草彅剛さん主演のドラマ「罠の戦争」
3/27が最終回でした。

展開がやや強引なところもありましたが（失礼）
毎週の１時間枠にギュっと詰めこんだ物語に毎回ドキドキハラハラでした。
ラストは私好みの笑、着地で面白かったです。

今回、久しぶりに主演の鷲津亨を演じた草彅剛さんの連続ドラマを見て
つくづく草彅剛という俳優は映画や舞台もいいのだけれど、
テレビドラマでさらに輝きを増す俳優だと思いました。

ヘンな言い方ですが、お芝居がテレビ画面に負けていないというのか
「テレビの作られた世界」を演じているとわかっているけれど
彼の作りすぎない（ように見える）お芝居は
静かなリアルさを感じさせてくれて
ドラマと観ている側の実世界の間にある距離を
近づけたり遠ざけたりしてくれているように思います。
（映画の場合はまた映画との距離感があると思いますが。）

今回の役は草彅さんにピッタリで、やがて権力に操られるまでの変わりようは見事でした。

そして
さらに圧巻だったのが片平なぎささん！
いや、もう政治家にしか見えませんでした。

ただ欲を言えば
最終話は展開が盛りだくさんすぎて
ダイジェスト版を観ているような感じもありました。
全１１話でおさめるのはもったいない…テレビ朝日の「相棒」のように2クールでも観たかったですね。
鷲津が権力の罠に落ちるところや井川遥さん演じた奥さんの可南子さんが
未来を決意するまで、などをもう少し丁寧に描いて欲しかったかなあ、と。

でもあのラストシーンは
シーズン2とか？続編がありそうな終わり方だったかも。

期待しちゃいますね。

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