馴染みの店で グラスかたむける あなたとふたり まとめ髪ほどき 肴(つまみ)を…

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【詩】聞こえるか

冬の午後 君が 君が僕を好きだと言った 空は青い 雲は白い 風がふいて 木々を揺らす 君…

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【詩】桜を見ていますか

春がめぐって桜が咲くと  どこか切ない 君とふたりで桜を見た日  思い出すから 桜を見てた…

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【詩】遠い空の下

あなたの便りが 最後にきたのは 何年前だろう 今どうしているのか  噂さえ聞かない 行き交…

33

【詩】キッチン

タマゴを買ってくると 君は部屋を出た ドアのむこうで泣いていた 君は少し泣いていた 町に…

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【詩】シーズン

「好きな人がいる」 あなたが私に話した次の日  あなたの笑顔がもっと愛しくなった 季節が…

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【詩】ウインター・モーニング

凍えそうな寒い朝の 冷たさに足を止めた やりきれない出来事が 昨日まで続いてた あなたが好きと言っていた ケヤキの木が風にゆれた 古いコートを着直して 僕はまた歩き出す 繰り返す毎日 立ち止まるたびに あなたの言葉を ひとつひとつ噛み締めてみる まだやるべきことは 見つからないけれど 歩き続けたら あなたが願った 僕になれますか 真っ白な朝の風が 頬をたたいて通り過ぎた やりきれない出来事に 昨日までうつむいてた あなたがいたあの冬の日と 変わらない遠い