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【本棚25】《政宗の夢と詩郷》ストーリーとリスト

さて、10月の本棚テーマ

《楕円風景Ⅴ 仙台1.5  政宗の夢と詩郷》

《ストーリー》と《リスト》
です。いよいよ楕円風景シリーズ最終回☆

《ストーリー》

「馬上少年 過ぐ…」

政宗には夢があった
東北から天下が平らかになることを

政宗には夢があった
慶長の大津波から復興することを

政宗には夢があった
はるかなるローマと交易することを

政宗には夢があった…

サン・ファン・バウティスタ号の夢を継ぎ、
現代の船大工らが復元船をつくった
2011年の津波も乗り越えた

なのに…

今年解体

破片は、いま、ひそかに《石巻タワー》の下にある

「再生/リボーン」

という名の祭の中で…

近未来、白髪の少年が都市を見わたす

「…楽しまずして是《これ》を如何《いか》にせん…」

パンスイ
トウソン
近代詩の双璧は、
この街から言葉を紡いだ

澄んだサウンド
緻密なストーリーテーリング
冬と春のあわい…
様々な街の表情が言葉で、織りなされた

大地震と大津波の

危機をくぐった
記憶を眠らせず、
聞き合う

芸術家、詩人、学者、市民たち…
による、絶え間ない営みが
新たな文化を生み出している

大宮から最速一駅
あいちと石巻、も挿入しながら、
《楕円風景》
の最終章を

仙台

で飾ります^_^

《リスト》
※は既出
※⭐︎ 『図録 特別展 慶長遣欧使節出帆400年・ユネスコ世界記憶遺産登録記念「伊達政宗の夢―慶長遣欧使節と南蛮文化」』仙台市博物館 、2013
※ ⭐︎『政宗の夢 常長の現 慶長使節四百年』濱田直嗣、河北新報出版センター、 2012
☆『バンスイ、トウソン ヲ イマ ヨム。』武田こうじ、イーピー 風の時編集部、2010

☆『仙台、言葉の幸。 : せんだい現代文学案内』仙台文学館、2008
※⭐︎『仙台本屋時間 Time in a Bookshop-Sendai』前野久美子 企画・編集、Biblantern 、2021
☆『仙台ぐらし』伊坂幸太郎、荒蝦夷、2012
※⭐︎ 『貝に続く場所にて』石沢 麻依、講談社、2021

☆『光に手をかざして』福田美里、2021

☆『震災学』創刊号、東北学院大学、2012
☆『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』瀬尾夏美/高森順子/佐藤李青/中村大地/13人の手記執筆者、生きのびるブックス 、2022
☆『危機の時代を生き延びるアート』橋本誠・影山裕樹、千十一編集室、2021
※⭐︎『震災とアート:あのとき芸術に何ができたのか』倉林靖、ブックエンド、2013
※ ⭐︎『石巻学』vol.1 創刊号、石巻学プロジェクト、2015
※⭐︎『リボーンアート・フェスティバル公式記録集』アートダイバー、 2019
※ ☆『みんなでまもった美術館 宮城県美術館の現地存続運動 全記録』宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク、2021
※⭐︎『とても小さな理解のための』向坂くじら、しろねこ社、2022
《特設 国際芸術祭「あいち2022」行きます》
※⭐︎公式カタログ『あいちトリエンナーレ2019 情の時代 Taming Y/Our Passion』 あいちトリエンナーレ実行委員会、2020
※⭐︎ 『ReFreedom_AICHI活動記録集 あいちトリエンナーレ』ReFreedom_AICHI、2020
☆『歌集 ここでのこと』谷川電話、戸田響子、小坂井大輔、寺井奈緒美、辻聡之、野口あや子、千種創一、惟任將彥、山川藍、ElVIS PRESS、2021
☆『Neverland Diner 二度と行けない名古屋のあの店で』ON READING 編、ケンエレブックス、2021

☆『いのちをつなぐ海のものがたり 』矢田勝美、ラトルズ、2012
【冊子】 
「国際芸術祭あいち2022ガイドブック」
「エエトコタント 岐阜市2022」
「シビックプライドライブラリー ぎふメディアコスモス」
「せんだいメディアテーク2001-2021」
「市民のための 仙台防災枠組」


好音本棚の過去記事は以下に


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