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【エッセイ(ミニ)】辺野古大執行訴訟判決・国が勝訴

沖縄県宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設先になっている名護市辺野古沖の地盤の改良工事をめぐる裁判。
本日、福岡高等裁判所那覇支部は
「工事の申請を承認せずに放置することは社会公共の利益を侵害する」として沖縄県に対して判決文を受け取った翌日から土日を除く3日以内に工事を承認するよう命じました。
期限を過ぎても県が承認しなければ、国が県に代わって工事を承認する「代執行」を行うことが可能となり改良工事が進む見通しになりました。

世界情勢を鑑みても
沖縄から全てのアメリカ軍基地を撤退させることは現段階では現実的ではないでしょうけれど

移設先となっている
埋め立て予定海域で見つかったマヨネーズ状とされる軟弱地盤を強化するために
66ヘクタールの海域でおよそ7万1000本の杭を海底に打ち込むとのこと。
軟弱地盤は、最も深いところで、およそ90メートル、そこに70メートルの深さまで杭を打ち込む予定で
専門家によるとこの深さの工事はこれまで国内では実施されたことがないのこと。
また、深さや地質が場所によって違うことなどから定期的な補修が必要になるとされ
さらなる改良工事や埋め立てなど、すべての工事や手続きが終わって
移設が可能になるまでには12年ほどかかると発表されています。

この12年という数字は
例えば台風などの自然災害や
ロシア、ウクライナの情勢によっては様々ものが値上がりするなどとした場合変わるのでは?
防衛省は9,300億円と予算計上されていますが
埋め立て14%で半分を使い切ったとの報道もあります。
大阪万博の予算についてもあれこれそれと議論されていますが
改良工事にはそれどころではない税金が使われるかもしれません。
そもそも本当にマヨネーズ状の地盤の改良工事は上手くいくのか。。。
まさか完成するかわからない工事に多くの税金が使われることはないですよね。。
そして完成まで普天間基地の固定化は避けられないのか。。

いずれにしても
今日は沖縄にとって大きな一日でした。

↑ここに書かれていることが、
沖縄で起きていることが、
どうか通じますように。
戦争や侵略も怖いですが同じくらいに
世間の「無関心」も怖いのです。


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