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介護業界の救世主⁉人工知能がもたらす未来

 noteクリエイターの花やです。今日は『人工知能と介護』についてお話します。昨今、少子高齢化が進んでおり、介護業界の問題は、喫緊の課題であることは間違いありません。
 
 前半では、介護業界の現状の課題・問題点についてお話します。後半は、それらの問題を人工知能でどのように解決するか・これからの時代に求められる人材の要件についてお話をしてきます。最後までお付き合いください。


介護業界における課題

 介護業界において人工知能の活用についてお話するにあたり、現在の業界における課題や問題点についても触れていきます。

介護人材の不足


 介護業界において最も喫緊の課題は人材不足だと考えられます。平成以降、高齢化が急速に進んでいるため、介護サービスを利用する高齢者が増加していることがその原因です。
 
現在の介護人材数は2019年時点で211万人ですが、厚生労働省からは2025年には32万人の人材が不足するとの予測が出されています。さらに、その後も不足が続く見通しです。
 
そのため、介護の求人募集が多くなっている状況があります。政府も介護人材の確保のために、人材の流動性を図るなどの施策を進めているという実情があります。

介護職の賃金の問題


 介護職員の賃金の問題も見過ごせません。日本社会全体での平均賃金が、30年間上昇していいませんよね。
 
介護業界においてはそれがとても深刻な状況です。業務内容にしては賃金が低すぎるのが現状です。それが、介護人材の不足に拍車をかけているのではともいます。
 
介護の現場は、一般的に3Pと言われるほど過酷と見られています。そのうえで賃金が低いとなると、若い人材が集まらないのは無理がありません。また雇用の流動性において、転職先として介護が選択筋に入らないのが現状です。

介護施設の不足


 介護職員の賃金の問題も見過ごせません。日本社会全体での平均賃金が、30年間上昇していないという状況下、介護業界においてはそれがとても深刻な問題となっています。
 
業務内容に比べて賃金が低すぎるため、介護人材の不足が拍車をかけているのではないかと考えられています。

介護の現場は、一般的に3K(きつい、危険、汚い)と言われるほど過酷な環境であり、その上で賃金が低いと若い人材が集まらないのは無理がありません。また、雇用の流動性において、転職先として介護が選択肢に入らないのも現状です。

一人当たりの介護サービスの質低下


  人材不足は、介護サービスの質の低下につながる可能性があります。介護職員が担当する利用者の数が増えると、十分なサービスを提供できなくなります。

その結果、利用者の介護度が悪化する可能性があります。また、人材不足による事故も起こり得ます。例えば、職員の目を盗んで利用者がベッドから転落し骨折するなどのリスクがあります。
 
これらの課題が複合的に重なっているため、単純な解決策は存在しません。そこで、人工知能の活用が求められます。次の章では、介護業界での人工知能の活用について詳しく説明していきます。

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