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【詩】横顔

君が指さした向こう
それは君のすべて
君が欲しい世界

君が
ときどき
泣いてるのを僕は知っている

君は
なんにも
できないでいる僕を知っている

出会って
ずいぶん経ったね

僕らの
行き先は
違うかもしれない

もっと素直に
なれたなら
怖がらずに
いられたら

何もかも
叶っていたのに

僕は
君の横顔を見ている
君は
遠い向こうを見ている

あの日

知らないことが
あることに
怯えてた僕らは

互いの手を重ねてた

君の手が
離れてゆく
僕の手は
あの日のまま

君の愛が
離れてゆく
僕の愛は
あの日のまま


僕は
君の横顔を見ている
君は
遠い向こうを見ている



☆☆ミニ作品解説とおしゃべり☆☆

終わりゆく愛が書きたくなりました笑。
誰かを好きになるときは理由はわからないのに
離れてゆくときにはちゃんと理由がわかるんですよね…。

読んでくださる方が情景や人物の表情などイメージしやすいかな?と考えたら
やっぱりシンプルな言葉を選んでしまいます。
どんな横顔が浮かびましたでしょうか…。



この作品には著作権があります。
©︎2024松本アニー

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